運動会・学校行事の写真をSNSに載せても大丈夫?他の子どもの顔・名前・位置情報に注意

📸 Lv.3 学校行事のSNS投稿を確認中
XP 30
運動会の写真、SNSに載せても大丈夫?というタイトルスライド。投稿前に知っておくべき「写り込み」のリスクと対策という副題。カメラのファインダー越しに見たような黄色い枠線・ISO・シャッタースピードなどのカメラ設定表示を配置した紺色背景のデザインと、解決.comのロゴ

運動会・学校行事の写真をSNSに載せても大丈夫?他の子どもの顔・名前・位置情報に注意

2026年8月27日 最終更新|解決ドットコム(とらぶる解決屋さん)

🎧 音声で聞く|写真の背景から住所がバレる
写真を整理する合間にも「ながら理解」できます(再生でXP+10)

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「運動会で撮った子どもの写真をInstagramに載せてもいい?」「後ろに他の子が写っているけど問題ない?」「顔をスタンプで隠せば大丈夫?」「ゼッケンに名前が写っている場合は?」「学校名を書かなければ場所は特定されない?」

秋は、運動会・体育祭・文化祭・音楽会・発表会・遠足・PTA行事など、子どもの写真や動画を撮る機会が増える時期です。頑張っている姿を家族や友人に見てもらいたくなりますが、学校行事の写真には、自分の子ども以外の情報が想像以上に写り込みます。

個人情報保護委員会は、写真や動画には、顔・名前・住所だけでなく、画像データの位置情報など個人を特定できる情報が含まれる可能性があり、自分以外の人の個人情報が写っていることにも注意が必要と案内しています。また、一度ネット上に公開された画像を完全に削除することは極めて困難だと注意喚起しています。

さらに警視庁も、SNS上では写真の背景や風景から場所を特定される事例があるとして、顔や地名が直接写っていない写真でも注意するよう呼びかけています。

📌 この記事で分かること

  • 「撮影できる」と「SNSに投稿できる」が別問題である理由
  • 顔・名前・学校名・位置情報など、写真に潜む個人情報の見つけ方
  • 写真に写る要素の組み合わせから特定リスクを確認できるツール
  • 投稿前30秒スキャンをその場で実施できるチェックツール
  • 投稿してしまった後の対応と、無断転載されたときに残す証拠

まず結論|「撮影できる」と「SNSに投稿できる」は別

「撮影してよい」と「ネットに公開してよい」は別物という図解。左の円「撮影してよい」と右の円「ネットに公開してよい」が重なるベン図と、「家族の思い出(プライベート)とSNS投稿(パブリック)は別物です」という説明。右側には公開範囲・写っている情報・写っている人・学校のルールの4段のピラミッド図(学校のルールが黄色く強調された土台)。カイピヨくんが「『撮っていいです』と『ネットに載せていいです』は同じ意味じゃないんだね」と話す吹き出し

一番最初に整理したいポイントです。「運動会で撮影OK」だからといって「SNS投稿もOK」とは限りません。学校が保護者による撮影は可能としていても、ネット上への公開まで認めているとは限らないからです。

実際に自治体・学校の案内では、学校行事等で保護者が撮影した画像について、家庭内で楽しむことを基本とし、個人を特定できる画像や他の子どもの個人情報をSNSへ掲載しないよう求めている例があります。東京都教育委員会の「SNS東京ルール」でも、写真・動画を許可なく撮影・掲載・拡散しないことがルールの一つとして示されています。

したがって、最初に確認する順番は、学校のルール→写っている人→写っている情報→公開範囲です。

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カイピヨくんのひとこと
「撮っていいです」と「ネットに載せていいです」は同じ意味じゃないんだね。

「自分が撮影した写真だから自由」でもない

写真を自分で撮影した場合、写真そのものについて撮影者側に著作権が生じる場合があります。しかし、写真の著作権を持っていることと、写っている人を自由に公開できることは別問題です。写真に他人が写っている場合には、プライバシー・肖像に関する権利・学校のルールなどを別に考える必要があります。

個人情報保護委員会も、本人を判別できる写真は一般に個人情報に当たり得るとし、不特定多数への提供についてはプライバシーや肖像権への配慮が必要としています。

※一般の保護者が個人的にSNS投稿したから直ちに「個人情報保護法違反になる」という意味ではありません。実際の法的評価は、投稿の内容や利用方法などによって異なります。

