【2026年8月使用分】電気・ガス料金支援はいくら安くなる?値引き単価と請求時期を解説

【2026年8月使用分】電気・ガス料金支援はいくら安くなる?値引き単価と請求時期を解説
🎧 音声で聞く|8月の電気代補助金と検針日の罠
家事や移動中にも「ながら確認」できます(再生でXP+10)
「電気代の補助がまた始まるらしい」
「8月分はいくら安くなるの?」
「8月使用分なら、8月の請求書から安くなる?」
暑い時期は、エアコンの使用時間が増えます。熱中症を防ぐためには、無理にエアコンを我慢するのではなく、適切に使用することが大切です。一方で、電気料金がどこまで上がるのか不安に感じる家庭も少なくありません。
政府は2026年7月から9月までの3か月間、使用量に応じて電気・都市ガス料金を値引きする支援を実施します。その中でも、2026年8月使用分は値引き単価が最も高く設定されています。
2026年8月使用分の値引き単価は、次のとおりです。
- 家庭などの低圧電気:1kWh当たり4.5円
- 企業などの高圧電気:1kWh当たり2.3円
- 都市ガス:1㎥当たり18円
原則として利用者による申請は必要ありません。対象となる電力会社・都市ガス会社が、使用量に応じた値引きを毎月の料金へ自動的に反映します。
ただし、「2026年8月使用分」は、必ずしも8月1日から8月31日までの使用量や、8月中に届く請求書を意味するわけではありません。
📌 この記事で分かること
- 2026年8月使用分の値引き単価
- 家庭では実際にいくら安くなるのか
- いつの請求書に反映されるのか
- 電気だけ、ガスだけでも対象になるのか/オール電化住宅の場合
- プロパンガスは対象になるのか
- 申請や手続きは必要なのか/請求書で確認する方法
結論|2026年8月使用分はいくら安くなる?
2026年8月使用分の値引き額は、次の計算式で確認できます。
電気料金:使用電力量×値引き単価
低圧電気の場合は、使用電力量×4.5円です。
都市ガス料金:都市ガス使用量×値引き単価
2026年8月使用分は、都市ガス使用量×18円です。
| ケース | 計算式 | 値引き額 |
|---|---|---|
| 電気300kWh使用 | 300kWh×4.5円 | 1,350円 |
| 都市ガス30㎥使用 | 30㎥×18円 | 540円 |
| 電気300kWh+都市ガス30㎥ | 1,350円+540円 | 合計1,890円 |
ただし、これは値引き額の目安です。契約している料金プラン、実際の使用量、燃料費調整額、原料費調整額などによって、最終的な請求額は異なります。
🧮 使用量別シミュレーションツール
ご自宅の電気・ガス使用量を入力すると、8月使用分の値引き額が自動で計算されます。
合計値引き額
| 電気の値引き | 1,350円 |
| ガスの値引き | 540円 |
※ この金額は使用量×値引き単価から算出した目安です。基本料金・燃料費調整額・再エネ賦課金・契約プランは含まれないため、実際の請求額とは異なります。プロパンガスは今回の国の支援対象外です。
2026年夏の電気・ガス料金支援とは?
