老齢基礎年金とは?"最低限の老後資金"を支える公的年金の土台

老齢基礎年金のイメージ

老齢基礎年金とは?"最低限の老後資金"を支える公的年金の土台

全国民共通の年金制度の基礎部分


📌 老齢基礎年金とは?

老齢基礎年金とは、国民年金に加入していたすべての人が、一定の要件を満たすことで65歳から受け取れる公的年金です。
「すべての人に共通する土台の年金」であり、年金制度の"1階部分"にあたります。

💡 重要なポイント

自営業でも会社員でも、まずはこの老齢基礎年金が"基本"になります!

👤 受け取れる人の条件は?

以下の要件を満たせば、老齢基礎年金を受給できます。

✅ 受給要件

条件項目 内容
年齢 原則65歳から受給可能
保険料納付期間 原則10年以上(免除・猶予期間も含めて)
対象となる制度 国民年金(第1号~第3号すべて)

📌 制度改正

以前は「25年以上の納付」が必要でしたが、2017年から「10年」に短縮されました。

💰 もらえる金額(2025年度予定)

💎 支給額の詳細

📅

満額の年金額

年額 約814,800円
(= 月 約67,900円)
📊

納付不足の場合

月額に反映
(40年満額が基準)
💳

受取方法

年6回
(偶数月に2か月分まとめて)

💡 満額条件

40年間(480ヶ月)納めて初めて「満額支給」となります。

🧮 支給額の計算方法(概算)

📊 計算式

814,800円 ×(納付月数 ÷ 480ヶ月)

📝 計算例

例:30年間(360ヶ月)納付した場合
814,800円 × 360 ÷ 480 = 約611,100円/年

🛠️ 繰上げ・繰下げ受給も可能!

繰上げ受給

60〜64歳で早くもらう
(1ヶ月あたり0.4〜0.5%減額)

繰下げ受給

最大75歳まで遅らせて受給
(1ヶ月あたり0.7%増額)

📌 重要な注意点

繰上げ・繰下げは一度選ぶと変更不可なので注意が必要です!

👥 会社員・公務員も対象?

はい、厚生年金(第2号)に加入していた人も、老齢基礎年金を同時に受給します。

🏗️ 年金の二階建て構造

年金の構造 内容
1階:老齢基礎年金 全国民共通の部分
2階:老齢厚生年金 会社員・公務員向けの上乗せ

💡 重要

老齢基礎年金は、だれでももらえる"最低限の年金"です!

📄 受給手続きはどうする?

項目 内容
手続き開始時期 誕生月の3か月前から申請可能
提出先 最寄りの年金事務所または市区町村の窓口
必要書類 年金請求書、本人確認書類、通帳など

📝 安心サポート

年金機構から「請求書のお知らせ」が届くので、忘れずに手続きを!

🎓 FP3級での出題ポイント

項目 頻出度 出題形式
支給要件と金額 ★★★★★ 択一・計算問題
繰上げ・繰下げ制度 ★★★★☆ 正誤・シミュレーション
受給資格期間の緩和(10年) ★★★☆☆ 改正内容を問う問題

✅ よくあるQ&A

Q. 10年しか納めていないけど、もらえる?

✅ はい、10年で受給資格あり。ただし金額は満額になりません。

Q. 60歳からもらえるって本当?

✅ 可能ですが、減額(最大30%超)になるので慎重に判断を!

Q. 学生時代の免除期間はどうなる?

✅ 学生納付特例も、受給資格期間にカウントされます。

🛠️ ライフプランと老齢基礎年金

ライフイベント 関連ポイント
就職・進学 国民年金の納付義務開始(20歳〜)
無職期間 免除・猶予制度を利用して納付記録を守る
老後生活 最低限の生活資金として重要なベースになる
離職・独立 国民年金へ切り替えて納付継続が必要
カイピヨくん

🐥 カイピヨくんのひとこと

「老齢基礎年金は"全員もらえる年金"ピヨ!コツコツ納めて、未来の安心を手に入れるピヨよ〜!」

✅ まとめ

ポイント 説明
全国民共通の基礎年金 国民年金加入者全員が対象の年金制度の1階部分
受給資格は10年から 2017年改正で25年から10年に短縮
満額は年約81万円 40年納付で年814,800円(月約6.8万円)

🚀 老齢基礎年金で老後の土台を築こう

老齢基礎年金は全国民に共通する年金制度の土台です。
10年以上の納付で受給資格を得られるので、未納期間がある場合は免除・猶予制度も活用しましょう!

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