旅行先でレンタカーに傷を付けたら?事故連絡・NOC・補償の確認手順

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旅行先でレンタカーに傷を付けたら?事故連絡・NOC・補償の確認手順

2026年8月31日 最終更新|とらぶる解決屋さん by 解決ドットコム

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「旅行先の駐車場でレンタカーをこすった」「バンパーに小さな傷が付いただけだけど警察は必要?」「相手はいない単独事故だけど、事故扱いになる?」「免責補償に入っているから支払いはゼロ?」「NOCって何?」「返却するときに申告すればいい?」

旅行先では、慣れない車・狭い駐車場・初めて通る道・車幅感覚の違い・バック駐車・縁石などによって、レンタカーをこすってしまうことがあります。例えば、駐車場の柱にバンパーを少しこすった。相手はいません。車も普通に走ります。傷も数センチ程度。この場合、「これくらいなら返却時に言えばいいか」と思うかもしれません。しかし、レンタカー会社によっては損傷の大小や相手の有無にかかわらず、警察とレンタカー会社への連絡を求めています。例えばオリックスレンタカーは「ちょっとだけこすった」場合でも事故扱いとして警察・事故受付・出発店舗への連絡を求め、所定の手続きをしない場合には保険・補償を適用できないことがあると案内しています。ニッポンレンタカーも、傷やへこみの大小、相手の有無、加害・被害にかかわらず警察と同社への連絡が必要としています。

📌 この記事で分かること

  • レンタカーに傷を付けた直後にする連絡の順番
  • 単独事故・当て逃げ・相手ありの事故それぞれの対応
  • 基本補償・免責補償(CDW)・NOCの違い
  • NOCの金額の目安と、免除プランの仕組み
  • その場で状況に応じた対応を診断できるツールと、自己負担額シミュレーター
Contents
  1. まず結論|小さな傷でも「返却時まで放置しない」
    1. 「少しこすっただけ」でも事故?
    2. 「レンタカー会社にだけ電話」ではダメ?
  2. ケース別|傷を付けた・付けられた場面ごとの対応
    1. ケース1|駐車場の柱に自分でこすった
    2. ケース2|縁石でバンパーをこすった
    3. ケース3|他の車にぶつけた
    4. 相手とその場で「これで終わり」にしない
    5. ケース4|駐車して戻ったら傷が付いていた
    6. 「借りたときからあった傷かも?」という場合
  3. 🚨 事故直後 状況診断チェッカー
  4. 事故直後に撮っておきたい写真
    1. 傷だけアップで撮らない
  5. レンタカー会社へ伝えること
    1. 勝手に修理工場へ持っていかない
  6. ここから重要|「保険」「免責補償」「NOC」は別
    1. 基本の保険・補償
    2. 免責額とは?
    3. 免責補償制度(CDW)とは?
    4. ここで勘違い|CDWに入ればNOCもゼロ?
  7. NOCとは?
    1. NOCはいくら?
    2. 傷が小さくてもNOCがかかる?
    3. NOCを免除するプランもある
  8. つまり予約時に確認するのは3段階
    1. 例|免責補償だけ加入
    2. 例|フルサポート系プラン
  9. 💰 NOC・補償 自己負担シミュレーター
  10. 「補償に入っているから警察へ連絡しなくていい」は逆
    1. 補償が使えなくなる可能性がある例
    2. 「友達に少し運転してもらった」は注意
  11. 事故後、そのまま旅行を続けていい?
    1. 傷を付けた後にやってはいけないこと
    2. 「返却時間に間に合わない!」場合
  12. 返却時に初めて傷に気づいたら?
  13. 事故対応を1枚で整理
    1. 人身事故・相手あり
    2. 単独事故・小さな傷
    3. 駐車中の当て逃げ
  14. レンタカーを借りる前の30秒確認
    1. 出発前に車の写真も撮る
    2. NOCを考えると「安いプラン」が必ず安いとは限らない
    3. 「NOC込みですか?」まで確認する
  15. ✅ 事故現場チェックリスト
  16. よくある質問
  17. 🏆 獲得バッジ
  18. まとめ
    1. 解決ドットコムからひとこと