今回の支援は、中東情勢や燃料価格の影響に備え、電気・ガスの使用量が増える夏の家計や企業の負担を軽減するために実施されるものです。対象期間は、2026年7月使用分から9月使用分までの3か月間です。
料金から一定額を一律に引くのではなく、使用量に値引き単価を掛けて、毎月の料金から差し引く仕組みです。
| 使用時期 | 電気・低圧 | 電気・高圧 | 都市ガス |
|---|---|---|---|
| 2026年7月使用分 | 3.5円/kWh | 1.8円/kWh | 14円/㎥ |
| 2026年8月使用分 | 4.5円/kWh | 2.3円/kWh | 18円/㎥ |
| 2026年9月使用分 | 3.5円/kWh | 1.8円/kWh | 14円/㎥ |
2026年8月使用分は、7月・9月使用分よりも値引き単価が高くなっています。これは、暑さが厳しくなり、エアコンなどによる電力使用量が増えやすい時期に、支援を厚くする設計といえます。
📅 「8月使用分」は8月1日〜31日ではない
ここは、特に間違えやすいポイントです。「2026年8月使用分」と聞くと、8月1日から8月31日に使った電気やガスを想像するかもしれません。
しかし、一般家庭の電気・ガス料金は、原則として前回の検針日から今回の検針日までの使用量を基に計算されます。国の特設サイトでは、2026年7月使用分について、原則として「7月中の検針日から8月中の検針日までの使用分」と説明しています。
その考え方を8月使用分に当てはめると、一般的には、2026年8月中の検針日から、9月中の検針日までの使用量が、2026年8月使用分として扱われます。
例えば、毎月15日が検針日の家庭なら、2026年8月15日ごろから2026年9月15日ごろまでの使用量が、8月使用分の対象になるイメージです。
ただし、スマートメーターの計量方法、契約内容、電力・ガス会社によって適用期間の表示は異なります。正確な対象期間は、契約している事業者の案内や利用明細で確認してください。
値引きが反映されるのはいつの請求書?
一般家庭の場合、2026年8月使用分は、原則として2026年9月検針分・9月分料金に反映されます。経済産業省は、2026年8月使用分を「9月検針分」と表記しています。大手電力会社の案内でも、2026年8月使用分は2026年9月分料金として扱われています。
| 支援対象 | 検針・料金への反映目安 |
|---|---|
| 2026年7月使用分 | 2026年8月検針分・8月分料金 |
| 2026年8月使用分 | 2026年9月検針分・9月分料金 |
| 2026年9月使用分 | 2026年10月検針分・10月分料金 |
電気・ガス会社によって表記方法が異なる場合がありますが、基本的にはこの流れで確認できます。「8月使用分」と「8月請求分」を混同しないようにしましょう。
カイピヨくんのひとこと
「8月使用分」は、8月中に届く請求書とは限らないんだね。検針日を確認すると分かりやすいよ。
電気料金はいくら安くなる?
一般家庭や小規模な店舗・事務所など、低圧契約の値引き単価は、2026年8月使用分について1kWh当たり4.5円です。
| 電気使用量 | 値引き額 |
|---|---|
| 100kWh | 450円 |
| 200kWh | 900円 |
| 260kWh | 1,170円 |
| 300kWh | 1,350円 |
| 400kWh | 1,800円 |
| 500kWh | 2,250円 |
| 600kWh | 2,700円 |
例えば、東北電力が料金計算の平均モデルとして使用している260kWhなら、8月使用分の支援だけで1,170円の値引きになります。
家族が多い家庭や在宅時間が長い家庭では、電気使用量が400〜500kWhを超えることもあります。400kWhなら1,800円、500kWhなら2,250円の値引きです。今回の支援は定額ではなく使用量に応じた値引きなので、使用量が多いほど値引き額も大きくなります。ただし、使用量が増えれば、値引き額以上に電力量料金も増えます。「使えば使うほど得になる制度」ではありません。
オール電化住宅・都市ガスはいくら安くなる?
オール電化住宅の計算例
オール電化住宅でも、低圧契約で対象事業者から電気を購入していれば、原則として値引き対象になります。給湯や調理にも電気を使うため、都市ガスを併用する家庭よりも電気使用量が多くなる傾向があります。
| 使用量 | 計算式 | 値引き額 |
|---|---|---|
| 500kWh | 500kWh×4.5円 | 2,250円 |
| 700kWh | 700kWh×4.5円 | 3,150円 |
| 1,000kWh | 1,000kWh×4.5円 | 4,500円 |
ただし、オール電化向けプランでは、時間帯別料金や市場価格連動型など、料金の計算方法が異なる場合があります。値引き額は「電気の使用量×4.5円」を基本に確認し、実際の請求額は契約先の明細を見ましょう。
都市ガス料金はいくら安くなる?