1枚の写真に潜む「6つの個人情報」

【解析】1枚の写真に潜む「6つの個人情報」という図解。リレーを走る子どものイラストに、他の子の顔・ゼッケン名札・テント横断幕・制服体操服・プログラムボード・背景の建物という6つの情報が黄色い丸でハイライトされている。カイピヨくんが「主役(自分の子)以外に、これだけの情報が写り込んでいます」と話す吹き出し

例えば自分の子どもがリレーを走っている写真でも、背景には、一緒に走る子・応援している子・次の順番を待っている子・保護者・教職員などが写ります。個人情報保護委員会は、顔画像など個人を識別できる情報は個人情報に当たり得ると説明しています。

注意1|他の子どもの「顔」

小さく写っていれば必ず大丈夫、とは一律には言えません。顔がはっきり分かる・特徴的な服装・名前と一緒に写っている・投稿文で所属まで分かる場合は、写真単体では小さくても特定につながる可能性があります。見るべきなのは、顔の大きさだけではなく、その写真と投稿文を合わせて誰なのか分かるかです。

注意2|名前・ゼッケン・名札

顔を隠したから安心と思っても、胸に大きく名前が書かれていたという場合があります。運動会では特に、ゼッケン・名札・プログラム・得点表・クラス掲示などに名前が出やすくなります。個人情報保護委員会は、SNS利用時について、子どもが自分や友達の名前、学校名などを書き込むことや、住所が分かる写真を掲載することに注意を促しています。

注意3|学校名

子どもの名前を載せなくても、どこの学校へ通っているのかが分かれば、生活圏を絞り込む情報になります。校門・学校名入りテント・横断幕・体育館の壁・校章・行事プログラム・「〇〇小学校運動会」という看板などです。写真に学校名がなくても、投稿文で「今日は〇〇小学校の運動会!」と書けば同じです。「家から徒歩5分の学校」「〇〇駅近く」など複数の投稿を組み合わせることで、場所が推測される可能性もあります。

警察庁は、インターネット上では複数サイトの情報を集めることで個人を特定できる可能性があるとして、自分や家族の個人情報を安易に掲載しないよう注意を呼びかけています。

注意4|制服・体操服・校章

学校名は消したとしても、特徴的な制服・校章・体操服のロゴ・学年カラーなどから学校が推測できる場合があります。学校名を文字で隠したから終わりではなく、写真全体から何が読み取れるかを確認します。

🔗 顔を隠しても意味がない理由:情報の「連鎖」

顔を隠しても意味がない理由:情報の「連鎖」という漏斗(じょうご)の図解。顔(スタンプで隠す)→誰か分からない、+名前(ゼッケンが見える)→「〇〇ちゃん」だと判明、+学校(制服・背景から推測)→「〇〇小の〇〇ちゃん」に絞られる、+場所(投稿文や風景)→【個人と生活圏の完全特定】という4段階の絞り込みを示す漏斗。確認の鉄則:「顔」単体ではなく、「写真全体+投稿文」を合わせて誰なのか分かるか?という結び

確認の鉄則は、「顔」単体ではなく、写真全体+投稿文を合わせて誰なのか分かるかです。顔(スタンプで隠す)だけなら誰か分かりませんが、+名前(ゼッケンが見える)で「〇〇ちゃん」だと判明、+学校(制服・背景から推測)で「〇〇小の〇〇ちゃん」に絞られ、+場所(投稿文や風景)で個人と生活圏が完全特定される可能性があります。

🔗

自分の写真に当てはまる要素を選んでみよう
要素が重なるほど、特定されるリスクが上がっていく様子を確認できます(利用でXP+10、バッジ獲得)。

🔗 情報の連鎖 リスク診断

投稿しようとしている写真に写っている・分かる要素をすべて選んでください。

顔がはっきり分かる
名前(ゼッケン・名札)が見える
学校が分かる(制服・校章・看板など)
場所が分かる(風景・投稿文など)