まず結論|小さな傷でも「返却時まで放置しない」

事故直後の絶対ルール:正しい連絡フローという見出しの下、①安全確保・負傷者救護(道路交通法第72条に基づく義務)→②警察へ通報(事故証明の取得に必須)→③レンタカー会社・事故受付へ連絡、という3ステップの矢印図。カイピヨくんの『警察への連絡を飛ばさないで!』という吹き出しと、下部に『警察を呼ばず、レンタカー会社だけに電話するのはNG!補償が適用されない原因になります』という警告

レンタカーに傷を付けたら、基本的には、①安全な場所に停車→②けが人の確認・救護→③警察へ連絡→④相手がいれば情報確認→⑤レンタカー会社・事故受付へ連絡→⑥指示を受ける→⑦写真・状況を記録、の順番で考えます。交通事故が発生した場合、道路交通法第72条では、運転者等に停止、負傷者の救護、道路上の危険防止、警察への報告などを求めています。さらにレンタカーの場合は、警察への連絡だけで終わらず、借りたレンタカー会社にも連絡します。オリックスレンタカーは事故時について、負傷者の救護、警察への通報・届出、相手の確認を行った後、出発店舗と事故受付センターへ連絡するよう案内しています。

「少しこすっただけ」でも事故?

左にTHE MYTHとして『少しこすっただけだから、返却時に謝ればいいや…』と考える白い車のイラストに赤いバツ印、右にTHE REALITYとして『その自己判断、致命傷です』という見出しと、『傷の大小にかかわらず、その場で警察とレンタカー会社へ連絡しないと、保険・補償は一切適用されません。全額自己負担になります』という警告文、契約書にVOIDのスタンプが押されたイラスト

例えば、駐車場でバックしたときに柱へ接触。傷は5cm程度。相手なし。自走は問題なし。これでも、「小さいから連絡不要」とは自己判断しません。オリックスレンタカーは、損害の大小にかかわらず事故扱いになるとして、警察・事故受付センター・店舗への連絡を求めています。ニッポンレンタカーも、損傷の大小・相手の有無・加害/被害にかかわらず、事故現場から警察と同社へ連絡するよう定めています。

「レンタカー会社にだけ電話」ではダメ?

レンタカー会社の指示に従うことが前提ですが、警察へ届けず、レンタカー会社だけで済ませないようにしましょう。レンタカー会社によっては、警察への届出がない場合、保険・補償制度が適用されない可能性があります。トヨタレンタカーも、警察の事故証明がない場合には補償されないことがあると案内しています。

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カイピヨくんのひとこと
自分の車なら「あとで修理しよう」で済む場面でも、レンタカーは借り物だから会社の事故手続きが必要なんだね。

ケース別|傷を付けた・付けられた場面ごとの対応

これらすべてが事故扱いですという見出しの下、駐車場の柱にこすった(単独事故)、縁石でバンパーを擦った(単独事故)、他の車に軽くぶつけた(対物事故)、駐車中に当て逃げされた(相手不明)という4つのアイコンが並び、全てにおいて警察への届出と会社への連絡が必須ですという注意書きにまとめられる図解

ケース1|駐車場の柱に自分でこすった

旅行中に多いケースです。バック駐車→柱へ接触→リアバンパーに傷→相手車両なし。この場合も、単独事故だから警察はいらないとは決めません。レンタカー会社が事故として警察への届出を求めている場合があります。実際にニッポンレンタカーでは、相手のいない事故についても、損傷の大小にかかわらず現場から警察と同社へ連絡することを求めています。

ケース2|縁石でバンパーをこすった

例えば、コンビニ駐車場から出るとき、縁石にバンパーを擦った。これも、車同士の事故じゃないから大丈夫とは考えない方が安全です。傷を確認したら、安全な場所へ停車し、レンタカー会社へ連絡→警察への届出を含め指示された手続きを行う、とします。

