防災の日とは?なぜ9月1日?由来と家庭で見直したい防災対策をわかりやすく解説

2026年8月15日 最終更新|解決ドットコム(となりの解決屋さん)

防災の日とは?なぜ9月1日?由来と家庭で見直したい防災対策をわかりやすく解説

🧯 9月1日は「知る日」ではなく、「備えを動かす日」

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毎年9月1日は「防災の日」です。学校や会社、地域で防災訓練が行われることも多いため、「防災の日は、なぜ9月1日なの?」「関東大震災が起きた日だから?」「防災の日は祝日なの?」「家庭では何を確認すればいいの?」と疑問に思う人もいるでしょう。

防災の日が9月1日になった大きな理由は、1923年9月1日に関東大震災が発生したことです。さらに、9月1日ごろは昔から台風への警戒が必要とされてきた「二百十日」の時期にあたります。防災の日が設けられる前年には伊勢湾台風による甚大な被害もありました。つまり防災の日は、過去の大災害を忘れず、地震や台風、豪雨などへの備えを見直す日として定められたのです。2026年の防災の日は、9月1日(火)です。

今回は、防災の日の由来だけでなく、家族で確認したい避難先、連絡方法、家具の固定、備蓄、防災リュックなど、家庭で実行できる対策を中心に解説します。

🎧 音声で聞く「避難所の罠と30分防災術」

防災の日とは?

防災の日は、毎年9月1日です。政府や地方自治体、防災関係機関だけでなく、広く国民が災害についての認識を深め、備えを充実させることを目的としています。対象となるのは地震だけではありません。内閣府の閣議了解では、台風・豪雨・豪雪・洪水・高潮・地震・津波などの災害について認識を深め、備えを強化する日とされています。現在では、土砂災害、火山災害、大規模火災なども含め、地域で起こり得るさまざまな災害への備えを見直す機会になっています。

過去を振り返るだけの記念日?ではなく、災害が起きたらどう行動するかを確認する日。地震だけでなく台風・豪雨・津波など地域で起こり得るすべての災害への備えを見直す機会。カイピヨくんの「防災の日は“怖い災害を考える日”じゃなくて、“家族を守る準備を一つ進める日”なんだね」というコメント

防災の日は、過去の災害を振り返るだけの記念日ではありません。家庭や学校、会社、地域で、実際に災害が起きたらどう行動するかを確認する日と考えると分かりやすいでしょう。内閣府は、防災の日と防災週間の目的を「災害の未然防止と被害の軽減に資するため」としています。内閣府「防災の日及び防災週間について」

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「防災の日は、地震だけじゃなくて、台風や大雨、津波などにも備える日なんだね!」

2026年の防災の日はいつ?

2026年の防災の日は、次の通りです。

項目日付
防災の日2026年9月1日(火)
防災週間2026年8月30日(日)~9月5日(土)

防災の日は毎年9月1日に固定されているため、年によって曜日が変わります。

防災の日は国民の祝日ではありません。
2026年9月1日は火曜日ですが、原則として学校や会社が休みになる日ではありません。内閣府が公表する2026年の国民の祝日・休日一覧にも、防災の日は含まれていません。内閣府「国民の祝日について」

なぜ防災の日は9月1日なの?

防災の日が9月1日になった理由は、一つだけではありません。主に「関東大震災が発生した日」「台風に注意する二百十日の時期」「伊勢湾台風の教訓を防災に生かすため」という三つが関係しています。それぞれ詳しく見ていきましょう。

なぜ9月1日なのか?3つの教訓が交差する日。1923年関東大震災(9月1日発生、地震に伴う火災や津波、土砂災害の教訓)、暦の「二百十日」(立春から210日目、昔から台風や強風に警戒する時期)、1959年伊勢湾台風(甚大な風水害、翌1960年に防災の日が制定)が交差する図。国民の祝日ではないため日常の中で点検を行う日という注記

