敬老の日とは?2026年はいつ?由来・何歳から祝うのかをわかりやすく解説

敬老の日とは?2026年はいつ?由来・何歳から祝うのかをわかりやすく解説
9月の祝日の一つである「敬老の日」。祖父母へプレゼントを贈ったり、家族で食事をしたりする日として知られています。しかし、「2026年の敬老の日はいつ?」「昔は9月15日ではなかった?」「敬老の日は何歳から祝うの?」「60代の親を祝うと、老人扱いになる?」「祖父母がいない家庭は関係ないの?」と疑問に思う人もいるでしょう。
2026年の敬老の日は9月21日(月)です。敬老の日は毎年9月の第3月曜日に定められているため、年によって日付が変わります。また、敬老の日を何歳から祝うかについて、法律上の決まりはありません。一般的な目安として65歳、70歳、75歳などが挙げられますが、現在は元気に働く人も多く、年齢だけで一律に「高齢者」と考えるのは実情に合わなくなっています。今回は、2026年の敬老の日の日付・兵庫県の村で始まったとされる由来・9月15日から第3月曜日へ変わった理由・何歳から誰がどのように祝うのかを中心に、相手を老人扱いせず感謝を伝える方法まで解説します。
🎧 音声で聞く|敬老の日は何歳から祝うのが正解か
通勤中や家事をしながらでも聞けます(再生でXP+10)敬老の日とは?
敬老の日は、毎年9月の第3月曜日に設けられている国民の祝日です。祝日法では、敬老の日の趣旨を「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」と定めています。つまり、長く社会や家族を支えてきた人に敬意を表し、感謝と長寿を祝う日です。
敬老の日というと「孫がおじいちゃん、おばあちゃんを祝う日」というイメージがあります。しかし、法律上は祖父母だけを対象とした日ではありません。子から親へ感謝を伝える、孫から祖父母へ贈り物をする、地域で高齢者を祝う、高齢者施設で行事を開く、長年の社会貢献へ敬意を表すなど、幅広い意味を持っています。
カイピヨくんの一言
「敬老の日は、おじいちゃん・おばあちゃんだけじゃなく、長く社会を支えてきた人へ感謝する日なんだね!」
2026年の敬老の日はいつ?
2026年の敬老の日は次の通りです。
| 項目 | 日付 |
|---|---|
| 敬老の日 | 2026年9月21日(月) |
| 老人の日 | 2026年9月15日(火) |
| 老人週間 | 2026年9月15日(火)〜21日(月) |
内閣府が公表する2026年の国民の祝日・休日一覧でも、敬老の日は9月21日とされています。敬老の日は月曜日なので、一般的な土日休みの人は9月19日から21日まで3連休になります。なお、2026年は翌日の9月22日も休日、9月23日も秋分の日ですが、その休日制度や連休の仕組みは敬老の日とは別に考える必要があります。
敬老の日は毎年9月21日ではない
敬老の日は「9月21日」という固定日ではありません。現在の法律では9月の第3月曜日と定められています。そのため、毎年9月15日から21日までの間で日付が変わります。月曜日に固定されているため、基本的には土曜日・日曜日と合わせて3連休になります。
| 年 | 敬老の日 |
|---|---|
| 2025年 | 9月15日(月) |
| 2026年 | 9月21日(月) |
| 2027年 | 9月20日(月) |
「9月の第3月曜日」というルールを使えば、他の年の敬老の日もその場で計算できます。
敬老の日の由来は?
敬老の日の始まりとして広く知られているのが、兵庫県多可郡の野間谷村(のまだにむら)で行われた敬老行事です。野間谷村は、現在の兵庫県多可町八千代区にあたります。1947年、昭和22年9月15日、当時の村長だった門脇政夫さんらが、村の高齢者を招いて敬老会を開催しました。趣旨は「おとしよりを大切にし、おとしよりの知恵を借りて村づくりをしよう」というものでした。多可町によると、村主催の第1回敬老会では、村中の自動三輪車を集めて55歳以上の人を送迎し、公会堂で食事や余興を楽しんでもらったとされています。
現在の感覚では、55歳を「お年寄り」として招くことに驚くかもしれません。しかし、戦後間もない当時と現在では、平均寿命や働き方、生活環境が大きく異なります。この「55歳以上」という基準が、現在の敬老の日にも受け継がれているわけではありません。
なぜ最初の敬老会は9月15日だったの?
