【2026年11月開始】リファンド方式を外国人観光客にどう説明する?多言語接客・QR案内文テンプレート

【2026年11月開始】リファンド方式を外国人観光客にどう説明する?多言語接客・QR案内文テンプレート
「Tax Freeなのに、どうして消費税を払うの?」「返金は空港で受けられるの?」。リファンド方式の基本説明、国税庁が求める3つの説明事項、5言語の接客フレーズとQR案内文、無料QRコード作成ツールで多言語案内カードを作る手順をまとめました。
2026年11月1日、日本の消費税免税制度は「リファンド方式」に変更されました。従来は条件を満たせば店舗で購入する時点で消費税が免除されていましたが、新制度では購入時にいったん税込価格を支払い、出国時に税関の確認を受けた後、消費税相当額が返金されます。
制度が変われば、店頭での説明も変わります。インバウンド対応の現場では「制度は理解しているけれど、英語・中国語・韓国語で説明するのが難しい」という声をよく聞きます。この記事では、基本的な説明の型、多言語の接客フレーズ、店頭掲示用の案内文、QRコードを使った案内方法までを整理し、解決ドットコムの無料「QRコード作成ツール」で多言語案内カードを作る方法も紹介します。
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1.リファンド方式とは?まずは変更点を整理
2026年11月1日から実施されたリファンド方式では、免税が成立するタイミングが「店舗」から「出国時」へ移りました。
| 項目 | 2026年10月まで | 2026年11月から |
|---|---|---|
| 購入時の支払い | 原則、税抜価格 | 税込価格 |
| 免税の成立 | 店舗での免税販売手続 | 出国時の税関確認後 |
| 消費税相当額 | 購入時に免除 | 税関確認後に返金 |
| 出国時 | 必要に応じて税関で確認 | 原則、税関確認が必須 |
| 店舗の対応 | 免税販売手続が中心 | 税込販売・税関確認情報の取得・返金対応 |
なお、免税購入対象者には一定の条件があり、外国籍の方であれば誰でも免税を受けられるわけではありません。
スタッフが毎回すべてを説明する属人的な運用をやめるには、伝える情報を「旅行者が迷わないための4つの基本ステップ」と「免税店が必ず伝えるべき3つの絶対ルール(法定事項)」の2つに分けて標準化するのが近道です。
旅行者への説明は4つに分ける
| ステップ | 伝えること |
|---|---|
| ①購入時は税込価格 | 免税対象者であっても、購入時には消費税を含む金額を支払う |
| ②購入日から90日以内に出国 | 購入日から90日以内の出国時に税関確認を受ける必要がある |
| ③税関で商品を確認 | 税関から提示を求められた場合に、購入した免税品を提示できる状態にしておく |
| ④確認後に返金 | 税関確認後、免税店または委託先が消費税相当額を返金する(方法・時期は店舗によって異なる) |
この4点を基本説明として統一すれば、スタッフごとの案内のばらつきを減らせます。制度全体の仕組みは、関連記事「【2026年11月1日開始】リファンド方式とは?免税店の仕組み・変更点・活用方法を解説」も参考にしてください。
2.国税庁が求める3つの説明事項(法定事項)
国税庁は、免税店が購入者へ説明する必要がある事項を公表しています。接客資料には少なくとも次の3点を正しく盛り込みます。「返金されます」と伝えるだけでは伝わらない部分なので、店頭案内や多言語ページにも必ず記載しましょう。
| 説明事項 | 内容 |
|---|---|
| ①90日以内の出国時に税関確認が必要 | 購入しただけでは免税は成立しない。出国時にパスポート等を提示して税関確認を受ける |
| ②税関の求めに応じて商品を提示する | 同じ購入記録情報に含まれる商品の一部を提示できない場合、その購入記録情報の商品全体について免税が認められない。国内で消費したり、別の場所に置いてきたりしないよう注意 |
| ③税関確認を受けた商品は国外へ持ち出す | 確認後は遅滞なく国外へ持ち出す。持ち出さなかった場合は、免除された消費税額に相当する消費税を徴収されることがある |
3.そのまま使える多言語接客フレーズ
日本語・英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語の5言語の基本説明文です。
※以下は制度説明に基づく接客用の参考訳で、公式翻訳ではありません。正式な掲示物には、観光庁が公開している各言語の公式リーフレットも併用してください。
レジで使える短い英語フレーズ
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| パスポートをお願いします | May I see your passport, please? |
| お支払いは税込価格です | Please pay the tax-inclusive price. |
| 出国時に税関確認が必要です | Customs verification is required when you leave Japan. |
| 荷物を預ける前に手続してください | Please complete the procedure before checking in your baggage. |
| こちらのQRコードから説明をご確認ください | Please scan this QR code for more information. |
スタッフがすべての言語を話せなくても、短い説明と多言語資料を組み合わせることで接客を補助できます。この5フレーズをレジ内側に貼っておくと、新人スタッフでも同じ説明ができるようになります。
