台風で窓ガラスが割れたらどうする?けがを防ぐ初動対応と応急処置

台風で窓ガラスが割れたらどうする?けがを防ぐ初動対応と応急処置
🌀🪟⚠️👟🧹🏠 けがを防ぐ初動対応と応急処置の完全マニュアル
🎧 音声で聞く|台風で窓が割れたら絶対に近づくな
停電時や避難中でも「ながら理解」できます(再生でXP+10)
「台風で突然、窓ガラスが割れた」「雨が入ってくるから、すぐ段ボールで塞いだ方がいい?」「床に散らばったガラスはどう片づける?」「ガラスで手を切ったらどうする?」「火災保険は使える?」
台風や暴風では、強い風そのものだけでなく、瓦・植木鉢・看板・枝・ベランダの物などが飛ばされ、窓ガラスへ衝突することがあります。板硝子協会も、台風時には大きな風圧や飛来物によって窓ガラスが破損する可能性があり、窓が割れると強風が室内へ吹き込んで被害が拡大するおそれがあるとしています。
しかし、窓が割れた直後に一番危険なのは、「何とかしよう」と割れた窓へ近づくことです。気象庁や政府広報は、強風時の屋外での対策作業は危険であり、台風対策は風が強くなる前に済ませ、窓・雨戸・シャッターを閉めておくよう呼びかけています。窓がすでに割れてしまった場合も、窓を直す→雨を止める、ではなく、人を窓から離す→けがを確認する→風雨がおさまるまで待つ→安全になってから応急処置の順番で考えます。
📌 この記事で分かること
- 台風で窓が割れた直後にすること・暴風中にやってはいけないこと
- ガラスでけがをした場合の応急手当と、子ども・ペットの避難
- 割れたガラスの安全な片づけ方と、段ボール・ベニヤ板での応急処置
- 火災保険を確認する方法と、賃貸住宅・悪徳修理業者への注意点
- 状況別の初動診断ツールと、保険用の被害写真チェックツール
まず結論|暴風中なら窓を直しに行かない
窓が割れると、雨が入る!家が濡れる!と慌てて窓へ近づきたくなります。しかし、暴風雨が続いているなら、応急処置より人の安全が先です。政府広報は、割れた窓ガラスなどによる被害を避けるため、窓から離れ、できれば窓のない場所へ移動することを案内しています。また、東京都住宅供給公社(JKK東京)もガラス破損時には、小さな子どもを別室など安全な場所へ避難させてから応急措置を行うよう案内しています。
カイピヨくんのひとこと
雨が入るのが気になっても、暴風中は「家を守る」より「人を窓から離す」が先なんだね。
窓が割れた直後|最初の5分でやること
覚えるなら、離れる→人を見る→部屋を閉じる→待つです。
STEP1|窓から離れる
最初に、割れた窓・窓の正面・ガラスが散乱した床から離れます。まだガラスがサッシに残っている場合、次の突風で残ったガラスが飛ぶ可能性があります。窓の近くで「あと少しだけガラスを取ろう」と作業しないでください。
STEP2|子ども・高齢者・ペットを別室へ
特に危険なのが、裸足の子ども・ペット・足元が不安定な人です。ガラスの破片は大きなものだけではなく、小さな破片がカーペット・カーテン・ソファ・廊下まで飛んでいる可能性があります。JKK東京も、ガラスが割れた場合には小さな子どもを別の安全な部屋へ避難させるよう案内しています。
STEP3|けが人を確認する
次に、手・足・顔・頭からガラスで切っていないかを確認します。出血が多い場合は、割れた窓の処理より止血などの応急手当を優先します。消防庁は、多量の出血に対して、きれいなガーゼやハンカチなどを出血部位へ当てて強く押さえる「直接圧迫止血法」を基本としています。救助する側も、ビニール手袋やビニール袋などを利用し、血液へ直接触れないよう案内しています。大量の出血、意識状態の異常、深い傷などがある場合は、無理に自宅だけで処置せず救急要請・医療機関への相談を優先してください。
STEP4|可能なら割れた部屋から離れて扉を閉める
窓が割れると、強い風が室内へ吹き込みます。長野地方気象台は、風上側の窓が破れることで室内の圧力が急激に大きくなり、建物被害が拡大するきっかけになる場合があると説明しています。板硝子協会も、窓ガラスが割れることで室内へ強風が吹き込み、さらに被害が拡大するおそれがあるとしています。安全にできる範囲で、割れた部屋から離れ、他の部屋との扉を閉めるなどして、人が近づかないようにします。