ケース3|他の車にぶつけた

相手がいる場合は、傷の確認より先に、けが人の救護です。その後、警察・相手方・レンタカー会社への対応を進めます。道路交通法第72条でも、交通事故時には直ちに停止し、負傷者の救護や危険防止を行い、事故の日時・場所や損壊状況等を警察へ報告することが求められています。

相手とその場で「これで終わり」にしない

例えば相手から「傷も小さいので2万円払ってくれれば警察は呼ばなくていいですよ」と言われた。この場合でも、その場で勝手に示談しないようにします。ニッポンレンタカーでは、同社の承諾なく示談することなどが貸渡約款違反に該当し、保険・補償が適用されない可能性がある事項として挙げられています。レンタカーは自分の所有物ではありません。警察+レンタカー会社の手続きを優先します。

ケース4|駐車して戻ったら傷が付いていた

例えば観光地の駐車場へ停め、戻ってくるとドアに大きな傷。相手はいません。いわゆる当て逃げの可能性があります。この場合も、自分は悪くないから何もしなくていい、ではありません。オリックスレンタカーは、駐車中に当て逃げされた場合も警察への届出など所定の手続きを求め、怠ると保険・補償制度を利用できない場合があると案内しています。

「借りたときからあった傷かも?」という場合

まず契約時の、車両チェックシート・出発前写真・店舗確認記録などを確認します。それでも、借りた後に付いたかもしれないという傷なら、自分だけで判断せずレンタカー会社へ連絡します。

🚨 事故直後 状況診断チェッカー

今、自分がどの状況にいるかをタップしてください。取るべき連絡の順番を表示します。

🚨

まずは自分の状況を選んでみよう
4つの状況から選ぶだけです(利用でXP+10、バッジ獲得)。

🚨 事故直後 状況診断チェッカー
単独事故(相手なし)
相手のいる事故
駐車中に当て逃げされた
返却時に初めて傷に気づいた

事故直後に撮っておきたい写真

現場保存の撮影マニュアル(安全な場合のみ)という見出しの下、駐車場のイラストを囲むように、傷のアップ(損傷具合の記録)、レンタカー全体(傷の位置関係)、事故現場全体(駐車場、柱、標識など)、相手車両(ナンバーと損傷部分)、道路状況(信号や駐車位置)という5つの撮影ポイントがカメラアイコンと線で示され、下部に『傷のアップ写真1枚だけは絶対に避けてください。状況が証明できません』という説明

人の安全と警察・レンタカー会社への連絡を優先したうえで、安全にできる場合には記録を残します。例えば、①レンタカー全体(どの部分に傷があるか分かる)②傷のアップ(傷・へこみの状態)③事故現場全体(駐車場、道路、柱など)④相手車両(ナンバー、損傷部分)⑤道路状況(標識、信号、駐車位置など)です。

傷だけアップで撮らない

例えば、バンパー傷のアップ1枚だけでは、どこで何が起きた?が分かりにくくなります。おすすめは、現場全体+車全体+傷のアップです。

レンタカー会社へ伝えること

事故受付へ連絡するときは、契約者名・車両ナンバー・出発店舗・現在地・事故時刻・事故状況・相手の有無・けが人の有無・車が走れるか・警察へ連絡したか、などを伝えます。その後は、店舗・事故受付センターの指示に従います。トヨタレンタカーの貸渡約款でも、事故発生時は事故の大小にかかわらず法令上の措置を取り、事故状況を同社へ直ちに報告し、その指示に従うことが定められています。

勝手に修理工場へ持っていかない

傷を見て、旅行先の板金屋で直してから返せばいいと考えないでください。トヨタレンタカーの貸渡約款では、事故後に修理を行う場合、同社が認めた場合を除き、同社または指定工場で行うこととされています。まずレンタカー会社へ連絡します。

ここから重要|「保険」「免責補償」「NOC」は別

フルカバーの罠:3つの補償の違いを理解するという見出しの下、基本補償(Basic、車両・対物などの基本保険、条件付きでカバー、料金に含む)、免責補償制度(CDW、基本保険の自己負担額(免責額)をゼロにする制度、カバーされる、任意加入)、ノン・オペレーション・チャージ(NOC、会社の休業補償を負担するペナルティ、修理代とは別、任意加入(NOC免除プラン))という3列の比較表