4.店頭の免税案内はQRコードで整理できる
新制度では、購入前・購入時・出国前など、異なるタイミングで旅行者に必要な情報があります。しかしレジ横にすべての説明を掲載すると、文字が多くなりかえって読みにくくなります。店頭には短い説明とQRコードだけを置き、旅行者がスマートフォンで自分の言語で詳細を確認できるようにするのが効果的です。
| 構成 | 内容 |
|---|---|
| 店頭の案内カード | TAX-FREE SHOPPING/New Refund System from November 2026/Pay tax now. Complete customs verification when leaving Japan. Receive your refund after confirmation./Scan for details in your language. |
| QRコードのリンク先 | 店舗の公式サイトに設けた多言語免税案内ページ |
| 案内ページの内容 | リファンド方式の説明/免税対象者・購入条件/税込価格での支払い/出国時の税関確認/購入商品の取扱い/返金方法・手数料・時期/店舗への問い合わせ方法 |
重要なのは、旅行者が購入後(ホテルや空港へ向かう途中)にも同じ情報を確認できることです。配置の目安は、商品棚には小さなPOP、レジ横にはA4案内カード、レシートやショッパーには画像で印字、と「購入前・購入時・購入後」のそれぞれに接点を置くことです。
5.無料QRコード作成ツールで多言語案内カードを作る方法
QRコード作成ツールを開く →
| ステップ | やること |
|---|---|
| STEP1 URLを入力 | ツールで「URL」を選び、店舗で公開している多言語案内ページのURL(例:https://example.com/tax-free/)を入力。案内ページがまだない場合は、先にWordPressなどでページを公開する |
| STEP2 デザイン調整 | 色・背景色・模様の形を選べる。店頭での読み取りやすさを優先するなら、まずは黒い模様と白い背景の四角いQRコードから。ロゴを中央に追加できるが、大きすぎると読み取りにくくなる |
| STEP3 多言語案内カード作成 | 印刷設定でA4の案内カードを作成。用途・表示言語・店舗名(例:○○ストア)を設定すると、案内ページのURLが埋め込まれたカードになる |
| STEP4 PNG・SVGで保存 | 用途に合わせて画像サイズを選んで保存。同じQRをA4に12枚または24枚並べるシール面付け機能もあり、複数のレジや売場への掲示に便利 |
| STEP5 読み取りテスト | 実際のスマートフォンで、正しく読めるか、目的のページが開くか、スマホで読みやすいか、言語切替が正常か、最新の制度・店舗情報かを確認。QRの周囲に余白を残す |
| 使用場面 | おすすめの利用方法 |
|---|---|
| レジ横 | A4案内カードを印刷 |
| 商品棚 | 小さなPOPにQRコードを配置 |
| レシートと一緒に渡す案内紙 | QRコード画像を掲載 |
| 店頭ポスター | SVG形式を使ってレイアウト |
| デジタルサイネージ | QRコード画像を表示 |
読み取りテストは、スタッフ自身のスマホだけでなく、iPhoneとAndroid、明るい場所と照明の暗い場所など、条件を変えて2〜3回行うと安心です。
【ツール】多言語QR案内文メーカー&UTM付きURL作成
店舗名・案内ページURL・返金方法・問い合わせ先を入れると、日本語・英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語のレジ横POP用案内文をまとめて作ります。設置場所を選ぶと、効果測定用のUTMパラメータ付きURLも作成します。できたURLを無料QRコード作成ツールに貼れば、そのままQRコードにできます。入力内容はこのページの中だけで処理され、保存・送信はされません。
6.QRコードの案内文テンプレート
レジ横や店頭POPの文章は、できるだけ短くします。すべての情報を掲示するのではなく、詳細ページへ自然に誘導することが目的です。
2026年11月から、免税制度はリファンド方式に変更されました。購入時には税込価格でお支払いいただき、出国時の税関確認後に返金されます。制度の詳細・返金方法については、QRコードからご確認ください。
Japan's tax-free shopping system changed to a refund method in November 2026. Pay the tax-inclusive price at checkout. Complete customs verification when leaving Japan to qualify for a refund. Scan the QR code for details and refund instructions.
自2026年11月起,日本的免税制度改为先付税、后退税的方式。购买时请先支付含税价格,并在离境时完成海关确认手续,符合条件后方可获得退税。请扫描二维码,查看详细说明及退税指南。
自2026年11月起,日本的免稅制度改為先付稅、後退稅的方式。購買時請先支付含稅價格,並在離境時完成海關確認手續,符合條件後方可獲得退稅。請掃描 QR Code,查看詳細說明及退稅指南。
2026년 11월부터 일본의 면세 제도가 세금을 먼저 지불하고 나중에 환급받는 방식으로 변경되었습니다. 구매 시 세금이 포함된 가격을 지불하고, 출국 시 세관 확인을 완료해야 환급받을 수 있습니다. 자세한 내용과 환급 안내는 QR 코드를 스캔하여 확인해 주세요.