「反対側の窓を開けて風を逃がす」はしない
窓が割れると、反対側の窓を開ければ風が通り抜けて安全なのでは?と思うかもしれません。しかし、台風時は住宅内へ風を入れないことが基本です。気象庁は、窓や雨戸をしっかり閉めて鍵をかけることを推奨しています。割れた窓を理由に、別の窓を意図的に開けることは避けましょう。
暴風中にやってはいけないこと
特に避けたいのが次の行動です。外からベニヤ板を貼る(強風時の屋外作業は非常に危険)、割れたガラスを素手で取る(小さな破片でも深く切る可能性がある)、窓際で段ボールを貼る(暴風が続いていれば残ったガラスが突然割れる可能性がある)、ベランダへ出る(一瞬風が弱まっても台風では再び強風になる場合がある)、裸足で部屋へ戻る(見えない細かな破片が残っている可能性がある)。雨が入ってきて床・家具・カーテンが濡れても、暴風中は家具を助けるために窓へ近づくことは避け、安全な位置から移動できる家具だけ動かすなど、人がガラスの飛散範囲へ入らないことを優先してください。
🧯「今すぐやること」状況診断ツール
今の状況を選ぶと、優先すべき行動をその場で表示します。迷ったときの判断材料に使ってください。
今の状況に近いものを1つ選んでください
選択でXP+10、バッジ獲得。状況は途中で選び直せます。
風が弱まったら|ここから応急処置
台風が通過し、強風が収まり、作業しても危険がないことを確認してから片づけます。準備するものは、長袖・長ズボン・厚手の手袋・靴・ほうき・ちりとり・新聞紙・段ボール・粘着テープなどです。JKK東京も、ガラス破損時には肌の露出を減らし、長袖・長ズボン・軍手を着用し、室内でも靴やスリッパを履くよう案内しています。
スリッパより靴が安心
ガラスの破片は、スリッパの横から入ることがあります。JKK東京も、スリッパ、できれば靴を使用するよう案内しています。可能なら底のしっかりした靴を履いて作業します。今回の記事は「割れた後」が中心ですが、政府広報も、割れたガラスが飛散した室内を安全に歩けるよう、スリッパなどを近くに準備しておくことを台風前の防災対策として紹介しています。
ガラスの片づけ|順番が大切
JKK東京では、大きな破片→細かな破片→さらに細かな破片の順に処理する方法を案内しています。①大きな破片はほうきなどを使いながら慎重に集め、新聞紙などで包んで段ボール等の丈夫な容器へ入れます(割れたガラスを普通のビニール袋へ直接入れると突き破る可能性があります)。②細かい破片はほうき・ちりとりなどで回収し、窓から数メートル・カーテン下・家具下・ソファ周辺まで確認します。③見えにくい破片は、粘着テープを利用して回収する方法も紹介されています。ガラスが透明だと、掃除したつもりでも残っていることがあります。最初から掃除機だけで吸うと故障する可能性があるため、大きな破片→ほうき→粘着テープの順で回収します。
カーテンも確認する
窓が割れた場合、カーテンがガラスの飛散をある程度抑えてくれることがあります。気象庁も、飛来物によるガラス飛散に備え、カーテンやブラインドを下ろしておくことを勧めています。ただし事故後は、カーテンそのものにガラス片が付着している可能性があります。素手で強く振ったりせず、慎重に扱います。
窓の穴はどう塞ぐ?
安全が確保できた後、一時的に窓の開口部を塞ぎます。JKK東京は、段ボールやベニヤ板を穴へそっと当て、粘着テープで固定する方法を応急措置として案内しています。これは正式な修理ではありません。あくまで、雨・風・防犯などの被害を一時的に減らす処置です。雨戸・シャッターがある場合、破損状況を確認し安全に動かせるなら開口部を保護できることがありますが、レールが変形している・ガラスが引っ掛かっている・強風が続いている場合は無理に操作しないでください。
ひび割れだけなら?
ひびが入ったガラスも、まだ割れていないから安全とは限りません。JKK東京は、ひび割れがある場合の応急措置として、ひびに沿って粘着テープを貼る方法を案内していますが、これは風雨が収まり、安全に作業できる場合の一時措置です。大きく割れかけているガラスへ近づいて作業するのは避けましょう。
ガムテープ・養生テープで窓を直せる?