9月1日は関東大震災が発生した日

1923年、大正12年9月1日午前11時58分、関東地方を大地震が襲いました。これが関東大震災です。気象庁によると、地震の規模はマグニチュード7.9。神奈川県西部を震源とし、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県で震度6を観測したとされています。建物の倒壊だけでなく、大規模な火災、津波、土砂災害、避難時の混乱などが重なり、死者・行方不明者は10万5,000人を超えました。

地震が発生したのは、昼食の準備で火を使う家庭が多かった時間帯です。さらに、建物の倒壊や断水、強い風などの条件が重なり、東京を中心に大規模な火災が発生しました。関東大震災は、地震そのものだけでなく、地震に伴う火災や津波、土砂災害にも備える必要があるという大きな教訓を残した災害です。気象庁「関東大震災から100年・地震の概要」

そのため、関東大震災が発生した9月1日が、防災について考える日になりました。

「二百十日」と台風の時期も関係している

9月1日ごろは、暦の上で二百十日(にひゃくとおか)にあたる時期です。二百十日とは、立春から数えて210日目のこと。昔から、台風や強い風に注意する時期として意識され、農作物への被害を警戒する日でもありました。ただし、二百十日だから必ず台風が来るわけではありません。また、二百十日の日付は年によって多少変わり、常に9月1日になるとは限りません。防災の日との関係では、9月初めは台風や風水害への備えを見直すのに適した時期だったと理解するとよいでしょう。

伊勢湾台風の被害も防災の日制定の背景にある

防災の日が設けられる前年の1959年9月には、伊勢湾台風が日本を襲いました。伊勢湾台風では、高潮や洪水などによって、死者・行方不明者5,000人を超える甚大な被害が発生しました。こうした被害を受け、国全体で災害への備えを強化する必要性が改めて認識されます。そして1960年、昭和35年6月17日の閣議了解によって、9月1日が防災の日として設けられました。

気象庁も、防災の日について、関東大震災が発生した日・二百十日の時期・伊勢湾台風の教訓との関係を紹介しています。気象庁「9月1日は防災の日」つまり、「関東大震災が起きた日だから」だけが理由ではないのです。過去の地震災害と台風災害の両方を教訓として、防災への意識を高める日になりました。

防災の日はいつ制定された?

防災の日が最初に設けられたのは、1960年です。その後、1982年、昭和57年5月11日の閣議了解によって、防災の日と防災週間の現在につながる考え方が整理されました。さらに1983年には、防災週間の期間が、毎年8月30日から9月5日までと定められています。内閣府「防災週間の期間について」

主な出来事
1923年9月1日に関東大震災が発生
1959年伊勢湾台風で甚大な被害が発生
1960年9月1日を防災の日として制定
1982年防災の日・防災週間の目的を閣議了解で整理
1983年防災週間を8月30日~9月5日と決定

防災の日と防災週間の違い

防災の日は、毎年9月1日の一日です。一方、防災週間は、防災の日を中心とした8月30日から9月5日までの一週間です。

名称期間主な目的
防災の日9月1日災害への認識を深め、備えを見直す
防災週間8月30日~9月5日防災訓練や啓発活動を全国的に行う

防災週間には、自治体や学校、会社などで、避難訓練、防災講演会、防災用品の展示、消火訓練、安否確認訓練、家庭向けの防災啓発などが行われます。防災の日だけですべてを確認するのが難しい場合は、防災週間を使って少しずつ点検するとよいでしょう。

家庭で見直したい防災対策

ここからは、防災の日に家庭で見直したい対策を紹介します。防災というと「非常食や防災リュックを買わなければ」と考えがちですが、必要な備えは家庭によって異なります。大切なのは、危険を知る→逃げ道を決める→連絡をとる→室内を安全にする→命をつなぐ→持ち出す→家族に合わせるという順番で考えることです。

家族を守る「7つの防衛ステップ」。①危険を知る(ハザードマップ)→②逃げ道を決める(避難先と経路)→③連絡をとる(家族の連絡方法)→④室内を安全にする(家具の固定)→⑤命をつなぐ(水・食料・トイレの備蓄)→⑥持ち出す(防災リュック)→⑦家族に合わせる(特別な備え)の順路を示す図。準備は一日にして成らず、順番に進めることが成功の鍵という注記