注意5|位置情報

「見えない情報」の罠という図解。スマートフォンの画面から緯度経度などのEXIFメタデータがコード状に流れ出るイラストと、①位置情報(GPS):スマホの設定次第で、写真のデータ(EXIF)に緯度・経度が記録される、位置情報をOFFにしても背景の看板や駅、山などで推測されることも、②時間情報(リアルタイム投稿):「今ココ!」という投稿は現在地・滞在時間・家族の不在を知らせる行為、過去の「家から徒歩5分」といった投稿と組み合わさることで生活圏が丸裸になる、という2つの警告。投稿は「行事が終わってから」が鉄則です、という結び

スマートフォンの写真には、設定によって撮影場所の位置情報が記録される場合があります。警視庁は、スマートフォンのGPS機能によって写真に緯度・経度情報が含まれる場合があり、インターネット公開によって撮影場所が特定される可能性があるため、GPS設定を確認するよう注意を呼びかけています。個人情報保護委員会も、画像データに含まれる位置情報から個人が特定される可能性を指摘しています。

GPSだけ確認すればよいわけではない

位置情報をOFFにしても、校門・看板・駅・バス停・特徴的な建物・山・店舗・住所表示などから場所を推測される可能性があります。警視庁も、SNSへ投稿した写真の風景から自宅が特定された事例があるとして注意を呼びかけています。つまり、位置情報OFF=絶対に場所が分からない、ではありません。

注意6|「今、ここにいる」というリアルタイム投稿

写真の内容だけでなく、投稿する時間も考えます。例えば「今から〇〇小学校の運動会!」「午後3時までここにいます!」とリアルタイムで公開すれば、現在いる場所・滞在時間・家族の予定まで伝えることになります。投稿する必要があるなら、行事が終わってからという方法もあります。

時間をずらしても、毎年の開催時期・学校名・子どもの学年・住んでいる地域などを継続的に投稿すると、情報が蓄積されます。SNS投稿は、1枚だけではなく、過去の投稿との組み合わせでも考えます。

注意7|プログラム・時間割

意外と見落としやすいのが、運動会プログラムの写真です。例えば「9:00 1年生徒競走/9:40 2年生ダンス/10:30 5年生リレー」などが掲載されていれば、何時にどの学年がどこにいるかという情報になります。さらに学校名・日付・クラス・担任名・児童名が書かれている場合もあります。

注意8|写真だけでなく「動画」

動画ならではの死角(映像+音声)という図解。左に顔をモザイク処理した子どもたちの動画イメージ、「他の子の顔にはモザイクをかけたから安心」…本当に?という問い、右に音声波形のイラストで「音声から個人情報がダダ漏れになります」「〇〇ちゃん次だよ!」と名前を呼ぶ声・先生の声・校内放送・周囲の会話という例。動画を投稿する時は【映像+音声】の両方をスキャンしてください、という結び

動画は写真以上に情報が入りやすくなります。他の子どもの顔・名前を呼ぶ声・先生の名前・校内放送・周囲の会話です。映像では顔を隠しても、音声で名前が分かる場合があります。動画を投稿するときは、映像+音声の両方を確認します。

顔にスタンプを付ければ大丈夫?

「〇〇だから大丈夫」の落とし穴という表。保護者の思い込み「顔にスタンプを貼ったから安心」→現実のリスク:服装、名前、背景の組み合わせで特定可能です(こども家庭庁も慎重な加工を推奨)、「鍵垢(非公開)のInstagramだから安全」→スクリーンショット、保存、転送による外部流出は防げません、「外へ出ても困らない内容」が大前提、「家族のLINEグループだから大丈夫」→意図せず別の保護者グループや友人へ転送されるリスクがあります、学校の「共有禁止」ルールがある場合はそれに従うこと、という3行の対比表

有効な対策の一つですが、スタンプだけで全部解決するわけではありません。顔を隠した、名前が写っている、制服が写っている、学校が分かる、投稿文に名前入り、なら、特定につながる情報は残っています。こども家庭庁も、子どもの写真や動画をSNSへ掲載する場合は、顔が分からないよう加工するなど、慎重な投稿を呼びかけています。

顔を隠すなら「自分の子以外をまとめて確認」

運動会の集合写真なら、1人ずつ探すのではなく、自分の子以外は原則すべて確認と決めた方が漏れにくくなります。顔をぼかす・トリミングする・後ろ姿の写真を選ぶ・自分の子だけ大きく切り抜く、といった方法があります。