レンタカーで分かりにくい部分です。よく、補償プランに入ったから事故でも全部無料と思ってしまいます。しかし、基本補償・免責補償・NOCは分けて考えます。

基本の保険・補償

レンタカー料金には、一定の自動車保険・補償が含まれている会社があります。例えばニッポンレンタカーでは基本料金に基本補償が含まれていますが、事故時には契約内容に応じて免責額やNOCなどの自己負担が発生する場合があります。具体的な補償額・免責額はレンタカー会社やプランによって異なります。

免責額とは?

事故が補償対象だったとしても、一定額までは利用者が負担する契約があります。例えば、対物免責5万円・車両免責5万円なら、条件によって自己負担が発生します。

免責補償制度(CDW)とは?

レンタカー会社では、事故時の対物・車両補償の免責額を免除する制度が用意されている場合があります。オリックスレンタカーでは、CDWへ加入している場合、事故時の車両・対物補償の免責額が免除されると案内しています。

ここで勘違い|CDWに入ればNOCもゼロ?

必ずしもそうではありません。例えばニッポンレンタカーでは、CDWに加入していてもNOCは別途負担と明記しています。トヨタレンタカーも、免責補償制度とNOCは別と案内しています。つまり、免責補償≠NOC補償です。

NOCとは?

NOC(ノン・オペレーション・チャージ)とは何か?という見出しの下、『修理代ではなく車が使えない期間の営業補償です。傷が小さくても請求されます』という説明、車がリフトアップされCloseed for Businessの札が掛かった整備工場のイラスト、自走して返却できた場合:20,000円、自走できず返却されない場合:50,000円という金額、驚くカイピヨくんと5万円札のイラスト、下部に『金額は一般的な目安です(ニッポンレンタカー・トヨタレンタカー等の例)』という注記

NOCは、Non Operation Charge(ノン・オペレーション・チャージ)の略です。レンタカーが事故・汚損などによって修理・清掃が必要になり、その期間営業に使えなくなることに対する、営業補償の一部として利用者が負担するものです。ニッポンレンタカーでは、事故・盗難・故障・汚損などによって修理等が必要となった場合にNOCを請求すると説明しています。

NOCはいくら?

レンタカー会社・契約によって異なります。一例としてニッポンレンタカーでは、予定営業所へ自走して返却できた場合:20,000円、それ以外:50,000円としています。トヨタレンタカーでも一般車について、安心Wプラン非加入の場合の例として、自走して予定店舗へ返却:20,000円、自走できず予定店舗へ返却されない:50,000円と案内しています。ただし、「レンタカーのNOCは全国一律2万円・5万円」ではありません。利用する会社・車種・プランの規定を確認してください。

傷が小さくてもNOCがかかる?

可能性があります。NOCは、修理代そのものではなく、修理・清掃によってレンタカーを営業利用できない期間の補償という性質だからです。ニッポンレンタカーでは、損傷等の程度や修理所要時間にかかわらず、所定のNOCを請求するとしています。

NOCを免除するプランもある

会社によっては、NOC補償を追加できます。例えばオリックスレンタカーでは、レンタカー安心パック(RAP)に加入している場合、NOCの支払いが免除されるとしています。ニッポンレンタカーにもNOC補償制度(ECO)があり、適用条件を満たせばNOC負担が免除されます。トヨタレンタカーでも、安心Wプラン加入時にはNOC負担が免除される仕組みがあります。

つまり予約時に確認するのは3段階

レンタカー予約画面で、「補償付き」という文字だけ見ないようにします。確認したいのは、①基本の保険・補償②免責額を免除する制度③NOCを免除する制度、です。

例|免責補償だけ加入

例えば、基本補償あり・CDWあり・NOC補償なし、なら、事故が補償対象でCDWの条件も満たした場合、車両・対物の免責額→免除でも、NOC→負担となる場合があります。