順番に確認していきましょう。

① ハザードマップで自宅周辺の危険を確認する

最初に確認したいのが、自宅周辺でどのような災害が起こる可能性があるかです。住んでいる場所によって、洪水、内水氾濫、高潮、津波、土砂災害、地震、大規模火災などの危険性は異なります。国土交通省と国土地理院の「ハザードマップポータルサイト」では、住所を入力して周辺の災害リスクを調べられます。市区町村が作成したハザードマップへのリンクも確認できます。国土交通省・国土地理院「ハザードマップポータルサイト」

確認する場所は自宅だけではありません。勤務先、学校や保育園、よく利用する駅、高齢の家族が暮らす家、通勤・通学経路なども調べておくと安心です。

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「防災グッズを買う前に、“自分の家では何が起こりやすいか”を知ることが大切なんだね!」

② 避難場所と避難経路を確認する

ハザードマップを確認したら、次は避難先を決めます。ここで注意したいのが、近くの学校や公民館なら、どんな災害でも安全とは限らないということです。避難先には、主に「指定緊急避難場所」と「指定避難所」があります。

近くの学校が常に安全とは限らない。避難先の2つの役割を理解する図。指定緊急避難場所(災害の危険から命を守るため緊急的に避難する場所、一時的、災害の種類ごとに指定され地震OKでも洪水NGの場合あり)と指定避難所(自宅へ戻れない人などが一定期間生活する施設、一定期間、生活インフラの提供が目的)の比較。ハザードマップで自宅の災害リスクを調べ、災害ごとの避難先と夜間でも通れる経路をセットで確認するという注記
名称役割
指定緊急避難場所災害の危険から命を守るため、緊急的に避難する場所
指定避難所自宅へ戻れない人などが一定期間生活する施設

指定緊急避難場所は、洪水、土砂災害、地震、津波、大規模な火災など、災害の種類ごとに指定されます。たとえば、地震の避難場所として利用できても、洪水時には適さない施設もあります。内閣府も、指定緊急避難場所は災害の種類ごとに指定されると説明しています。内閣府「避難場所に関すること」

家庭では、災害ごとの避難先、自宅から避難先までの経路、川・崖・ブロック塀など危険な場所、夜間や停電時でも通れるか、一つ目の経路が使えない場合の別ルート、子どもや高齢者と一緒に移動できるかを確認しましょう。昼間に歩くだけでなく、可能であれば暗い時間帯にも安全を確認しておくと役立ちます。

避難先タイプあなたの心配な災害は?

気になる災害を選ぶと、避難先を確認するときのポイントを表示します。

③ 家族との連絡方法を決める

災害発生直後は、電話がつながりにくくなることがあります。そのため、「連絡が取れなかったらどうするか」を事前に決めておくことが大切です。家族で確認したいのは、連絡が取れない場合の集合場所、子どもを誰が迎えに行くか、学校や保育園の引き渡しルール、高齢者や要配慮者を誰が支援するか、自宅へ戻れない場合の行動、安否情報を登録する共通の電話番号などです。

災害用伝言ダイヤル「171」の正しい使い方。「171」に電話する→録音は「1」・再生は「2」を選ぶ→電話番号を入力する、という3ステップの図。「家族全員無事。○○小学校に避難。次は18時ごろに伝言を更新します」という伝言例。毎月1日・15日、防災週間(8/30 9:00〜9/5 17:00)に体験利用が可能という注記

災害時の安否確認には、NTT東日本・NTT西日本の災害用伝言ダイヤル171や、インターネットを使うweb171があります。171では、「171」に電話する→録音は「1」・再生は「2」→家族で決めた電話番号を入力する、という流れで伝言を残したり、確認したりできます。NTT東日本「災害用伝言ダイヤル171」

