老齢厚生年金とは?働いていた人がもらえる"報酬比例"の年金

老齢厚生年金のイメージ

老齢厚生年金とは?働いていた人がもらえる"報酬比例"の年金

会社員・公務員の老後を支える、年金制度の2階部分


📌 老齢厚生年金とは?

老齢厚生年金とは、会社員や公務員など厚生年金に加入していた人が、一定の条件を満たすと65歳以降にもらえる公的年金です。
国民年金(老齢基礎年金)に"上乗せ"される「2階建て構造」の2階部分にあたります。

💡 最大の特徴

働いていた期間が長く、収入が多いほど、年金額も増えます!

👤 受け取るための条件は?

✅ 受給条件

項目 内容
年齢 原則65歳から(※生年月日・性別で差異あり)
加入期間 厚生年金に1か月以上加入
その他 老齢基礎年金の受給資格(10年以上)が必要

📌 特別支給

女性や昭和36年4月2日以前生まれの男性には「特別支給の老齢厚生年金(報酬比例部分)」があります。

💰 もらえる金額の仕組み

老齢厚生年金は、報酬と加入期間に応じて決まる"報酬比例年金"です。

📊 計算式(ざっくり)

平均標準報酬 × 乗率 × 加入月数

📝 計算例

例:平均年収500万円、40年勤務 → 月額 約13万円前後(+老齢基礎年金)

📌 確認方法

実際の計算は複雑なので、「ねんきんネット」で確認がおすすめです。

🧮 モデルケース別・受取額イメージ(2025年度)

💰 年金月額の比較

モデル 老齢基礎年金 老齢厚生年金 合計月額
自営業(国民年金のみ) 約68,000円 約68,000円
会社員(年収400万円×40年) 約68,000円 約90,000円 約158,000円
高収入管理職 約68,000円 約150,000円 約218,000円

💡 仕組み

厚生年金は「積立型+報酬比例」なので、働いた分だけ将来に反映されます。

🏦 受給方法と注意点

項目 内容
受給開始時期 原則65歳(60歳からの「特別支給」あり)
支給頻度 偶数月に2か月分まとめて支給
申請先 年金事務所/ねんきんネット/役所など

🎯 こんな人に関係します

👔

フルタイム勤務

会社員・公務員で
フルタイムで働いていた人

パート勤務

加入条件を満たした
パートタイマーの人
🔄

転職・独立

過去に会社勤めをしていた
現在の自営業・主婦の人

📌 重要ポイント

一度でも厚生年金に加入していれば、老齢厚生年金は受給対象になる可能性があります!

🛠️ 働きながら受け取れる?(在職老齢年金)

働きながら年金を受け取る場合、収入によって支給額が減額・停止される仕組みがあります。

⚖️ 支給調整の基準

年齢 支給調整の有無
60〜64歳 月収+年金が28万円超で一部停止
65歳以降 月収+年金が47万円超で一部停止

💡 安心ポイント

調整対象となっても「差額はもらい損ねにはならず、あとで年金額に加算されます」。

🎓 FP3級での出題ポイント

項目 頻出度 出題形式
支給開始年齢 ★★★★★ 正誤問題・穴埋め問題
計算方法(報酬比例) ★★★★☆ 概算理解・文章読解
在職老齢年金の仕組み ★★★☆☆ 選択・文章理解問題

✅ よくあるQ&A

Q. 厚生年金に1年しか加入していなくても、もらえる?

✅ もらえます(老齢基礎年金の受給資格があればOK)

Q. 年金は「全額」もらえる?働いてたら減る?

✅ 在職老齢年金の調整あり。ただし「もらい損」はありません!

Q. 自営業でも過去に会社員ならもらえる?

✅ はい。過去に厚生年金加入歴があれば、その分が反映されます。

🛠️ ライフプランと老齢厚生年金

ライフステージ 関連するポイント
就職 厚生年金に自動加入(保険料は給与から天引き)
パートで勤務 条件を満たせば厚生年金対象に(将来の年金UP)
退職 将来の受給額が「固定」される
老後生活の設計 国民年金+厚生年金の"2階建て"が重要な収入源
カイピヨくん

🐥 カイピヨくんのひとこと

「厚生年金は"働いた分だけ増える年金"ピヨ!会社員・公務員の"ごほうび年金"ピヨ〜!」

✅ まとめ

ポイント 説明
報酬比例の上乗せ年金 働いた期間と収入に応じて年金額が決まる2階部分
1か月でも加入すればOK 短期間でも厚生年金加入歴があれば受給対象
在職中でも受給可能 一定条件で減額調整はあるがもらい損にはならない

🚀 老齢厚生年金で充実した老後を目指そう

老齢厚生年金は働いた分だけ将来の年金額が増える仕組みです。
会社員・公務員として働いた経験がある方は、ぜひ「ねんきんネット」で将来の受給額を確認してみましょう!

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です