多可町によると、最初の敬老会が9月15日に開かれたのは、農作業が比較的落ち着く農閑期だった、気候的に過ごしやすい時期だった、ことが理由とされています。この9月15日の敬老行事が広がり、後の「としよりの日」「老人の日」「敬老の日」へつながっていきました。9月15日は、昔から全国共通の敬老行事があった日ではありません。兵庫県の村で始まった取り組みが、県民運動、全国運動へと発展した結果、敬老の日の原型になったのです。
村の敬老会から国民の祝日になるまで
敬老の日は、最初から国民の祝日だったわけではありません。発展の流れを整理すると、次のようになります。
| 年 | 主な出来事 |
|---|---|
| 1947年 | 兵庫県多可郡野間谷村で敬老行事を開催 |
| 1950年 | 兵庫県で9月15日を「としよりの日」とする県民運動が始まる |
| 1951年 | 中央社会福祉協議会が全国運動を提唱 |
| 1963年 | 老人福祉法で9月15日を「老人の日」とする |
| 1966年 | 9月15日が国民の祝日「敬老の日」になる |
| 2003年 | 敬老の日が9月の第3月曜日へ変更 |
内閣府も、1947年に野間谷村で行われた敬老行事がきっかけとなり、全国運動を経て1966年に国民の祝日へ発展したと説明しています。
敬老の日はいつから国民の祝日になった?
敬老の日が国民の祝日になったのは、1966年、昭和41年です。祝日として制定された当初は、毎年9月15日でした。その後、2001年の祝日法改正により、2003年から敬老の日は「9月の第3月曜日」へ変更されました。このように月曜日へ祝日を移し、土日と合わせて連休にする仕組みは、一般にハッピーマンデー制度と呼ばれています。家族で過ごしたり、旅行や帰省をしたりする時間を確保しやすくすることが、月曜日へ変更された理由の一つです。
敬老の日は何歳から祝う?
結論からいうと、敬老の日を何歳から祝うかについて、法律上の決まりはありません。祝日法には「老人を敬愛し、長寿を祝う」と書かれていますが、「65歳以上」「70歳以上」といった具体的な年齢は定められていません。内閣府の高齢社会白書でも、「高齢者」という言葉は文脈や制度によって対象が異なり、一律の定義はないと説明されています。したがって、「60歳になったら必ず敬老の日を祝わなければならない」「65歳未満を祝ってはいけない」というルールはありません。
65歳は一つの目安だが、絶対ではない
公的な統計や介護保険などでは、65歳が一つの区分として使われることがあります。そのため、敬老の日を祝う年齢としても65歳以上が一つの目安にされることがあります。ただし、現在は65歳を超えて働く人や、スポーツ・旅行などを活発に楽しむ人も少なくありません。内閣府の高齢社会対策でも、65歳以上を一律に高齢者として捉えることは現実的ではないとされています。そのため、年齢だけで機械的に決めるより、本人がどう受け止めるか・孫がいるか・退職したか・還暦や古希などの節目を迎えたか・家庭でどのような習慣があるかを踏まえて考える方が自然です。
敬老の日を始めるタイミングの考え方
家庭で敬老の日を祝うタイミングには、主に次のような考え方があります。この中のどれが正解というわけではありません。特に若い祖父母の場合は、「高齢者として祝われた」と感じるより、孫から感謝を伝えられたと感じられる形にすると受け入れられやすくなります。
今のご家庭に近いものを選ぶと、その状況に合った考え方が表示されます。
60歳になったら敬老の日を祝う?
60歳は還暦という長寿祝いの年齢ですが、60歳から敬老の日の対象になるという決まりはありません。現在の60代は、仕事を続けていたり、子育てや孫の世話をしたり、趣味や地域活動に取り組んだりする人も多い年代です。本人が「まだ敬老の日を祝われる年齢ではない」と感じる可能性もあります。60歳を迎えたから自動的に敬老の日を始めるのではなく、還暦祝いとして祝う・誕生日に感謝を伝える・孫から手紙や絵を渡す・「敬老」という言葉を強調せず食事へ誘うなど、本人の気持ちに合った形を選びましょう。
最初の敬老会は55歳以上だったのに、今は違うの?
敬老の日の由来となった1947年の敬老会では、55歳以上の人が招かれたとされています。しかし、これは当時の野間谷村が行った敬老会の参加基準です。現在の敬老の日を55歳から祝うという意味ではありません。戦後間もない時代と現在では、平均寿命・定年年齢・健康状態・社会での役割・高齢者に対する意識が大きく変化しています。由来を説明するときの「55歳」と、現在の祝い方を決める年齢は分けて考える必要があります。
カイピヨくんの一言
「昔の敬老会は55歳以上だったけど、今の敬老の日に55歳から祝うルールがあるわけじゃないんだね!」
「老人扱いされた」と思われないためには?