一番簡単なのは「他の子が写っていない写真を選ぶ」

代替案:SNSに「適した」写真の選び方という図解。低リスク(推奨・投稿しやすい)として子ども1人のアップ・後ろ姿・靴やメダル・お弁当の4枚、高リスク(要注意・確認作業が膨大)として集合写真・スタート前の整列・応援席・全体動画の4枚を対比。加工を何十人分もするより、最初から「他の子が写っていない写真」を選ぶのが一番簡単な正解です、迷ったら「投稿しない」のも立派な選択、という結び

加工を何十人分もするより、最初から投稿する写真を変える方が安全です。

投稿しやすい(低リスク)
  • 子ども1人のアップ
  • 後ろ姿
  • 靴やメダル
  • お弁当
確認が増える(高リスク)
  • 集合写真
  • スタート前の整列
  • 応援席
  • クラス写真・表彰式
  • 動画

集合写真では、19家庭がSNS投稿を望んでいない可能性もあります。自分が「このくらいなら大丈夫」と思うことと、他の家庭が公開を望むかは別です。迷ったら、投稿しないのも十分な選択です。

非公開アカウントなら大丈夫?

公開アカウントより範囲は限定できますが、絶対に外へ出ないとは考えない方が安全です。フォロワーによるスクリーンショット・保存・転送・再投稿などがあります。個人情報保護委員会も、一度ネット上に出た画像等を完全に削除することは極めて困難と注意しています。したがって、親しい友達だけだからではなく、外へ出ても困らない内容かで考えます。

家族LINEならSNSより安全?

送る相手を限定できる点では、不特定多数への公開とは違います。ただし、家族グループへ送った画像が別の人へ転送されることはあります。学校から、SNS・LINE等での共有禁止など具体的な案内がある場合は、そのルールに従います。

学校のルールを最初に確認する

運動会の案内には、撮影OK・撮影場所指定・三脚禁止・SNS投稿禁止・他児童の撮影への配慮などが記載されている場合があります。学校ごとにルールは違います。実際、自治体の学校案内には、PTA・学校行事等で保護者が撮影した写真・動画について、子どもの安全を守る観点から、個人を特定できる画像のSNS投稿を控え、家庭内で楽しむことを基本とするよう求める例があります。

「撮影禁止エリア」も確認する

SNS以前に、撮影そのものが制限されている場所もあります。更衣場所・校舎内・保健室周辺・特定の発表・撮影不可の児童が参加する場面などです。当日の学校案内を優先してください。

他の保護者に許可を取れば投稿していい?

他の子どもがはっきり写る場合、保護者へ確認することは重要な配慮です。ただし、保護者がOKした=学校のSNS投稿禁止ルールを無視できる、という意味ではありません。確認する順番は、学校ルール→本人・保護者→投稿内容です。

子ども本人の気持ちも確認する

自分の子どもだからといって、何でも親が公開してよいと考えず、年齢に応じて本人にも確認します。「この写真Instagramに載せてもいい?」と聞く。将来、「あの写真を公開してほしくなかった」となる可能性も考えます。

特に慎重に扱いたい写真

こども家庭庁は、水着・お風呂・裸に近い写真などをSNSへ掲載せず、家族や親戚など信頼できる近しい人との思い出として扱うよう注意喚起しています。子どもの写真や動画が望まない形で悪用されるケースもあるためです。運動会でも、着替え中・水遊び・衣装がずれた場面などは投稿しないよう慎重に扱います。

✅ 投稿前30秒スキャン

投稿ボタンを押す前の「30秒スキャン」という図解。最終確認として、人(他の子、保護者、先生は写っていない?)・顔(個人を判別できない?)・名前(ゼッケン・名札・プログラムは?)・学校(校章・制服・横断幕は?)・場所(駅・看板・特徴的な建物は?)・時間(リアルタイム投稿ではない?)・音声(動画に名前が入っていない?)・ルール(学校のSNSルールに違反していない?)という8項目のチェックリストと、スマートフォン画面に表示された「引き算の投稿術」の例(取り消し線付きの「〇〇市立△△△△小学校、3年2組の運動会!今から〇〇がリレーです!」→「今日は運動会。最後まで頑張りました!」)。情報を追加するのではなく、なくても伝わる情報を削る、という結び

投稿ボタンを押す前に、この順番で確認します。タップして一つずつ確認していきましょう(タップでXP+1、全項目確認でバッジ獲得)。

0 / 8 完了
①人|他の子が写っていない?
②顔|個人を判別できない?
③名前|ゼッケン・名札・プログラムは?
④学校|校名・校章・制服は?
⑤場所|看板・駅・住所・特徴的な建物は?
⑥時間|リアルタイム投稿になっていない?
⑦音|動画に名前・学校情報が入っていない?
⑧学校ルール|投稿禁止ではない?

