年末調整で損してない?自分で申告して"お金を取り返そう
💰 年末調整で損してない?
自分で申告して"お金を取り返そう"
会社任せで見落とされがちな「戻るはずだったお金」の話
自分で動かないと、戻らないお金がある
通勤中やスキマ時間に、音声で年末調整・確定申告について学習できます
※音声と記事の内容は同じです。お好みの方法で学習してください
🎮 あなたの還付マスターレベル
完了
計算
完了
作成
マスター
📌 はじめに|年末調整="全部終わり"だと思っていませんか?
「年末調整は会社がやってくれるから大丈夫」
「確定申告は自営業の人がやるもの」
──そう思っている人、実はかなり多いです。
でも現実はこう👇
年末調整の現実
年末調整は"会社が把握できる範囲"しか処理されない
つまり
👉 自分で動かないと、戻らないお金がある
しかもその金額、数千円〜数万円になることも珍しくありません。
💡 結論|年末調整で損する人の共通点
- 書類を「とりあえず出した」
- よく分からない欄は空欄にした
- 医療費や寄付は「関係ない」と思った
- 年末調整後は"何もしない"
👉 この状態、かなり危険です。
① そもそも年末調整で「戻らないお金」とは?
年末調整は、主に👇を調整する制度です。
年末調整で処理されるもの
- 基礎控除
- 配偶者控除・扶養控除
- 生命保険料控除
- 地震保険料控除
- 社会保険料控除
📌 = 会社が把握できる or 書類提出が前提
逆に、年末調整では原則ムリなもの
- 医療費控除
- ふるさと納税(ワンストップ未申請・失敗)
- 副業収入の調整
- 年途中の退職・転職
- 控除証明書の出し忘れ
👉 これらは自分で確定申告しないと戻りません。
🔍 体験してみよう:損してない?3分セルフチェック
📋 YESが1つでもあれば要注意
以下の項目をチェックして、確定申告でお金が戻る可能性を診断しましょう
👉 YES=お金が戻る可能性あり
③ よくある「取り返せるお金」代表例
● 医療費控除
- 病院代
- 歯科治療
- 通院交通費(条件あり)
- 家族分も合算OK
▶ 年間 10万円超(または所得の5%超)で対象
医療費控除の詳細
本人だけでなく、生計を一にする配偶者や親族のために支払った医療費も合算できます。領収書やレシート、医療費通知を保管しておきましょう。
● セルフメディケーション税制
- 市販薬(対象マーク付き)
- 健康診断を受けていることが条件
▶ 医療費控除よりハードルが低い場合あり
● ふるさと納税の申告漏れ
- ワンストップ特例の出し忘れ
- 6自治体以上寄付した
▶ 確定申告すれば全額反映される
ふるさと納税の注意点
ワンストップ特例は5自治体までが条件。6自治体以上に寄付した場合や、ワンストップ特例の申請を忘れた場合は確定申告が必要です。
● 年途中の退職・転職
- 年末調整を受けていない
- 前職の源泉徴収票が反映されていない
▶ 払い過ぎた税金がそのままになっていることが多い
● 住宅ローン控除(1年目)
- 住宅ローンを組んで家を買った初年度
- 2年目以降は年末調整でOKだが、1年目は確定申告必須
- 借入金額の0.7%が控除(上限あり)
▶ 数十万円の還付になることも
住宅ローン控除の詳細
新築住宅の場合、年末の住宅ローン残高の0.7%が所得税から控除されます。控除期間は最長13年間。1年目は必ず確定申告が必要ですが、2年目以降は年末調整で処理できます。
● 配偶者控除・扶養控除の申告漏れ
- 配偶者の収入が減って控除対象になった
- 親や子どもを扶養に入れられることを知らなかった
- 年末調整で申告し忘れた
▶ 1人あたり38万円〜48万円の所得控除
配偶者・扶養控除の詳細
配偶者控除は配偶者の年間所得が48万円以下(給与収入103万円以下)の場合に適用。扶養控除は16歳以上の親族が対象で、70歳以上の同居親族なら控除額が増額されます。
