医療保障特約とは?ベース保険に"医療保障"をプラスする仕組み【FP3級対応】

医療保障特約のイメージ

医療保障特約とは?ベース保険に"医療保障"をプラスする仕組み【FP3級対応】

主契約に医療保障をオプション追加する特約制度の基礎知識


🏥 そもそも医療保障特約とは?

医療保障特約とは、生命保険(主契約)に追加できる「入院・手術などの医療保障」をセットで備えるオプション保険のことです。

🔧 具体的な仕組み

たとえば、終身保険や定期保険などの"死亡保障"に、
入院1日につき5,000円給付などの医療保障を
特約として付加する形式です。

⚖️ 特約 vs 主契約:何が違う?

🔄 主要な違いの比較

比較項目 主契約 医療保障特約
契約の独立性 単独で契約できる 主契約がないと契約できない
解約時の扱い 解約すると契約終了 主契約を解約すると特約も自動終了
保険料控除 一般生命保険控除など 医療費控除とは別/個別の控除はなし
保険金の種類 死亡保険金、満期保険金など 入院給付金、手術給付金、先進医療など

📋 医療保障特約の主な種類

🏥 特約の種類と内容

特約名 内容・例
入院給付特約 入院1日ごとに○○円(例:5,000円/日)
手術給付特約 手術の種類に応じて定額支給(例:入院中×10倍など)
先進医療特約 保険診療外の先進医療技術に対し、実費を保障(限度額あり)
通院特約 入院後の通院に対して給付金支給

📊 【図解】生命保険に医療特約をつける構造

🏗️ パッケージ型保険の構造

【主契約+特約の構造】
[主契約]終身保険(死亡保障)
[特約]医療保障(入院・手術・先進医療など)
パッケージ型の総合保障保険

💀

主契約

死亡保障

🏥

特約

医療保障

📦

パッケージ

総合保障

🎓 FP3級で問われやすいポイント

📚 重要な出題項目

出題項目 試験対策ポイント
特約の特徴 「主契約がないと成立しない」点が頻出
先進医療特約の仕組み 「技術料の実費を保障(限度額あり)」で、自由診療費用の備えとして重要
医療保障の内容 「入院給付金は1日あたり定額」「手術は倍率による給付」など形式を押さえる
特約の更新・満了 多くは更新型(10年更新など)で、更新ごとに保険料が上がるケースが多い

⚖️ 医療保障特約のメリット・デメリット

✅ メリット

  • 一括管理が可能
    死亡保障と医療保障を一括管理できる
  • 保険料が割安
    単独で医療保険に入るより保険料が割安なこともある
  • 万が一の備え
    先進医療など"万が一"の備えになる

⚠ デメリット

  • 従属関係の制約
    主契約を解約すると特約も消滅
  • 保険料負担増
    保険料が「主契約+特約分」で上がる
  • 将来負担の増加
    更新型だと将来的に保険料負担が増す可能性

❓ よくあるQ&A

Q:特約だけを残して主契約を解約できる?

A:できません。特約は主契約に従属しているため、主契約の解約で自動終了します。

Q:医療保障特約と医療保険、どっちがいい?

A:ライフスタイルによって選択。柔軟に見直したい人は医療保険(単体)、一体型でまとめたい人は特約が向いています。

カイピヨくん

🐥 カイピヨくんのひとこと

「"主契約がないと特約はナシ!"っていうのがポイントピヨ!FP試験でもこの関係性がよく出るピヨ〜!」

🔗 公的参考リンク・出典

✅ まとめ

ポイント 説明
主契約への従属性 主契約がなくては成立せず、主契約解約で特約も終了
パッケージ型の利便性 死亡保障と医療保障を一体型で管理できる
更新型の保険料上昇 多くは10年更新で、更新ごとに保険料が上がる傾向


🏥 主契約に医療保障をプラスするオプション制度

医療保障特約は、生命保険に医療保障機能を追加できる便利な制度です。
主契約との従属関係を理解し、将来の見直し計画も含めて総合的に判断することが大切です。
単体の医療保険との比較検討も含め、ライフスタイルに最適な選択を行いましょう。

\ 最新情報をチェック /