これだけでも、投稿事故をかなり減らせます。

投稿例で考えてみよう

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例1|自分の子1人+背景なし
運動会終了後、自宅でメダルを持った写真。名前なし・学校名なし・場所なし。比較的投稿内容を整理しやすいケースです。

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例2|リレー中の写真
自分の子+他の子3人+ゼッケン+学校テント。そのまま投稿する前に、他の子をトリミング・ぼかす、名前を隠す、学校名を隠す、などを確認します。

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例3|集合写真
クラス全員・先生・クラス名・学校名。多数の人が特定できる可能性があります。SNS公開の必要性自体から考え直した方がよい写真です。

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例4|「今、運動会!」
位置情報ON・学校看板・リアルタイム・子どもの名前。情報が重なりすぎています。何を消すかではなく、投稿を行事後に回す方がシンプルです。

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例5|動画
映像では他の子の顔をぼかしたものの、「〇〇ちゃん次だよ!」という音声が入っている。音声の編集または別動画への変更を検討します。

投稿するなら「最小限」にする

SNS投稿では、情報を追加するより、なくても伝わる情報を削ると考えます。

投稿前:「〇〇市立△△小学校、3年2組の運動会!今から〇〇がリレーです!」
整理後:「今日は運動会。最後まで頑張りました!」

写真も、子ども1人だけにする。これだけでも公開情報は大きく減ります。

写真を投稿してしまった!どうする?

緊急マニュアル:間違えて投稿してしまったら?という4ステップのフロー図。STEP1:まず公開を止める(STOP標識、慌てて再投稿せず、まずは「削除・非公開化」。ストーリーの24時間消滅を待たない)→STEP2:冷静に分析(虫眼鏡アイコン、「何が写っていたか」(他の子の顔、名前、位置情報、音声)を振り返り、問題を整理する)→STEP3:他SNSの確認(Facebook、X、Threads、LINEなどのアイコン、連携設定で自動シェアされていないか確認)→STEP4:送信先への依頼(封筒アイコン、家族やPTAグループ等へ送っていた場合、「先ほどの写真は保存・転送せず削除してください」と依頼)

ここからはトラブル発生後です。投稿後、「他の子の顔を隠していなかった」「名前が写っていた」と気づくことがあります。慌てて何度も再投稿するより、次の順番で対応します。

STEP1

まず公開を止める
投稿を削除・非公開化します。ストーリーなど時間で消える投稿でも、そのまま24時間待つ必要はありません。問題に気づいた時点で公開状態を止めます。

STEP2

何が写っていたか確認する
他の子の顔・名前・学校名・位置情報・投稿時間・動画音声を確認します。「とりあえず消したから終了」ではなく、何が問題だったのか整理します。

STEP3

別SNSにも投稿していないか確認
Instagramだけ削除しても、Facebook・X・Threads・TikTok・LINE・ブログへ同じ写真を投稿している場合があります。自動シェア設定も確認します。

STEP4

他の人へ送っていないか確認
家族グループ・PTAグループ・友人へ送っていた場合です。他人の子どもの個人情報が含まれていたなら、「先ほどの写真は保存・転送せず削除してください」と依頼することも検討します。

STEP5

他の子の保護者から削除依頼が来たら
「でも顔は小さいですよ」「非公開アカウントだから」と反論するより、対象写真を確認します。削除・加工で解決できるのであれば、早めに対応する方がトラブル拡大を防ぎやすくなります。

無断転載されてしまった場合

証拠保全:無断転載された場合の初動対応という図解。鉄則:削除依頼を出す「前」に、必ず証拠を残すこと。スマートフォン画面のモックアップに、①画面全体のスクリーンショット②対象ページのURL③投稿者のアカウント名・ID④投稿日時⑤具体的な内容(写真や文章)という5つの赤枠ハイライト。悪口や学校名と共に晒された場合→学校へ状況共有、住所特定や危害を加える内容の場合→警察への相談を検討、という2方向の対応フロー