敬老の日を祝う側に悪気がなくても、相手がまだ若いつもりでいる場合、「老人扱いされた」「急に年寄りになった気がする」と感じさせてしまうことがあります。特に初めて敬老の日を祝う場合は、次の点を意識しましょう。
年齢ではなく感謝を中心にする
「高齢になったから」ではなく、「いつもありがとう」「これからも一緒に過ごしたい」という気持ちを中心にします。
孫から渡す・本人に聞いてみる・大げさにしすぎない
若い祖父母でも、孫から絵や手紙をもらうことには抵抗が少ない場合があります。「高齢者として祝う」のではなく、「おじいちゃん・おばあちゃんへ感謝を伝える」という形です。「今年から敬老の日に食事しない?」と軽く確認してもよいでしょう。最初から「長寿祝い」と書かれた大きな飾りや高額な品物を用意するより、食事や小さな贈り物から始める方が自然です。
敬老の日は祖父母だけの日?
敬老の日は、祖父母だけを祝う日ではありません。祝日法の趣旨では、長年にわたり社会へ尽くしてきた高齢者を広く敬愛する日とされています。そのため、子から親へ・孫から祖父母へ・親戚の高齢者へ・地域の高齢者へ・介護施設の利用者へ感謝や敬意を伝えることができます。祖父母がいない家庭でも、身近な年長者へ感謝を伝えたり、家族で高齢社会について考えたりする機会にできます。
敬老の日と「老人の日」は違う
敬老の日とよく混同されるのが、9月15日の老人の日です。
| 敬老の日 | 老人の日 | |
|---|---|---|
| 日付 | 9月の第3月曜日 | 毎年9月15日 |
| 2026年 | 9月21日 | 9月15日 |
| 位置づけ | 国民の祝日 | 老人福祉法で定める日 |
| 休日か | 休日 | 原則として休日ではない |
| 主な趣旨 | 高齢者を敬愛し、長寿を祝う | 老人福祉への理解と関心を深める |
さらに、9月15日から21日までは老人週間です。厚生労働省によると、老人の日と老人週間には、高齢者が安心して暮らせるまちづくり・高齢者の社会参加・健康づくりや介護予防・高齢者の人権尊重・家族や地域での支え合いなどを考える取り組みが行われます。2026年は、老人週間の最終日である9月21日が敬老の日です。
敬老の日と長寿祝いの違い
敬老の日と、還暦・古希などの長寿祝いは別のものです。
| 敬老の日 | 長寿祝い | |
|---|---|---|
| 時期 | 毎年9月の第3月曜日 | 特定の年齢を迎えたとき |
| 対象 | 年齢に明確な決まりなし | 還暦、古希、喜寿など |
| 主な意味 | 日頃の感謝と長寿を祝う | 人生の節目を祝う |
| 回数 | 毎年 | 原則として節目ごと |
代表的な長寿祝いには、次のようなものがあります。
| 名称 | 年齢の目安 |
|---|---|
| 還暦 | 60歳 |
| 古希 | 70歳 |
| 喜寿 | 77歳 |
| 傘寿 | 80歳 |
| 米寿 | 88歳 |
| 卒寿 | 90歳 |
| 白寿 | 99歳 |
| 百寿 | 100歳 |
年齢の数え方は、昔は数え年が中心でしたが、現在は満年齢で祝う家庭が多くなっています。敬老の日と長寿祝いを一緒に行っても問題ありません。
敬老の日には何をする?
敬老の日の祝い方に、全国共通の決まりはありません。相手の体調や好みに合わせて考えましょう。代表的な過ごし方には、一緒に食事をする・電話やビデオ通話をする・手紙やメッセージを送る・孫の絵や写真を渡す・家族写真を撮る・好きな食べ物を贈る・花を贈る・一緒に出かける・家事や買い物を手伝う、などがあります。物を贈ることだけが敬老の日ではありません。遠方に住んでいる場合は、短い電話やメッセージでも気持ちは伝えられます。
敬老の日の贈り物は何がいい?