伝言は、「家族全員無事。○○小学校に避難。次は18時ごろに伝言を更新します」のように、短く具体的に残すと伝わりやすくなります。171とweb171は、防災週間中の8月30日午前9時から9月5日午後5時まで体験利用できます。また、毎月1日と15日などにも体験日が設けられています。NTT東日本「171体験利用のご案内」実際の災害時に初めて使うのではなく、家族で一度練習しておくとよいでしょう。

④ 家具の固定と配置を見直す

地震対策では、防災用品をそろえることと同じくらい、家具の固定や配置が重要です。特に優先したいのは、寝室と出入口です。寝ている場所に家具が倒れてきたり、倒れた家具がドアをふさいだりすると、けがや避難の遅れにつながります。

寝室と出入口を「安全地帯」に変える。The Bedroom Danger Zone Mapとして、寝室内の倒壊ゾーン(家具が倒れてくる範囲)と安全地帯を色分けした図。L字型金具やポール式器具を使用、窓ガラスに飛散防止フィルム、出入口付近に倒れやすい家具を置かない、という3つの吹き出し。防災用品をそろえることと同じくらい、家具の固定と配置が命を左右するという注記

消防庁は、寝室に背の高い家具を置かない、子どもや高齢者の部屋に大型家具を置かない、出入口付近に倒れやすい家具を置かない、就寝位置を家具から離す、重い家電は低い位置に置く、といった対策を紹介しています。消防庁「家具などの配置を工夫する」家具や家電には、L字型金具、転倒防止ベルト、ポール式器具、扉の開放防止器具、ガラス飛散防止フィルムなどを、製品の説明に従って取り付けます。

防災の日には、ベッドや布団の周辺、子ども部屋、玄関までの通路、冷蔵庫、食器棚、本棚、テレビ、吊り下げ照明、窓ガラスを優先して確認しましょう。あわせて、住宅用火災警報器の作動や電池、消火器の使用期限も確認しておくと安心です。

⑤ 水・食料・携帯トイレを備蓄する

家庭の備蓄は、最低3日分、できれば1週間分が目安です。内閣府は、飲料水について1人1日3リットルを目安としています。内閣府「自然災害への備えをチェック」

最低3日〜1週間分:「水」と「食」の備蓄ルール。The Water Equationとして飲料水3リットル×4人×7日=84リットルという計算式(飲料水の目安:1人1日3リットル)。買う→備える→食べる(賞味期限の近い物から)→買い足す、というローリングストックの循環図
家族の人数3日分7日分
1人9リットル21リットル
2人18リットル42リットル
3人27リットル63リットル
4人36リットル84リットル

これは飲料水の目安です。トイレや体を拭くための生活用水は別に必要になるため、可能な範囲で水をためる容器なども準備しておきましょう。食料は、特別な非常食だけでなく、パックご飯、缶詰、レトルト食品、乾麺、シリアル、栄養補助食品、菓子、常温保存できる飲み物、普段食べ慣れている食品などを組み合わせます。災害時にはガスや電気、水道が使えない可能性があるため、そのまま食べられる物と、カセットコンロなどで調理できる物を分けて考えることが大切です。

食料はローリングストックで備える

非常食だけをまとめて購入すると、気付いたときには賞味期限が切れていることがあります。そこで役立つのが、ローリングストックです。普段食べる食品を少し多めに買う→賞味期限の近い物から食べる→食べた分を買い足す、という方法です。普段から食べ慣れた食品を備蓄できるため、災害時にも食べやすく、期限切れも防ぎやすくなります。内閣府も、日常的に食べて買い足すローリングストックを備蓄方法として紹介しています。内閣府「できることから始めよう!防災対策」

携帯トイレの備蓄を忘れない

備蓄というと水や食料を思い浮かべますが、忘れやすいのが携帯トイレです。断水や排水設備の故障が起きると、自宅の便器が残っていても水を流せないことがあります。

忘れがちな最重要項目:「携帯トイレ」の備蓄。5〜6回/日×4人×7日間=140〜168回分という計算式。断水や排水設備の故障に備えるセットとして凝固剤・排便袋・保管用の密閉袋・トイレットペーパー/消臭袋・ウェットティッシュのアイコン一覧

政府広報では、携帯トイレの備蓄量について、1日5~6回×家族の人数×7日分を目安として紹介しています。政府広報オンライン「災害に事前に備える」たとえば4人家族なら、5~6回×4人×7日=140~168回分が1週間分の目安です。あわせて、凝固剤、排便袋、保管用の密閉袋、トイレットペーパー、ウェットティッシュ、消臭袋、手指衛生用品なども準備しておきましょう。

備蓄量計算機我が家の備蓄、何が必要?

