終身保険とは?一生涯の保障と貯蓄性を兼ねた生命保険【FP3級対応】

終身保険のイメージ

終身保険とは?一生涯の保障と貯蓄性を兼ねた生命保険【FP3級対応】

一生涯続く保障と資産形成を両立する生命保険の基礎知識


♾️ 終身保険とは?

終身保険とは、「被保険者が亡くなるまで一生涯にわたって死亡保障が続く」タイプの生命保険です。
満期がないため、契約してからいつ亡くなっても必ず保険金が支払われるのが特徴です。

💎 終身保険の2つの大きなメリット

また、解約すれば解約返戻金を受け取れるため、貯蓄性のある保険としても知られています。

📊 終身保険の基本構造

🔍 終身保険の基本特徴

特徴 内容
保険期間 一生涯(終身)
保険料 終身 or 一定期間で払込完了(例:60歳払済など)
保険金 被保険者の死亡時に必ず支払われる
解約返戻金 あり。期間に応じて増加し、老後の資金にも使える
税制優遇 相続税・贈与税対策、生命保険料控除対象

📈 【図解】終身保険 vs 定期保険

⚖️ 終身保険と定期保険の違いを一目で理解

【終身保険と定期保険の比較表】
┌────────────┬───────────────┐
│ 終身保険 │ 定期保険 │
├────────────┼───────────────┤
│ 一生涯保障 │ 一定期間のみ保障 │
│ 死亡保険金あり │ 死亡保険金あり(期間中のみ) │
│ 解約返戻金あり │ 掛け捨て(返戻金なし) │
│ 保険料高め │ 保険料安め │
│ 貯蓄性あり │ 貯蓄性なし │
└────────────┴───────────────┘

♾️

終身保険

  • 保険期間:一生涯
  • 保険料:高め(貯蓄性あり)
  • 返戻金:あり
  • 向いている人:資産形成・相続対策

定期保険

  • 保険期間:一定期間のみ
  • 保険料:安い(掛け捨て)
  • 返戻金:基本的になし
  • 向いている人:子育て世代

🎓 FP3級で問われるポイント

📚 試験頻出テーマと出題ポイント

項目 出題ポイント
保険期間 終身保険は「一生涯保障」である
解約返戻金の有無 「返戻金がある → 貯蓄性がある」と出題されやすい
保険料払込方法の違い 終身払い/有期払い(例:60歳払済)の違いが出ることも
相続税対策としての活用法 「500万円 × 法定相続人」の非課税枠で終身保険の活用が可能
保険料控除の対象 生命保険料控除(一般生命保険)として年末調整や確定申告で使える

✨ 終身保険はこんな人におすすめ

🏛️

相続対策としてまとまったお金を残したい人

非課税枠を活用

⚰️

自分の葬儀費用などを準備しておきたい人

終活の一環として

📈

長期的な資産形成も考えたい人

保障+貯蓄の両立

👴

解約返戻金を老後資金に充てたい人

セカンドライフ資金

💰 相続税対策としての終身保険活用法

🎯 生命保険の相続税非課税枠

【生命保険の相続税非課税枠の計算】
非課税限度額 = 500万円 × 法定相続人の数
【計算例】
配偶者 + 子2人 = 法定相続人3人の場合
500万円 × 3人 = 1,500万円まで非課税

💡

メリット

現金より税制優遇大

即効性

死亡時すぐ受取可能

🎯

確実性

必ず保険金が支払われる

❓ よくある質問(Q&A)

Q:終身保険の保険料は高い?

A:定期保険に比べて高めですが、一生涯の保障貯蓄性があるためトータルで価値があるとされます。

Q:途中で解約するとどうなる?

A:解約返戻金を受け取れますが、早期解約だと元本割れになることもあります。

Q:相続対策にどう使える?

A:保険金は「500万円×法定相続人」の非課税枠に収まれば、非課税で相続人に渡せるのが大きなメリットです。

カイピヨくん

🐥 カイピヨくんのひとこと

「終身保険は、"安心を一生"にわたって届けてくれるピヨ!FP試験では定期保険との違いが超大事ピヨよ!」

🔗 公的リンク・参考リソース

✅ まとめ

ポイント 説明
一生涯保障 契約から死亡まで保障が続き、必ず保険金が支払われる
貯蓄性あり 解約返戻金があり、老後資金や資産形成にも活用可能
相続税対策 500万円×法定相続人の非課税枠で相続税の節税効果


💎 終身保険は「保障・貯蓄・税制優遇」の三拍子揃った生命保険

終身保険は保険料が高めですが、一生涯の保障と貯蓄性を両立できる価値ある保険です。
特に相続対策や資産形成を考える方には、税制優遇も含めて大きなメリットがあります。
ライフプランに合わせて、定期保険と使い分けることが重要です。

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