例|フルサポート系プラン

レンタカー会社によっては、免責額+NOCの両方をカバーする上位プランがあります。例えばニッポンレンタカーでは、CDWとECOを含むフルサポートプランで、条件を満たせば免責額とNOCの負担が免除される仕組みがあります。

💰 NOC・補償 自己負担シミュレーター

一番安いプランの本当のリスクという見出しの下、天秤のイラストで、左側にNOC免除プランを外して浮くお金=約1,000円/日、右側に事故発生時のNOC自己負担額=最大50,000円と書かれたINVOICE(請求書)が重く傾く図解、下部に『予約時に見るべきは料金差だけではありません。事故時に最大いくら自己負担する可能性があるかを比較してください』という説明

免責額とCDW・自走の可否・NOC免除プランの加入状況を入力すると、事故時の自己負担額の目安を計算します。あくまで一般的な考え方の目安で、実際の金額は会社・プランによって異なります。

💰 NOC・補償 自己負担シミュレーター

免責補償(CDW)に加入している

加入している
加入していない

自走して予定店舗へ返却できる

自走できる
自走できない

NOC免除プラン(ECO・RAP等)に加入している

加入している
加入していない
自己負担額を計算する

「補償に入っているから警察へ連絡しなくていい」は逆

補償が強制終了する4つのNG行動という見出しの下、警察・会社への未申告(黙って返却する)、その場での勝手な示談(相手に現金で払う・もらう)、独自の判断で修理(旅行先の板金屋で直す・タッチペンで隠す)、契約違反の運転(未登録者の運転・無断延長中の事故)という4枚の赤いタグが吊り下げられ、下部に『これらを行うと、加入した保険がすべて無効になります』という説明

非常に重要です。補償に加入していても、所定の事故手続きをしなかった場合は、補償が使えなくなる可能性があります。オリックスレンタカーは、事故時に警察や店舗への連絡など所定の手続きがなかった場合、保険・補償が適用されないケースに挙げています。ニッポンレンタカーでも同様です。

補償が使えなくなる可能性がある例

契約によって異なりますが、レンタカー会社の規定では例えば、警察へ届けていない・レンタカー会社へ連絡していない・無断延長・届け出ていない人が運転・飲酒運転・無免許運転・勝手に示談・貸渡約款違反、などによって、補償制度が適用されないことがあります。

「友達に少し運転してもらった」は注意

例えば、契約者だけを運転者として登録。途中で友人へ運転を交代。その友人が事故。この場合、レンタカー会社の規定によっては補償上の問題になる可能性があります。ニッポンレンタカーは、貸渡時に申し出た運転者以外の運転を、保険・補償制度が適用されない可能性のある約款違反の例として挙げています。複数人で運転する旅行なら、借りるときに運転者を確認しておきましょう。

事故後、そのまま旅行を続けていい?

自己判断では続けません。例えば、バンパーに小さな傷だけに見えても、ライト・センサー・タイヤ・足回りなどに問題がある可能性があります。レンタカー会社へ連絡し、運転を続けてよいか指示を受けます。トヨタレンタカーの貸渡約款でも、事故時は直ちに運転を中止して同社へ報告し、指示に従うことが定められています。

傷を付けた後にやってはいけないこと

①そのまま返却する(「返却するときにバレたら説明しよう」としない)②自分で修理する(タッチペンや板金修理で隠さない)③相手と勝手に現金精算する(レンタカー会社・保険会社を通す)④警察を呼ばない(小さな事故でも、レンタカー会社が届出を補償条件としている場合がある)⑤旅行を優先して連絡を後回しにする(事故現場からの連絡を求める会社がある)です。

「返却時間に間に合わない!」場合

事故処理によって、返却予定時刻を過ぎそうということがあります。この場合も、事故処理を飛ばして店舗へ急ぐのではありません。まず、安全確保・警察・レンタカー会社です。返却遅延についても店舗へ事情を伝え、指示を受けましょう。

返却時に初めて傷に気づいたら?