直せません。テープは、ガラスそのものの強度を元通りにするものではありません。台風前に窓へテープを貼る方法についても、LIXILはあくまで飛散を抑えるための応急的な方法であり、ガラスが割れること自体を防ぐものではないと説明しています。割れた窓を放置して一晩過ごす場合も、できれば早めに修理業者や管理会社へ連絡しつつ、夜間に無理な危険作業を自分でする必要はありません。
写真は片づける前に撮る
安全に撮影できるなら、片づけや修理の前に被害状況を写真に残します。日本損害保険協会は、防犯や安全上の理由で保険会社の確認前に片づけ・修理が必要な場合、可能な限り損傷箇所を撮影しておくよう案内しています。残したいのは、①部屋・建物全体(どこの窓が壊れたか分かる写真)、②窓全体(サッシを含めた破損状況)、③破損部分(割れ・ひび)、④室内被害(ガラス、雨水、家具など)、⑤飛来物(原因と思われる物が残っている場合)の5種類です。日本損害保険協会も、被害撮影では全体写真と損傷箇所が分かる写真を残すよう案内しています。
📸 保険用「5つの被害写真」撮影チェッカー
撮影した写真の種類をタップすると記録できます。修理業者・保険会社へ連絡する前の確認に使ってください。
火災保険は使える?
契約内容によっては対象になる可能性があります。日本損害保険協会によると、住宅向けの火災保険には、台風・暴風などによる「風災」を補償する商品があります。例えば、台風の飛来物が窓へ当たって割れた場合などは、契約している風災補償の対象となる可能性があります。
「台風なら必ず保険が出る」ではない
補償内容・免責金額・契約条件・原因・損害額によって異なります。日本損害保険協会も、火災保険は商品によって補償範囲が異なるため、契約している保険会社・代理店へ確認するよう案内しています。
まず修理業者より保険会社へ連絡
災害後によくあるトラブルです。「保険金で無料修理できます」「申請は全部こちらで代行します」と業者から勧誘されることがあります。国民生活センターは、こうした住宅修理・保険申請サポートについて、高額な手数料や解約違約金を請求されるトラブルがあるとして注意を呼びかけています。自然災害による損傷なら保険対象となる可能性はあるものの、保険金額は保険会社の査定で決まるため、「自己負担なく工事できる」とは限らないとしています。
賃貸住宅の場合は?
賃貸アパート・マンションなら、自分で勝手にガラス交換業者へ発注する前に、貸主・管理会社へ連絡します。国民生活センターは、台風による強風で賃貸住宅のサッシ等が損傷し、借主に落ち度がない場合、基本的には貸主へ修理を求めることができると案内しています。ただし、契約上の特約などにより取扱いが異なる場合があります。賃貸なら、被害写真・発生日時・台風/強風時だったこと・管理会社へ連絡した日時・メールやチャットの履歴などを残しておきましょう。
台風通過後すぐ訪問してくる業者に注意
災害後は、「近所を点検しています」「今なら保険で直せます」「今日契約しないと危険です」という勧誘が起きることがあります。国民生活センターは、災害後の住宅修理について、その場で契約しない・複数業者で比較する・工期や費用を確認する・保険が使えるという勧誘に注意するよう呼びかけています。
台風で窓が割れたときの行動順
迷ったらこの順番です。
暴風中
- 窓から離れる
- 子ども・ペットを避難
- けが人確認
- 割れた部屋へ近づかない
- 風がおさまるまで待つ
台風通過後
- 長袖・長ズボン・靴・手袋
- 被害写真
- 大きなガラスを回収
- 細かなガラスを回収
- 開口部を応急的に塞ぐ
- 保険会社・管理会社へ連絡
- 修理
やってはいけないこと一覧
| 行動 | 理由 |
|---|---|
| 暴風中に窓へ近づく | 残ったガラス・飛来物が危険 |
| 暴風中に外から板を貼る | 転倒・飛来物の危険 |
| 素手でガラスを拾う | 切創のおそれ |
| 裸足で歩く | 細かな破片を踏む危険 |
| 子どもを同じ部屋に置く | ガラス片への接触 |
| 反対側の窓を開ける | 住宅内へ風を入れる危険 |
| 写真を撮らず全部処分 | 保険確認時に状況を示しにくい |
| 「保険で無料」と言われ即契約 | 住宅修理トラブルのおそれ |
✅ 窓ガラス破損チェックリスト
気になる項目をタップするとチェックが付きます(タップでXP+1、全項目完了でバッジ獲得)。