実際に免税店で掲示する際は、店舗の返金方法や問い合わせ先を追加し、国税庁が求める説明事項を省略しないようにしてください。
7.空港での手続についても説明しておこう
2026年11月から、主要空港などでは免税手続用端末を利用した確認が行われています。端末にパスポートを提示すると税関検査の要否が判定され、グリーン判定なら税関確認手続は終了、レッド判定なら税関の検査場所で購入商品を確認してもらう必要があります。
旅行者への説明で特に重要なのが手荷物を預けるタイミングです。税関から求められた場合に購入商品を提示できるよう、免税手続は原則として航空会社へ手荷物を預ける前に行わなければなりません。また、成田・羽田・関西・中部・福岡・新千歳・那覇の7空港では、条件を満たす旅行者が指定エリア内でVisit Japan Webを利用したオンライン税関確認手続も行えます(対応する在留資格や利用場所などに制限があります)。
8.QRコードに効果測定を設定する方法
QRコードは設置して終わりではなく、実際に使われているかを確認すると改善に役立ちます。解決ドットコムのQRコード作成ツールには、URLに効果測定用のUTMパラメータを付ける機能もあります。
| 設置場所 | utm_source | utm_medium |
|---|---|---|
| レジ横のPOP | counter | qr |
| 店頭ポスター | poster | qr |
| レシート | receipt | qr |
| 配布チラシ | flyer | qr |
キャンペーン名には共通して taxfree_2026 などを指定します。案内ページにGoogleアナリティクス4(GA4)などのアクセス解析を設定していれば、QRコード経由の流入を把握する手がかりになります。レジ横の案内がほとんど使われていなければ、設置位置や案内文が分かりにくい可能性があります。
※UTMパラメータを付けるだけで、すべての閲覧や読み取り回数を正確に計測できるわけではありません。アクセス解析の導入・設定が必要です。
9.多言語QR案内を導入するときの注意点
| 注意点 | 内容 |
|---|---|
| ①QRコードだけで法定の説明を済ませたことにしない | 国税庁は、購入者への説明事項をリーフレットの交付・掲示等の方法で説明するよう求めている。QRコードは補助として使う |
| ②返金方法は店舗ごとに明記する | 返金先・返金時期・手数料の取扱いはサービスや運用によって異なる。他店の説明文をそのまま使わない |
| ③リンク先を安全に管理する | 店舗の公式サイトなど信頼できるリンク先に。偽サイトへの誘導を防ぐため、URL管理と掲示物の定期確認を。制度案内ページでパスポート番号やカード番号を入力させる必要はない |
| ④制度改正後も案内を更新する | 公式サイト内に固定の案内ページを作り、そのURLをQRコードに登録すればURLを変えずに内容を更新できる。ページ移転・URL変更時はQRコードも再確認 |
掲示したQRコードの上に、別のQRコードのシールが貼られていないかも、開店前の点検項目に入れておくと安心です。
10.店舗向けチェックリスト
| 区分 | 確認すること |
|---|---|
| スタッフ・説明 | リファンド方式の基本を理解している/購入時は税込価格と案内している/90日以内の出国時に税関確認が必要と説明している/商品の提示・国外への持出しを説明している |
| 案内内容 | 返金方法・返金時期・問い合わせ先を明記している/英語・中国語・韓国語などの案内を用意している/店舗の返金システムと案内内容が一致している |
| QRコード | 正しい案内ページへアクセスできる/スマートフォンで読み取りテストを実施した |
| 運用 | 制度変更時に案内ページを更新する担当者が決まっている |
最初から大掛かりなシステムを導入する必要はありません。まずは店頭で説明が必要な情報を整理し、案内資料を統一するところから始めましょう。
まとめ|リファンド方式の接客は「説明を整理すること」から
2026年11月1日から始まったリファンド方式では、購入時は税込価格で支払うこと、出国時に税関確認が必要であること、確認後に返金されることを正しく伝える必要があります。一方、すべてをスタッフが毎回説明するのは簡単ではありません。多言語の案内文やQRコードを活用し、旅行者が必要な情報を自分で確認できる環境を整えることが役立ちます。
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よくある質問
Q1.リファンド方式はいつから始まったのですか?
Q2.外国人観光客に英語で説明できなくても免税販売できますか?
Q3.QRコード作成ツールは無料ですか?
Q4.作ったQRコードに有効期限はありますか?
Q5.QRコードを読み取るだけで免税の返金は受けられますか?
Q6.多言語案内ページは必ず作らなければなりませんか?
参考資料・一次情報
本記事は2026年11月3日時点の公表情報に基づいて作成しています。
※多言語の文例は参考訳です。店舗ごとの返金方法など、個別の運用については使用する免税システム・返金事業者の案内を確認してください。
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