例えば、店舗へ戻って車を降りたら、左後ろに傷。いつ付いたか分からない。この場合、黙って返すのではなく、その場でスタッフへ申告してください。店舗側で、出発時の傷・貸出中の損傷・必要な事故手続きなどを確認します。トヨタレンタカーでも、返却時には店舗スタッフが車両の傷の有無を確認する流れになっています。

事故対応を1枚で整理

人身事故・相手あり

安全確保→けが人救護→119番→警察110番→相手情報確認→レンタカー会社→指示に従う

単独事故・小さな傷

安全確保→警察→レンタカー会社→写真→指示に従う

駐車中の当て逃げ

傷を発見→警察→レンタカー会社→現場・車両を記録→指示に従う

レンタカーを借りる前の30秒確認

出発前の30秒プレフライト・チェックという見出しの下、クリップボードに挟まれたPRE-FLIGHT CHECKLISTとして、事故時の緊急連絡先(ダッシュボードの中にあるか?)、免責補償(CDW)の自己負担額はいくらか?、NOC(休業補償)はいくらか?免除プラン(ECO,RAP等)に入っているか?という3項目のチェックリスト、下部にPro-Tipとして『乗車前に、必ず車の4方向(前後左右)からスマートフォンで写真を撮り、出発時の状態を記録してください』という説明

事故が起きてから契約内容を見るのは大変です。出発前に、この3つだけ確認しておきます。①事故時の電話番号(どこへ連絡する?)②免責補償(自己負担額は?)③NOC(いくら?免除プランに入っている?)。スマートフォンで契約画面をスクリーンショットしておく方法もあります。

出発前に車の写真も撮る

店舗スタッフと傷確認をしたうえで、車両全体をスマートフォンで撮影しておくと、自分自身の確認記録にもなります。例えば、前・後ろ・左側・右側の4方向です。

NOCを考えると「安いプラン」が必ず安いとは限らない

例えば2泊3日。基本プランの追加補償が0円、上位補償の追加が1日1,000円なら、3,000円多くかかります。事故がなければ基本プランの方が安い。しかし事故時には、免責額・NOCなどの負担が発生する可能性があります。つまり、料金差だけでなく、事故時に最大いくら自己負担する可能性があるかを比較します。

「NOC込みですか?」まで確認する

店頭で「補償付けますか?」と聞かれたとき、「一番安いやつで」だけで決めず、これは免責だけ?NOCも免除される?まで確認すると分かりやすくなります。

✅ 事故現場チェックリスト

気になる項目をタップするとチェックが付きます(タップでXP+1、全項目完了でバッジ獲得)。

0 / 17 完了

【安全】

安全な場所へ停車した
けが人を確認した
必要なら119番した
二次事故を防いだ

【連絡】

警察へ連絡した
レンタカー会社へ連絡した
事故受付センターへ連絡した
相手がいる場合は情報を確認した

【記録】

現場全体を撮影した
レンタカー全体を撮影した
傷を撮影した
相手車両を撮影した
発生時間・場所を記録した

【補償】

基本補償を確認した
免責補償の加入を確認した
NOC補償の加入を確認した
補償適用条件を確認した

よくある質問

Q1.レンタカーを少しこすっただけでも警察へ連絡しますか?+

レンタカー会社によっては必要です。オリックスレンタカーは損害の大小にかかわらず事故扱いとし、警察・事故受付センター・出発店舗への連絡を求めています。ニッポンレンタカーも、傷やへこみの大小や相手の有無にかかわらず所定の事故手続きを求めています。

Q2.単独事故でも警察へ連絡しますか?+

レンタカー会社の補償手続き上、連絡を求められる場合があります。自分だけで「警察不要」と判断せず、事故として手続きを進めてください。

Q3.駐車中に当て逃げされても連絡が必要?+

必要です。自分がぶつけていなくても、警察とレンタカー会社への届出が補償適用に必要となる場合があります。オリックスレンタカーも当て逃げについて所定の手続きを求めています。

Q4.NOCとは何ですか?+

事故などによってレンタカーの修理・清掃が必要になり、営業に使用できない期間について利用者が負担する営業補償の一部です。

Q5.NOCはいくらですか?+

会社・契約によって異なります。例としてニッポンレンタカーでは、自走して予定営業所へ返却した場合2万円、それ以外は5万円です。トヨタレンタカーでも一般車で同様の金額例があります。