【発生直後】
【台風通過後】
【修理・保険】
よくある質問
まず窓から離れ、家族・ペットを安全な場所へ移動してください。暴風が続いている場合は、窓を塞ぐ作業より人の安全を優先します。政府広報も、割れたガラスによる被害を避けるため窓から離れ、できれば窓のない場所へ移ることを案内しています。
暴風中なら無理に近づかないでください。風が弱まり、安全を確認してから、段ボールやベニヤ板等で一時的に開口部を覆います。JKK東京もガラス破損後の応急措置としてこの方法を案内しています。
出血が多い場合は、きれいなガーゼ・ハンカチなどを当てて傷口をしっかり圧迫します。消防庁は多量出血への基本的な応急手当として直接圧迫止血法を案内しています。
長袖・長ズボン・手袋を着用し、室内でも靴などを履きます。JKK東京も、肌の露出を減らして作業するよう案内しています。
大きな破片を先に回収し、ほうき・ちりとりで細かな破片を集め、さらに小さなものは粘着テープなどを利用します。
避けましょう。気象庁は台風時に窓・雨戸を閉めて鍵をかけることを推奨しており、風上側の窓が破れることで室内圧力が上昇し、建物被害につながる場合もあります。
台風・暴風などの風災を補償する火災保険であれば対象になる可能性があります。ただし補償内容や免責金額などは契約ごとに異なるため、加入している保険会社・代理店へ確認してください。
安全確保のため片づけが必要なら行えますが、可能なら先に被害状況を写真で残してください。日本損害保険協会も、保険会社の確認前に片づけ・修理する必要がある場合は、可能な限り損傷箇所を撮影しておくよう案内しています。
借主に落ち度がない自然災害による損傷なら、基本的には貸主へ修理を求めることができます。契約内容によって異なる場合があるため、まず管理会社・貸主へ連絡してください。
その場で契約しない方が安全です。国民生活センターは、保険金申請サポートをうたう住宅修理で、高額手数料や解約料を請求されるトラブルに注意を呼びかけています。まず自分の保険会社・代理店へ確認してください。
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状況診断ツールを利用
被害写真チェッカーを利用
チェックリスト全完了
まとめ
台風で窓ガラスが割れたら、「どうやって窓を塞ぐ?」から考えないことが大切です。最初は、窓から離れる→家族を安全な場所へ→けがを確認→暴風が収まるまで近づかない、です。窓が割れると、強い風が室内へ吹き込み、被害が拡大する可能性があります。
風がおさまった後に、①長袖・長ズボン・靴・手袋を用意する、②被害写真を撮る、③大きなガラスから回収する、④細かな破片を回収する、⑤段ボール・ベニヤ板等で開口部を一時的に塞ぐ、⑥火災保険・管理会社を確認する、⑦専門業者へ修理を依頼する、という順番で進めます。
解決ドットコムからひとこと
窓が割れた瞬間、「雨が入る!」と思うと、どうしても窓へ近づきたくなります。でも、順番を間違えると、窓が割れる→慌てて近づく→次の突風→残ったガラスが飛ぶ→けがをする、という二次被害につながります。だから、窓を直す→人を守る、ではありません。人を守る→風が収まる→被害を記録する→片づける→応急処置する→修理するです。そして台風後には、「保険を使えば無料です」という別のトラブルも起こり得ます。窓が割れたという一つのトラブルから、けが・二次被害・雨漏り・保険・修理契約へ問題を広げないことが大切です。問題を解く前に、まず整理する。台風で窓ガラスが割れたら、「今すぐ直す」ではなく「今、一番危険なのは何か」を順番に判断することが、被害を広げない第一歩です。
カイピヨくんのひとこと
パニックになっても、まずは「今、一番危険なのは何か」を整理して順番に対応することが、被害を広げない第一歩だよ!
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※本記事は2026年8月28日時点の気象庁、政府広報、総務省消防庁、日本損害保険協会、国民生活センター、JKK東京、板硝子協会等の公表情報を基に一般向けに整理しています。建物の破損状況や気象条件によって対応は異なります。暴風・建物倒壊・大量出血など生命・身体への危険がある場合は、応急処置をせず安全な場所への避難や救急要請を優先してください。


