0. 大前提：10万円の損は「詐欺」より「確認不足」で起きている

多くの人が
「騙されたわけじゃない」
「悪い人がいたわけでもない」
のに、気付いたら数万円〜10万円を失っています。

1. 【罠①】定期購入・サブスクの「最終確認画面」を見ていない

■ 典型例

• 初回500円で購入
• 実は定期購入
• 2回目以降9,800円
• 解約期限を過ぎてしまい、合計10万円近く支払う

■ なぜ起きる？

• 「定期購入」の表示が分かりにくい
• 重要条件がページ最下部・小文字
• 確認画面を流し見している

2. 【罠②】保険・保証の「免責条件」を確認していない

■ 典型例

• クレカ保険があるから安心
• 家電保証に入っていた
• 実際は「対象外」「期限切れ」

■ なぜ起きる？

• 「何でも補償される」と思い込む
• 免責条件を読んでいない
• 申請期限を把握していない

3. 【罠③】更新・解約期限を「そのうち」で放置

■ 典型例

• 無料期間終了を忘れる
• 年会費が自動更新
• 数年分ムダ払い

4. 【罠④】見積もり1社だけで即決

■ 典型例

• 引越し・修理・不用品回収
• 後から相場を知り後悔

5. 【罠⑤】「もう無理」と思い込んで確認しない

■ 典型例

• 支払ったから諦める
• 面倒で相談しない

まとめ：10万円を守る人は「確認を面倒がらない」

❓ よくある質問

Q1: 定期購入と気付かずに契約してしまいました。解約できますか？

特定商取引法では、最終確認画面で重要事項が明確に表示されていない場合、契約取消が可能です。すぐに事業者に連絡し、「定期購入と認識していなかった」「誤認して契約した」と伝えてください。消費生活センター（188）への相談で返金・解約成功事例は非常に多いです。

Q2: 保険に入っていたのに補償されませんでした。どうすればいいですか？

約款を再確認し、対象外の根拠条文を確認してください。加入時に「全部補償される」と説明されていた場合は説明義務違反の可能性があります。保険は金融ADR、保証は消費生活センターに相談すると、再審査・一部補償が認められる例があります。

Q3: 無料期間が終了して自動的に課金されました。返金してもらえますか？

すぐに解約し、事業者に交渉してください。「ほとんど使っていない」「気付いた直後」であれば、初回・直後なら返金対応される例があります。表示不十分・誤認があれば、消費生活センターで取消対象になる可能性があります。

Q4: 高額な請求をされてしまいました。どうすればいいですか？

まずクーリングオフが可能か確認してください。訪問販売・電話勧誘は対象の可能性があります。書面にない追加請求は支払い義務がありません。消費生活センターに相談すると、交渉代行してくれる場合も多いです。

Q5: 既に支払ってしまいました。もう諦めるしかないですか？

いいえ、支払後でも確認・相談することで取り戻せる可能性があります。契約書・メール・スクショなどの証拠を整理し、時系列メモを作成して、消費生活センター（188）に相談してください。早期相談で解決できた事例が多数あります。