【FP3級 DAY66】不動産・相続分野の復習
【FP3級 DAY66】不動産・相続分野の復習
権利関係・登記・税制・相続分割の計算を横断的に復習!得点源となる重要分野を一気に整理
🎯 今日のテーマ
不動産・相続分野はFP3級試験で確実に得点したい重要分野。
権利関係・登記・税制・相続分割の計算など横断的な出題パターンを攻略しましょう。
📝 学習ポイント(総整理)
🏠 1. 不動産の基本
📋 登記簿の構造
表題部
物理的状況を記載
記載内容:
・所在地・地目・地積
・建物の構造・床面積
・建築年月日
・所在地・地目・地積
・建物の構造・床面積
・建築年月日
権利部
権利関係を記載
記載内容:
・所有権・抵当権
・地上権・賃借権
・その他の権利
・所有権・抵当権
・地上権・賃借権
・その他の権利
📈 不動産評価方法
| 評価方法 | 用途 | 特徴 |
|---|---|---|
| 公示価格 | 基準価格 | 国土交通省が公示 |
| 路線価 | 相続税・贈与税 | 公示価格の約80% |
| 固定資産税評価額 | 固定資産税 | 公示価格の約70% |
| 基準地価 | 参考価格 | 都道府県が調査 |
🧮 不動産取得税計算機
💰 2. 不動産にかかる税金
📊 不動産税金一覧
登録免許税
所有権移転登記:評価額 × 2%(特例あり)
不動産の登記を行う際に課税される国税
固定資産税
毎年1月1日時点の所有者に課税(1.4%)
市町村が課税する地方税
不動産取得税
固定資産税評価額 × 3%(住宅の場合)
不動産取得時に一度だけ課税される地方税
📐 譲渡所得の計算
譲渡所得 = 譲渡価格 - 取得費 - 譲渡費用
この譲渡所得に対して所得税・住民税が課税されます
🧮 譲渡所得計算機
👪 3. 相続の基本
👥 法定相続人
配偶者は常に相続人
第1順位:子(直系卑属)
第2順位:直系尊属(父母・祖父母)
第3順位:兄弟姉妹
⚖️ 法定相続分
配偶者 + 子
配偶者 1/2 + 子 1/2
配偶者 + 直系尊属
配偶者 2/3 + 直系尊属 1/3
配偶者 + 兄弟姉妹
配偶者 3/4 + 兄弟姉妹 1/4
🧮 法定相続分計算機
⚖️ 4. 遺産分割・遺留分
📊 遺産分割の流れ
① 遺産分割協議
↓
② 相続人全員の合意
↓ 合意に至らない場合
③ 家庭裁判所の調停
↓ 調停不成立の場合
④ 家庭裁判所の審判
💎 遺留分
最低限の権利として保障される相続分
遺留分がある人
配偶者・子・直系尊属
遺留分がない人
兄弟姉妹
📏 遺留分の割合
| 相続人 | 遺留分の割合 | 備考 |
|---|---|---|
| 配偶者+子 | 1/2 | 法定相続分の1/2 |
| 配偶者+直系尊属 | 1/2 | 法定相続分の1/2 |
| 直系尊属のみ | 1/3 | 法定相続分の1/3 |
| 兄弟姉妹 | なし | 遺留分なし |
📋 5. 実技での出題パターン
📝 典型的な出題例
問題例:
「不動産評価額5,000万円、相続人は配偶者+子2人。
相続税の基礎控除はいくらか?」
相続税の基礎控除はいくらか?」
解答:
3,000万円+600万円×3人=4,800万円
3,000万円+600万円×3人=4,800万円
🎯 複合問題のパターン
パターン1:不動産評価額 → 相続税計算
パターン2:法定相続分 → 各人の取得額
パターン3:譲渡所得 → 税額計算
パターン4:小規模宅地等の特例適用
📝 演習ミニチェック(10問)
🧭 理解度チェック
不動産・相続分野の重要ポイントから10問の確認問題です
Q1. 登記簿の権利部には、所有権・抵当権の記載がある。
Q2. 不動産取得税は取得価格に対して課税される。
Q3. 固定資産税は毎年4月1日時点の所有者に課税される。
Q4. 譲渡所得の計算式は「譲渡価額-取得費-譲渡費用」である。
Q5. 法定相続人に配偶者は常に含まれる。
Q6. 子と配偶者が相続する場合、法定相続分は配偶者1/3、子2/3である。
Q7. 相続税の基礎控除額は「3,000万円+600万円×法定相続人」である。
Q8. 遺留分は兄弟姉妹にも認められる。
Q9. 登録免許税は不動産の所有権移転登記にかかる税金である。
Q10. 実技試験では不動産評価額をもとに課税額を求める問題が出題される。
✅ 今日のまとめ
• 不動産は「登記・評価・税金」の3点セットで整理
• 相続は「法定相続分」「基礎控除式」が頻出計算問題
• 遺留分は兄弟姉妹を除く → 試験に出やすいひっかけポイント
• 実技は「計算過程」を書けるよう練習が重要
⏭️ 次回予告
Day67では 学科ミニ模試(30問) を実施します。
これまでの学習を一気にアウトプットし、弱点発見につなげましょう!