家族の人数と日数を選ぶと、飲料水と携帯トイレの目安量を計算します。

⑥ 防災リュックと自宅の備蓄は分けて考える

防災リュックと自宅の備蓄は、目的が異なります。

防災リュックと自宅の備蓄は「分けて」考える比較表。防災リュック(目的:緊急避難時に持ち出す、重さ/量:自分で持てる範囲、保管場所:玄関や寝室など、主な物:懐中電灯・携帯ラジオ・少量の飲料水・携帯食・常用薬・身分証明書)と自宅の備蓄(目的:自宅などで数日間生活する、重さ/量:最低3日分・できれば1週間分、保管場所:台所・収納・分散保管、主な物:水・食料・大量の携帯トイレ・カセットコンロ・生活用品)の比較
防災リュック自宅の備蓄
目的緊急避難時に持ち出す自宅などで数日間生活する
自分で持てる範囲最低3日分、できれば1週間分
置き場所玄関や寝室など台所、収納、分散保管
主な物ライト、薬、少量の水、携帯食、充電器など水、食料、携帯トイレ、カセットコンロ、生活用品など

防災リュックへ何でも詰め込むと、重くなって避難しにくくなります。持ち出し品は、懐中電灯・ヘッドライト、携帯ラジオ、モバイルバッテリー、少量の飲料水、すぐ食べられる食品、常用薬、携帯トイレ、マスク、軍手、雨具、タオル、現金、身分証明書などの控え、家族の連絡先、ホイッスルなどから、家庭に必要な物を選びましょう。実際に背負い、階段や玄関まで無理なく移動できるか確かめることも大切です。

⑦ 家族に合わせた備えを追加する

一般的な防災用品だけでは足りない家庭もあります。家族構成や健康状態に合わせて、必要な物を追加しましょう。

家族のカタチに合わせて「備え」をカスタマイズ。乳幼児(液体ミルク・おむつ・おしり拭き・抱っこひも・母子手帳)、高齢者(お薬手帳の控え・眼鏡/補聴器の予備電池・介護食・大人用おむつ)、アレルギー・持病(アレルギー対応食品・薬の一覧・注意事項カード)、ペット(ペットフード・水・リード/キャリー・写真・ワクチン記録)の4カテゴリカード。スマホの充電切れ=情報孤立、モバイルバッテリー・車載充電器・乾電池式ラジオは必須という注記

乳幼児がいる家庭

液体ミルクや粉ミルク、哺乳瓶や使い捨てカップ、離乳食、おむつ、おしり拭き、抱っこひも、母子健康手帳の控えなどを準備しましょう。

高齢者がいる家庭

常用薬、お薬手帳の控え、眼鏡、補聴器と電池、入れ歯用品、介護食、大人用おむつ、移動に必要な補助具などを準備しましょう。

アレルギーや持病がある場合

アレルギー対応食品、病名や注意事項を書いたカード、薬の一覧、医療機器用の予備電源、かかりつけ医や薬局の連絡先を準備しましょう。薬の予備については、自己判断で増減せず、医師や薬剤師に相談しましょう。

ペットがいる家庭

ペットフード、飲料水、リード、キャリーバッグ、トイレ用品、薬、飼い主と一緒に写った写真、ワクチン接種記録、自治体の同行避難ルールを確認しておきましょう。

そのほかの生活用品

生理用品、コンタクトレンズ用品、予備の眼鏡、防寒具、暑さ対策用品、使い慣れた衛生用品なども忘れずに。市販の防災セットを購入して終わりにせず、家族に必要な物を追加することが重要です。