贈り物を選ぶときは、「高齢者向けの商品」ではなく、本人の趣味や生活に合う物を考えるのが基本です。
食べ物・飲み物
和菓子・洋菓子・果物・お茶・コーヒー・好きな料理・地域の特産品。持病や食事制限がある場合は、糖分・塩分・硬さ・アレルギーなどを確認しましょう。思い出に残る物
孫の写真・家族アルバム・手紙・手作りの絵・フォトフレーム・家族での食事や旅行。日常で使える物
タオル・衣類・寝具・湯のみ・趣味の道具・本・園芸用品。敬老の日に避けたい伝え方
敬老の日は相手を敬う日ですが、言葉の選び方によっては傷つけてしまうことがあります。長寿や健康を願うつもりでも、年齢や衰えを強調すると、相手に負担を与える可能性があります。敬老の日には、年齢ではなく、日頃の感謝や一緒に過ごしたい気持ちを伝えましょう。
避けたい表現
「もう老人なんだから」
「年なんだから無理しないで」
「介護されないように元気でいて」
「お年寄り向けの物を選んだよ」
おすすめの表現
「いつも家族を支えてくれてありがとう」
「これからも一緒に食事に行こうね」
「好きなことを楽しんでね」
敬老の日に使えるメッセージ例文
孫から祖父母へ:おじいちゃん、おばあちゃん、いつもありがとう。また一緒に遊んだり、ご飯を食べたりしようね。これからも元気でいてね。
子から親へ:いつも家族を支えてくれてありがとう。これからも体を大切に、好きなことを楽しんでください。またみんなで食事に行きましょう。
遠方に住む祖父母へ:なかなか会いに行けないけれど、いつも感謝しています。今度帰ったときに、ゆっくり話を聞かせてください。体に気をつけて過ごしてね。
地域や施設から:敬老の日を心よりお祝い申し上げます。これまで地域や社会を支えてこられたことに、深く感謝いたします。これからも健やかにお過ごしください。
よくある質問
2026年9月21日(月)です。
現在は、毎年9月の第3月曜日です。2002年までは9月15日でしたが、2003年から第3月曜日へ変更されました。
法律上の年齢基準はありません。65歳、70歳、75歳などを目安にする家庭もありますが、本人の気持ちや家族の習慣に合わせて決めるのが自然です。
60歳は還暦の年齢ですが、敬老の日を60歳から祝うという決まりはありません。本人がまだ早いと感じる場合は、還暦祝いと敬老の日を分けて考えましょう。
問題ありません。「高齢者として祝う」のではなく、孫から祖父母へ感謝を伝える形にすると、若い祖父母にも受け入れられやすくなります。
孫から祖父母だけでなく、子から親、地域から高齢者など、誰が祝っても構いません。
違います。敬老の日は9月の第3月曜日に設けられた国民の祝日です。老人の日は毎年9月15日で、原則として祝日ではありません。
問題ありません。電話、手紙、食事、家事の手伝いなど、物を贈らずに感謝を伝える方法もあります。
まとめ|敬老の日は年齢で区切らず、感謝を伝える日
| 疑問 | 答え |
|---|---|
| 2026年の敬老の日 | 9月21日(月) |
| 日付の決まり | 9月の第3月曜日 |
| 祝日になった年 | 1966年 |
| 現在の日付になった年 | 2003年 |
| 由来とされる行事 | 1947年の兵庫県野間谷村の敬老会 |
| 最初の敬老会の対象 | 55歳以上 |
| 現在も55歳から? | いいえ |
| 何歳から祝う? | 法律上の決まりはない |
| 一つの目安 | 65歳、70歳、75歳、退職、孫の誕生など |
| 敬老の日の意味 | 長く社会を支えてきた人へ敬意と感謝を伝える |
| 老人の日 | 毎年9月15日 |
| 老人週間 | 9月15日〜21日 |
| 誰が祝う? | 孫・子・親族・地域など |
| 大切なこと | 年齢より、本人の気持ちを尊重する |
敬老の日は、「何歳になったら老人として祝うかを決める日」ではありません。長く家族や社会を支えてきた人に敬意を表し、日頃の感謝を伝える日です。最初の敬老会では55歳以上の人が招かれましたが、現代の55歳や60歳、65歳は、仕事や趣味、地域活動などで現役として活躍している人も多くいます。年齢だけを見て「今年から敬老の日の対象です」と決める必要はありません。本人がどう受け止めるか。どのような祝い方なら喜ぶか。何を伝えたいのか。そこを考えること自体が、相手を敬うことにつながります。プレゼントがなくても構いません。電話をする。一緒に食事をする。孫の写真を送る。昔の話を聞く。「いつもありがとう」と伝える。2026年の敬老の日は、年齢を祝うだけでなく、これまで支えてくれたことへの感謝を言葉にする日にしてみてはいかがでしょうか。
カイピヨくんの一言
「敬老の日は“何歳から老人か”を決める日じゃなくて、相手の気持ちを大切にしながら感謝を伝える日なんだね!」
今日のミニクイズ
参考資料
- 内閣府「国民の祝日について」
- 内閣府「各・国民の祝日について|敬老の日」
- 内閣府「老人の日・老人週間キャンペーン」
- 内閣府「高齢社会白書・高齢者とは」
- 厚生労働省「老人の日・老人週間とは」
- 厚生労働省「老人福祉法」
- 兵庫県多可町「敬老の日発祥のまち」
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