自分が投稿した写真を、知らないアカウントに転載された場合です。すぐに削除依頼する前に、必要なら証拠を残します。警察庁は、インターネット上の問題について相談する場合、画面・サイト名・URL・投稿者・投稿日時・内容などを記録しておくよう案内しています。

証拠として残すもの
スクリーンショット
URL
アカウント名
投稿日
確認日時
投稿文

そのうえで、SNSの通報機能・削除依頼などを使います。

悪質な投稿なら学校への相談も検討:子どもの学校名まで公開された、名前付きで転載された、悪口と一緒に掲載された、複数アカウントへ拡散された場合です。必要に応じて、学校へ状況を共有することも考えます。特に同じ学校の児童・保護者間で起きている場合は、学校側も状況を把握しておいた方がよいケースがあります。

危害を加える内容なら警察への相談も:名前・住所を晒された、脅迫された、危害を加える内容が書かれた、悪質な誹謗中傷が続くなどの場合には、警察などへの相談も検討します。警察庁も、個人情報掲載や誹謗中傷について、内容によっては警察への相談対象となり得ると案内しています。

一度ネットへ出した画像を完全に回収するのは難しい

ここが一番重要です。SNSは、投稿→他人が閲覧→スクリーンショット→保存→転送→別SNSへ投稿、となる可能性があります。個人情報保護委員会、警察関係機関とも、一度インターネット上へ出た画像を完全に回収することの難しさを注意喚起しています。だからこそ、投稿後に消せばいいではなく、投稿前に確認することが重要です。

✅ 運動会SNS投稿チェックリスト

気になる項目をタップするとチェックが付きます。投稿前にじっくり見返したいときはこちらをご利用ください(タップでXP+1、全項目完了でバッジ獲得)。

0 / 19 完了

【学校】

学校の撮影ルールを確認した
SNS投稿禁止ではない
撮影禁止エリアではない

【人】

他の子の顔を確認した
教職員・保護者も確認した
必要ならトリミング・ぼかしをした

【個人情報】

ゼッケンの名前を確認した
名札を確認した
クラス名を確認した
学校名を確認した
校章を確認した

【場所】

GPS設定を確認した
校門・住所表示がない
周囲の特徴的な建物を確認した

【投稿】

リアルタイムではない
動画の音声を確認した
投稿文に学校名を書いていない
子ども本人にも確認した
外へ拡散されても困らない内容か考えた

よくある質問

Q1.運動会で撮った写真をSNSへ投稿してもよいですか?

学校のルールと写真の内容によります。撮影が認められていても、SNS公開まで認められているとは限りません。まず学校から配布された行事案内などを確認してください。自治体・学校によっては、行事で撮影した写真を家庭内で楽しむことを基本とし、個人を特定できる画像のSNS投稿を控えるよう求めています。

Q2.他の子の顔が写った写真は投稿できますか?

本人・保護者の意思や学校のルールを確認する必要があります。迷う場合は、他の子が写っていない写真へ変える、トリミングする、顔を隠すなどを検討してください。

Q3.顔をスタンプで隠せば大丈夫ですか?

顔を隠すことは対策の一つですが、名前・制服・学校名・場所などが残っていれば特定につながる可能性があります。顔だけでなく写真全体を確認してください。個人情報保護委員会も、写真には顔・名前・位置情報など複数の個人特定情報が含まれる可能性を指摘しています。

Q4.学校名を書かなければ大丈夫ですか?

学校名を書かなくても、校章・校舎・制服・看板・周辺風景などから推測されることがあります。警視庁も写真の風景から場所が特定されるケースに注意を呼びかけています。

Q5.写真には位置情報が入っていますか?

端末の設定によっては、スマートフォンのGPS機能により写真へ緯度・経度情報が含まれる場合があります。警視庁は、写真公開前にGPS設定を確認するよう案内しています。

Q6.非公開Instagramなら安全ですか?