情報と電源の備えも確認する

災害時には、正しい情報を得ることが欠かせません。しかし、スマートフォンだけに頼っていると、停電や通信障害、充電切れで情報を確認できなくなる可能性があります。家庭では、自治体の防災メール、防災アプリ、気象庁や自治体の公式情報、携帯ラジオ、乾電池、モバイルバッテリー、車載充電器、充電ケーブルなど、複数の手段を準備しておきましょう。モバイルバッテリーは、持っているだけでは役に立ちません。定期的に充電量を確認し、使用できるか試しておくことが大切です。

防災の日にできる「30分点検」

防災対策を一日ですべて完璧にする必要はありません。まずは30分で、次の点検をしてみましょう。

防災の日に実行する「30分間」のアクションプラン。円グラフで、ハザードマップで自宅の災害リスクを確認(5分)、避難場所と避難経路を確認(5分)、家族の集合場所と連絡方法を決める(5分)、水・食料・携帯トイレの数と期限を確認(10分)、寝室と出入口付近の家具を確認(5分)の5項目に色分けされた円。1日で完璧にする必要はありません、まずはこの30分からという吹き出し
時間確認すること
5分ハザードマップで自宅の災害リスクを確認
5分避難場所と避難経路を確認
5分家族の集合場所と連絡方法を決める
10分水・食料・携帯トイレの数と期限を確認
5分寝室と出入口付近の家具を確認

余裕があれば、防災リュックを実際に背負い、171の体験利用も行ってみましょう。防災対策で重要なのは、一度準備して終わりにしないことです。防災の日、年末、引っ越し、家族構成が変わったときなど、点検する日を決めておくと続けやすくなります。

30分点検チェックリストで確認する

タップして、確認できた項目にチェックを入れましょう。

① ハザードマップの確認 5分

自宅のハザードマップを確認した
勤務先・学校など普段よく行く場所も確認した

② 避難場所・避難経路の確認 5分

災害の種類ごとの避難先を確認した
自宅から避難先までの経路を歩いた(または地図で確認した)
川・崖・ブロック塀など危険な場所を把握した

③ 家族の連絡方法の確認 5分

連絡が取れない場合の集合場所を決めた
171・web171の使い方を家族で確認した

④ 水・食料・携帯トイレの確認 10分

飲料水の備蓄量と期限を確認した
食料(ローリングストック)の期限を確認した
携帯トイレの数を確認した

⑤ 家具・住宅設備の確認 5分

寝室・出入口付近の家具の固定を確認した
住宅用火災警報器・消火器の状態を確認した
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防災の日に見直したい思い込み

家庭の防災では、次のような思い込みにも注意しましょう。

命を危険にさらす「5つの思い込み」を捨てる比較表。「防災グッズを買ったから大丈夫」→置き場所や使い方が分からなければ無意味、一度使ってみる。「避難は近くの学校へ行けばいい」→災害の種類(洪水・津波など)に対応した場所か要確認。「家族とは電話で連絡できる」→災害時はつながりにくい、171や集合場所を事前に決める。「非常食は放置でいい」→家族が食べられる味か、水や加熱が必要かを確認する。「備えの場所は一人が知っていればいい」→家族全員(子どもも)が分かる場所に置く、という5つの✗→○対比
✗「防災グッズを買ったから大丈夫」
置き場所や使い方が分からなければ役立ちません。ライト、携帯トイレ、ラジオなどは一度使ってみましょう。
✗「避難は近くの学校へ行けばいい」
避難場所は災害の種類によって異なります。洪水、津波、土砂災害など、それぞれに対応した場所か確認が必要です。
✗「家族とは電話で連絡できる」
災害時には電話がつながりにくくなることがあります。171、web171、集合場所など、別の方法を決めておきましょう。
✗「非常食は確認しなくていい」
賞味期限だけでなく、家族が実際に食べられるか、加熱や水が必要かも確認しましょう。
✗「備えの場所は一人が知っていればいい」
備蓄や防災リュックの場所は、家族全員が知っている必要があります。子どもにも分かる場所へ置くことが大切です。