💰 体験してみよう:還付金シミュレーター
🧮 いくら戻る?簡易計算
あなたの状況に応じて、還付金の目安を計算してみましょう
※医療費控除とセルフメディケーション税制は選択適用です
④ 実践編|自分でお金を取り返す具体的なやり方
STEP1|必要書類を集める
最低限これ👇
- 源泉徴収票(会社から)
- 医療費の明細(レシート or 医療費通知)
- 控除証明書(保険・寄付など)
- マイナンバー
📄 体験してみよう:必要書類チェッカー
✅ 何が必要?書類チェックリスト
確定申告に必要な書類を確認しましょう
STEP2|確定申告方法を選ぶ
おすすめ①:e-Tax(スマホOK)
- マイナンバーカード
- スマホ or PC
- 画面に従って入力するだけ
👉 初めてでも意外と簡単
おすすめ②:紙で提出(不安な人向け)
- 国税庁サイトで様式DL
- 税務署に郵送 or 持参
STEP3|「還付申告」は5年前までOK
- 年末調整後でもOK
- すでに終わった年分でもOK
👉 「去年の分、やってなかった…」でも間に合う
還付申告の期限
還付申告は、確定申告の期間(2月16日〜3月15日)とは関係なく、還付の対象となる年の翌年1月1日から5年間提出可能です。
⑤ どれくらい戻る?(目安)
| ケース | 還付目安 |
|---|---|
| 医療費15万円 | 約1〜3万円 |
| セルフメディケーション税制 (対象医薬品2万円購入) |
約800〜2,600円 |
| ふるさと納税3万円 | 約2.8万円 |
| 住宅ローン控除(1年目) | 数十万円〜 |
| 配偶者・扶養控除の申告漏れ | 約2〜8万円 |
| 年途中退職 | 数万円〜十数万円 |
| 控除出し忘れ(生命保険等) | 数千円〜数万円 |
※所得・税率によって変動
⑥ よくある勘違い(要注意)
これらは完全に誤解です
- ❌ 確定申告=脱税っぽい
→ 完全に誤解。正当な権利 - ❌ 会社に迷惑がかかる
→ 関係なし - ❌ 今さらできない
→ 5年前までOK
⑦ エビデンス(公式)
参照した公式情報
- 国税庁:年末調整のしかた
- 国税庁:確定申告が必要な場合/不要な場合
- 国税庁:医療費控除
- 国税庁:寄附金控除(ふるさと納税)
- 国税庁:還付申告について
※すべて国税庁タックスアンサー・公式解説
まとめ|年末調整は「ゴール」じゃない
💡 重要ポイント
- 年末調整=最低限の調整
- 本当に正しい税額は自分しか把握できない
- 申告=難しい、ではなく「知らないと損するだけ」
👉 今年こそ
"取り返せるお金は取り返す"
これ、立派な家計防衛です。
❓ よくある質問
Q1: 年末調整で処理されない控除は何ですか?
医療費控除、セルフメディケーション税制、ふるさと納税(ワンストップ未申請・失敗)、副業収入の調整、年途中の退職・転職、控除証明書の出し忘れなどは年末調整では処理されず、確定申告が必要です。
Q2: 医療費控除はいくらから対象になりますか?
年間10万円超(または所得の5%超)で対象になります。病院代、歯科治療、通院交通費(条件あり)、家族分も合算できます。
Q3: 還付申告はいつまでできますか?
還付申告は、還付の対象となる年の翌年1月1日から5年間提出可能です。年末調整後でも問題なく、「去年の分、やってなかった…」でも間に合います。
Q4: e-Taxは難しくないですか?
マイナンバーカードとスマホまたはPCがあれば、画面に従って入力するだけで完了します。初めてでも意外と簡単で、紙での提出より早く還付されます。
Q5: 確定申告すると会社に迷惑がかかりますか?
いいえ、確定申告は個人の正当な権利であり、会社には一切関係ありません。年末調整後に自分で確定申告を行うことは全く問題ありません。


