🚨 なぜ年末年始に水回りトラブルが多発するのか

年末年始は、帰省や来客で水回りの使用頻度が急増します。普段は気づかなかった問題が一気に表面化し、さらに業者が休みに入るため、焦って悪質業者に依頼してしまうケースが後を絶ちません。

✅ 高額請求が起きる3つのパターン

パターン	手口
①広告の低価格表示	「950円〜」「2,980円〜」と表示しながら、実際には基本料金に加えて「作業代」「出張費」「深夜料金」「部品代」などを次々に追加し、数万円〜数十万円に
②不安を煽る	「このままでは大変なことになる」「今すぐ交換しないと」と契約を急かし、冷静な判断をさせない。利用者に考える余地を与えない悪質な行為
③見積もりなしで作業	事前の見積もりや説明なく作業を始め、終了後に高額請求。「修理は終わった」という状況で支払いを拒否しにくい心理を突く

🛡️ 水道局指定工事店とは？— 安全な業者選びの第一歩

水道局指定工事店とは、正式には「指定給水装置工事事業者」と呼ばれ、各自治体の水道事業者（水道局など）から「水道法に基づいて適切に工事を行える」として認定を受けた工事店のことです。

✅ 指定工事店に依頼する3つのメリット

メリット	内容
①技術と設備の保証	一定水準以上の技術と設備が整っている証。給水装置工事主任技術者が在籍し、適切な工事が可能
②水道局による監督	水道局が指定工事店を管理。悪質な営業活動や問題対応があれば認定取り消しの権限を持つため、真面目な対応が期待できる
③水道料金の減免対象	故意でない水漏れで水道料金が高額になった場合、指定工事店の修理であれば減免申請が可能（多くの水道局で条件の一つ）

⚡ 緊急時の正しい対応手順 — 5ステップ

ステップ	内容
Step1: 応急処置	漏水等が激しい場合、修理が終わるまで、漏水している器具の止水栓か、自宅配管の元栓から止める。慌てて業者を呼ぶ前に、まず被害拡大を防ぐ
Step2: 指定業者を検索	自治体のホームページで「指定給水装置工事事業者」のリストを確認。Google検索の広告は悪質業者が混ざっている可能性あり
Step3: 複数社に見積依頼	可能であれば2〜3社に見積もりを依頼。料金相場を把握し、極端に高額な業者を避ける
Step4: 書面で見積確認	見積もりは必ず書面で。口頭のみの説明は後でトラブルの元。内訳、総額、追加料金の可能性を確認
Step5: 納得してから契約	「今すぐ契約しないと」と急かされても、納得できるまで契約しない。不安を煽る業者は要注意

⚠️ もしも高額請求されてしまったら — 対処法

✅ 高額請求された場合の対処法

• その場で全額支払わない
  「修理は終わった」と言われても、納得できない金額はその場で全額支払わない。「後日確認してから支払う」と伝える
• 見積書と請求書を保管
  事前の見積書（口頭でも内容をメモ）と実際の請求書を保管。両者の差異が証拠になる
• 消費生活センターに相談（188）
  翌日、必ず消費生活センター（188）に相談。専門の相談員が対応方法をアドバイスしてくれる
• 水道局に連絡
  指定工事店であれば、水道局に報告。悪質な場合は指定取り消しの可能性もあり、業者側も対応を改める可能性がある
• 弁護士に相談
  金額が大きい場合は、弁護士に相談。不当な請求であれば、減額や返金の交渉が可能

📚 エビデンス・参考情報