よくある質問

Q. 2026年の防災の日はいつ?

2026年9月1日(火)です。防災の日は毎年9月1日に固定されています。

Q. 防災の日はなぜ9月1日なの?

1923年9月1日に関東大震災が発生したことが大きな理由です。さらに、台風への警戒が必要とされてきた二百十日の時期であることや、1959年の伊勢湾台風の教訓も制定の背景にあります。

Q. 防災の日は祝日?

いいえ。防災の日は国民の祝日ではないため、原則として学校や会社が休みになる日ではありません。

Q. 防災週間はいつからいつまで?

毎年8月30日から9月5日までです。この期間には、全国各地で防災訓練や啓発活動などが行われます。

Q. 防災の日は地震に備える日?

地震だけではありません。台風、豪雨、洪水、高潮、豪雪、津波など、さまざまな災害への認識を深め、備えを見直す日です。

Q. 飲料水はどのくらい備蓄すればいい?

1人1日3リットルを目安に、最低3日分、できれば1週間分を準備します。4人家族なら3日分で36リットル、1週間分で84リットルが目安です。

Q. 食料より先に備えたい物はある?

水や食料に加えて、携帯トイレを忘れないことが重要です。また、備蓄品を購入する前に、ハザードマップ、避難先、家族の連絡方法、家具の配置も確認しましょう。

Q. 最寄りの避難所へ行けば大丈夫?

必ずしもそうとは限りません。指定緊急避難場所は災害の種類ごとに指定されます。洪水、津波、土砂災害など、想定する災害に対応した場所か確認してください。

Q. 防災対策は何から始めればいい?

まずは、寝室と玄関周辺を確認しましょう。倒れそうな家具がないか、出口がふさがれないかを確認し、その後ハザードマップ、避難先、連絡方法、備蓄の順に進めると取り組みやすくなります。

まとめ|防災の日は「知る日」ではなく「備えを動かす日」

疑問答え
防災の日はいつ?毎年9月1日
2026年は?9月1日(火)
なぜ9月1日?関東大震災の発生日で、二百十日の時期でもあるため
制定の背景関東大震災や伊勢湾台風などの教訓
いつ制定された?1960年
祝日?祝日ではない
防災週間は?8月30日~9月5日
水の備蓄1人1日3リットル、最低3日分・できれば1週間分
最初に確認することハザードマップ、避難先、連絡方法、家具の配置
家族で決めること集合場所、安否確認方法、役割分担

防災の日は、過去の災害を知るためだけの日ではありません。自宅の危険を調べる。避難先まで歩いてみる。家族の集合場所を決める。家具の位置を変える。水や携帯トイレの数を確認する。171を練習する。こうした小さな行動を、実際に一つ進めるための日です。

災害が起きてから、「確認しておけばよかった」と思っても、時間を戻すことはできません。一方、防災の日に30分だけ使えば、家族の命を守るための備えを一つ増やせます。今年の9月1日は、防災用品を眺めるだけで終わらせず、家族で一つ、具体的な対策を実行する日にしてみてはいかがでしょうか。

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「防災の日は“怖い災害を考える日”じゃなくて、“家族を守る準備を一つ進める日”なんだね!」

🎉 今日のミニクイズ(正解でXP+10)

Q. 防災の日が9月1日になった理由として、最も適切なのはどれでしょう?

「確認しておけばよかった」と思う前に。防災の日に30分だけ使えば、家族の命を守るための備えを一つ増やせます。今年の9月1日は、防災用品を眺めるだけで終わらせず、具体的な対策を実行する日にしましょう、という解決.comロゴとカイピヨくんのクロージングメッセージ
「確認しておけばよかった」と思う前に。

今年の9月1日は、防災用品を眺めるだけで終わらせず、家族で一つ、具体的な対策を実行する日にしましょう。

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参考資料

🎧音声を聞いた
🗺️避難先チェック
💧備蓄量計算
☑️30分点検完了
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