公開範囲を絞れますが、スクリーンショット、保存、転送などを完全には防げません。「非公開だから何を載せてもよい」ではなく、外へ出ても問題の少ない内容にします。

Q7.自分の子どもの写真なら自由に載せてもいいですか?

他人が写っていなくても、子どもの将来のプライバシーや安全を考える必要があります。年齢に応じて本人にも確認し、学校・住所・生活圏などを過剰に公開しないようにしましょう。

Q8.水着や着替え中の写真は?

特に慎重に扱ってください。こども家庭庁は、水着や裸に近い写真などをSNSに掲載せず、信頼できる家族等との思い出として扱うよう注意を呼びかけています。

Q9.間違えて他の子の顔を投稿してしまいました。

まず公開を止め、投稿を削除・非公開化します。その後、他SNSへの同時投稿・転送・保存・学校名・名前等の写り込みを確認してください。

Q10.写真を知らない人に転載されました。

必要であれば削除前に、スクリーンショット・URL・投稿者・日時・内容を記録します。その後SNSの通報・削除機能を使い、悪質な個人情報掲載、脅迫、誹謗中傷などがある場合は学校や警察等への相談も検討してください。警察庁も相談時の証拠保存を案内しています。

🏆 獲得バッジ

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30秒スキャン完了
投稿前30秒スキャンを完了
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運動会SNS投稿チェックリスト完了

まとめ

解決ドットコムからのメッセージという白背景のクロージングスライド。「『何を隠せば投稿できるか?』ではなく、『この写真を公開する必要はあるか?』から考える。」という文と、「一度ネットへ公開した画像を完全に回収することは極めて困難です。だからこそ、問題を解く前に、まず目的を整理してください。【撮影する】【家族で共有する】【SNSで公開する】これらを『別々の行為』として分けることが、子どもたちの安全を守る第一歩です。」という説明、カイピヨくんのイラストと解決.comのロゴ

運動会や学校行事の写真をSNSへ載せるとき、「自分が撮った写真だから」だけで判断しないことが重要です。確認したいのは、学校はSNS投稿を認めているか・他の子どもが写っていないか・顔から個人を特定できないか・名前やゼッケンが写っていないか・制服や校章、学校名が写っていないか・撮影場所が分からないか・写真データに位置情報がないか・リアルタイム投稿になっていないか・動画の音声に名前が入っていないか・子ども本人が公開を嫌がっていないか、です。

個人情報保護委員会は、写真・動画には顔、名前、住所、位置情報など、個人を特定できるさまざまな情報が含まれる可能性があり、他人の個人情報にも注意するよう呼びかけています。また、一度ネットへ公開した画像を完全に回収することは難しいため、投稿してから考えるより、投稿前に30秒確認する方が安全です。

解決ドットコムからひとこと

運動会の写真をSNSへ投稿するとき、他の子の顔を隠せば大丈夫で終わりがちです。でも実際には、顔→名前→制服→学校→場所→投稿時刻と、情報はつながっています。1枚だけでは誰か分からなくても、過去の投稿と組み合わせれば、どこに住んでいる・何年生・どこの学校・いつ学校にいるまで推測できることがあります。

だから、「何を隠せば投稿できる?」だけではなく、「この写真をネットへ公開する必要はある?」から考えてもよいと思います。家族の思い出として残す写真。祖父母だけに送る写真。SNSへ載せる写真。同じ写真である必要はありません。

問題を解く前に、まず整理する。学校行事の写真は「撮影する・家族で共有する・SNSで公開する」を別々の行為として考えることが、子どもたちのプライバシーと安全を守る第一歩です。

🐤

カイピヨくんのひとこと
まずは上の30秒スキャンで、次に投稿する写真をチェックしてみよう!

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日常のトラブル、焦る前にまず整理。

写真1枚の投稿判断も、投稿後のトラブル対応も、とらぶる解決屋さんが一緒に整理します。

解決ドットコム → kaik-2.com

※本記事は2026年8月時点の個人情報保護委員会、警察庁、警視庁、こども家庭庁、教育委員会等の公表情報を基に、学校行事で撮影した写真・動画のSNS利用について一般向けに整理したものです。学校ごとに撮影・公開ルールは異なります。具体的な法的問題は投稿内容・公開範囲・経緯等によって判断が異なるため、実際のトラブルでは学校、SNS事業者、弁護士、警察等への相談をご検討ください。

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