【FP3級 DAY12】保険料と給付額の仕組み(計算)
【FP3級 DAY12】保険料と給付額の仕組み(計算)
社会保険料と給付額の算定方法を理解し、計算問題を攻略しよう!
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Contents
🎯 今日のテーマ
「社会保険料と給付額の算定方法を理解する」
試験では"どのように保険料が決まり、給付額が算定されるか"を計算問題として問われます。
保険料の負担割合、給付額の計算基準を正確に覚えることが重要です。
📗 学習ポイント
🔹 1. 保険料の算定基準
📊
標準報酬月額ベース
- 健康保険
- 厚生年金
- 介護保険(40歳以上)
計算式:
標準報酬月額 × 保険料率
標準報酬月額 × 保険料率
💰
賃金総額ベース
- 雇用保険
- 労災保険
計算式:
賃金総額 × 保険料率
賃金総額 × 保険料率
📌 ポイント:算定基準が標準報酬月額か賃金総額かを正確に覚える
🔹 2. 保険料の負担割合
💼 誰が保険料を負担するか
🤝
労使折半
- 健康保険
- 厚生年金
- 介護保険
- 雇用保険
🏢
事業主全額負担
- 労災保険
👤
個人全額負担
- 国民健康保険
- 国民年金
🔹 3. 給付額の算定方法
💡 主要な給付額計算
🏥 傷病手当金
標準報酬日額 × 2/3
(連続3日の待期期間後、4日目から支給)
🍼 出産手当金
標準報酬日額 × 2/3
(産前42日+産後56日間)
💼 基本手当(失業給付)
賃金日額 × 50~80%
(年齢・賃金水準により変動)
👴 介護保険
自己負担:1割・2割・3割
(所得水準により決定)
✏️ Day 12 ミニ確認テスト(○×形式)
各問題について、正しいと思う場合は「○」、間違っていると思う場合は「×」を選択してください
Q1
健康保険の保険料は、原則として「標準報酬月額×保険料率」で算出される。
Q2
厚生年金の保険料は労使折半で負担する。
Q3
健康保険の傷病手当金は「標準報酬日額の3分の2」が支給される。
Q4
雇用保険の保険料は、労働者だけが負担する。
Q5
介護保険の自己負担割合は一律1割である。
🗺️ 今日のゴール
- ✅ 保険料算定の基準(標準報酬月額 vs 賃金総額)を理解する
- ✅ 保険料の負担割合(労使折半・事業主負担・個人負担)を覚える
- ✅ 給付額の計算方法(標準報酬日額×割合など)を把握する
📝 DAY12まとめ
📌 保険料と給付額の整理
📊 保険料の算定基準
- 標準報酬月額ベース
健康保険・厚生年金・介護保険 - 賃金総額ベース
雇用保険・労災保険
💼 保険料の負担者
- 労使折半
健康保険・厚生年金・介護保険・雇用保険 - 事業主全額負担
労災保険 - 個人全額負担
国民健康保険・国民年金
🔍 試験でよく出る計算問題
- 傷病手当金:標準報酬日額 × 2/3(連続3日の待期期間後)
- 出産手当金:標準報酬日額 × 2/3(産前42日+産後56日)
- 基本手当(失業給付):賃金日額 × 50~80%(年齢・賃金により変動)
- 介護保険の自己負担:1割・2割・3割(所得水準により決定)
📊 覚え方のコツ
「標準報酬月額で保険料、標準報酬日額で給付額、2/3が基本」
(健康保険・厚生年金・介護保険は標準報酬月額ベース、給付額は標準報酬日額×2/3が多い)
(健康保険・厚生年金・介護保険は標準報酬月額ベース、給付額は標準報酬日額×2/3が多い)
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