国民健康保険とは?自営業やフリーランスの"もしも"に備える医療保険

利率のイメージ

国民健康保険とは?自営業やフリーランスの"もしも"に備える医療保険

会社員以外の人を守る公的医療保険制度


📌 国民健康保険とは?

国民健康保険(こくほ)とは、会社などに勤めていない人が加入する医療保険制度です。
たとえば、自営業者、フリーランス、学生、無職の人などが対象で、医療費の自己負担を軽減するために加入します。

💡 重要なポイント

サラリーマンが入る「健康保険(協会けんぽ等)」とは制度が異なります!
自営業・フリーランス専用の医療保険制度です

🧑‍🎨 加入対象はどんな人?

加入する人の例 補足
自営業者 飲食店、美容師、農業、個人事業主など
フリーランス デザイナー、ライター、エンジニア等
学生・アルバイト 親の扶養を外れた場合や就職前の期間
退職して無職の人 任意継続保険の対象外・終了後に加入
扶養のない無職の人 年金生活者や専業主婦で配偶者の扶養外など

📝 重要な手続きポイント

会社を辞めた場合、自動で切り替わるわけではないため、「14日以内に市区町村役所での手続き」が必要です。

🏥 国民健康保険の保障内容

主な保障内容 概要
療養の給付 医療機関での自己負担は原則3割
高額療養費制度 医療費が高額になった場合に払い戻しあり
出産育児一時金 出産時に42万円支給(条件あり)
葬祭費(埋葬料) 加入者が亡くなった場合、葬祭費用が支給される

🚨 注意!国民健康保険にはないもの

「傷病手当金」や「出産手当金」は、国民健康保険にはありません。

💰 国民健康保険の保険料のしくみ

会社員と異なり、保険料は全額自己負担です。

保険料の内訳 説明
所得割 前年の所得に応じて決まる(所得が高いほど高額)
均等割・平等割 加入人数や世帯単位で定額課税
資産割(自治体による) 固定資産税等に応じて課税されることがある
減免制度 所得が一定以下の場合、軽減措置がある

📌 保険料の目安

保険料は自治体によって違います。年10万〜80万円程度と幅があるため、事前確認が大事

🛠️ 国民健康保険に加入する手続き

タイミング 手続き方法
退職後 14日以内に役所で申請が必要
転入時 新しい自治体での再加入が必要
扶養から外れたとき 自分で加入手続きが必要

📋 必要なもの例:

📄
マイナンバーカードまたは本人確認書類
📋
前の保険証(退職証明など)
💳
印鑑・通帳(口座振替の場合)

🧾 払いすぎた場合はどうなる?

高額療養費制度や出産育児一時金などの給付は、自分で申請しなければ受け取れません。

制度名 ポイント
高額療養費制度 事後申請で払い戻し可能
出産育児一時金 直接支払制度の医療機関なら手続き不要

💡 重要な注意点

多くのケースで"申請忘れ"による損失が起きています。

🎓 FP3級での出題ポイント

項目 頻出度 出題形式
加入対象と手続き ★★★★☆ 択一・正誤問題
給付内容(有無の比較) ★★★★☆ 選択問題
保険料の算出の考え方 ★★★☆☆ 文章理解問題など

✅ 健康保険との違い比較(復習)

項目 国民健康保険 健康保険(会社員向け)
加入対象 自営業・フリーランス等 会社員・公務員など
保険料の負担者 本人のみ 会社と本人で折半
傷病手当金あり? × なし ○ あり
出産手当金あり? × なし ○ あり

📌 共通点

出産育児一時金は両者とも原則支給されます。

カイピヨくん

🐥 カイピヨくんのひとこと

「会社に勤めてなくても、医療の安心は守られてるピヨ!"こくほ"って、自由な働き方の味方ピヨ!」


🚀 もっと詳しく学ぼう

国民健康保険制度を理解したら、次は実際のライフプランに活かしてみましょう!
自営業・フリーランスの方の医療費リスクに対する備えを具体的に検討することが大切です。

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です