Q6.免責補償へ入っていればNOCも無料?+

必ずしも無料ではありません。ニッポンレンタカーやトヨタレンタカーでは、免責補償とNOCは別のものとして扱われています。NOC免除には別の補償プランが必要になる場合があります。

Q7.補償へ加入していれば警察へ届けなくても大丈夫?+

大丈夫とは言えません。警察・レンタカー会社への連絡など所定の手続きをしなかった場合、保険・補償制度が適用されない可能性があります。

Q8.事故相手から「警察なしでいい」と言われました。+

レンタカーではその場で勝手に示談せず、警察とレンタカー会社へ連絡してください。レンタカー会社の承諾なく示談することが補償適用上の問題になる場合があります。

Q9.傷を自分で直して返却してもいい?+

避けてください。レンタカー会社へ連絡し、修理方法について指示を受けます。トヨタレンタカーの約款でも、事故による修理は原則として同社または指定工場で行うことになっています。

Q10.事故後もレンタカーで旅行を続けられますか?+

損傷状況によるため、自分だけで判断しません。レンタカー会社へ事故状況を報告し、運転継続・車両交換・レッカー等について指示を受けてください。

🏆 獲得バッジ

🎧ながら理解
音声を再生
🚨状況診断チェッカー利用
診断ツールを利用
💰自己負担シミュレーター利用
シミュレーターを利用
✅現場チェックリスト完了
チェックリスト全完了

まとめ

解決ドットコムからの鉄則という見出しの下、黄色背景に『レンタカーの傷は「大きさ」で対応を決めるな。』という大見出しと、『事故が起きたら、まず安全確保・警察・会社への連絡。その後に免責額とNOCを分けて確認する。これが旅行先のトラブルを最小化する唯一の方法です』という説明文、解決.comのロゴ

旅行先でレンタカーに傷を付けたとき、「修理代はいくら?」から考えないことが大切です。まず、人の安全→警察→レンタカー会社→事故状況の記録→補償確認、の順番です。特に、「傷が小さい」「相手がいない」「普通に走れる」からといって、返却時まで何も連絡しないのは避けましょう。レンタカー会社では、小さな擦り傷や単独事故でも警察・会社への連絡を求め、所定の手続きがない場合には保険・補償制度が適用されないことがあります。

そして費用については、修理代だけではありません。確認するのは、①基本の保険・補償②対物・車両等の免責額③免責補償制度④NOC⑤NOC免除制度⑥補償適用条件です。

解決ドットコムからひとこと

レンタカーをこすると、傷を見つける→修理代が怖くなる→「このくらいなら黙っていても…」という方向へ考えてしまうことがあります。でも、ここで整理する順番は逆です。傷が小さい?→事故手続きは必要?ではなく、事故が起きた→所定の手続きをする→その後に補償範囲を確認するです。

そして、「補償に入ったから大丈夫」も一度分解します。保険・補償は免責額を伴い、免責補償はその免責額を免除し、NOCは営業補償として別に発生する場合があり、NOC補償はそのNOCを免除します。この違いが分かっていれば、レンタカーを予約するときにも、一番安い補償を選ぶだけではなく、事故が起きたら自分はいくらまで負担する可能性がある?という見方ができます。問題を解く前に、まず整理する。

レンタカーの傷は「傷の大きさ」で対応を決めるのではなく、安全確保・警察・レンタカー会社への連絡を先に行い、その後に免責額とNOCを分けて確認することが、旅行先でトラブルを大きくしないための基本です。

※本記事は2026年8月31日時点の道路交通法、トヨタレンタカー、ニッポンレンタカー、オリックスレンタカー等の公表情報を基に一般的な事故対応を整理したものです。実際の補償内容、免責額、NOC、事故受付方法、適用除外条件等はレンタカー会社・車種・予約プラン・契約内容によって異なります。事故時は、ご利用中のレンタカー会社の貸渡約款・事故受付の指示を優先してください。

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