2026年8月使用分の都市ガス料金は、1㎥当たり18円値引きされます。
| 都市ガス使用量 | 値引き額 |
|---|---|
| 10㎥ | 180円 |
| 20㎥ | 360円 |
| 30㎥ | 540円 |
| 40㎥ | 720円 |
| 50㎥ | 900円 |
| 60㎥ | 1,080円 |
東京ガスも、2026年9月検針分について、都市ガスは1㎥当たり18円、低圧電気は1kWh当たり4.5円を値引きすると公表しています。利用者による申し込みや連絡は不要です。
電気と都市ガスを合わせるといくら安くなる?
| 電気使用量 | ガス使用量 | 電気の値引き | ガスの値引き | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 200kWh | 10㎥ | 900円 | 180円 | 1,080円 |
| 260kWh | 20㎥ | 1,170円 | 360円 | 1,530円 |
| 300kWh | 30㎥ | 1,350円 | 540円 | 1,890円 |
| 400kWh | 30㎥ | 1,800円 | 540円 | 2,340円 |
| 500kWh | 40㎥ | 2,250円 | 720円 | 2,970円 |
夏の3か月ではいくら安くなる?
毎月、電気300kWh、都市ガス30㎥を使用したと仮定すると、次のようになります。
| 使用分 | 電気 | ガス | 合計 |
|---|---|---|---|
| 2026年7月使用分 | 1,050円 | 420円 | 1,470円 |
| 2026年8月使用分 | 1,350円 | 540円 | 1,890円 |
| 2026年9月使用分 | 1,050円 | 420円 | 1,470円 |
| 3か月合計 | 4,830円 |
政府も、標準的な家庭では、電気・ガスを合わせて3か月で5,000円程度の負担軽減効果を見込むと説明しています。実際には、8月の電気使用量が7月や9月より増える家庭もあるため、値引き額も変わります。
企業向け高圧電気・対象範囲の確認
企業向けの高圧電気はいくら安くなる?
主に中小企業、工場、店舗、事務所などで利用される高圧電気については、2026年8月使用分の値引き単価が1kWh当たり2.3円です。
| 高圧電気使用量 | 値引き額 |
|---|---|
| 1,000kWh | 2,300円 |
| 5,000kWh | 11,500円 |
| 10,000kWh | 23,000円 |
| 50,000kWh | 115,000円 |
| 100,000kWh | 230,000円 |
高圧契約では、検針日が毎月1日の場合など、使用月と料金月の対応が一般家庭と異なることがあります。企業は、請求書だけでなく、契約している小売電気事業者の支援案内も確認しましょう。
電気だけ・ガスだけ契約していても対象になる?
対象事業者と契約していれば、電気だけ、都市ガスだけでも値引きを受けられます。電気とガスを同じ会社でまとめて契約している必要はありません。新電力や新しい都市ガス小売会社を利用している場合でも、それぞれの事業者が支援事業へ参加していれば対象になります。自分の契約先が対象か分からない場合は、資源エネルギー庁の特設サイトにある「支援を行っている事業者一覧」で確認できます(2026年7月21日時点の情報)。
プロパンガス・特別高圧は対象外
今回の国による電気・ガス料金支援で、直接の値引き対象になるガスは都市ガスです。家庭で使用するプロパンガス・LPガスは、今回の全国一律の値引き制度の対象外です。ただし、自治体によっては、重点支援地方交付金などを活用し、LPガス料金への独自支援を行う場合があります。
大規模工場や大型商業施設などで使用される特別高圧も、全国一律の直接値引きの対象には含まれていません。ただし、特別高圧を利用する中小企業などについては、地方公共団体が重点支援地方交付金を活用して支援する仕組みがあります。対象になるかは、所在地の自治体や契約区分によって異なります。
申請や手続きは必要?|不審な連絡に注意
一般家庭や電気・ガスを利用する企業が、値引きを受けるために申請する必要はありません。対象事業者が、使用量に応じた値引きを毎月の料金へ自動的に反映します。
「補助金の申請が必要」という電話やメールに注意
資源エネルギー庁は、電気・ガス料金支援を口実に、生年月日、住所、家族構成、銀行口座、クレジットカード情報、手数料などを求める不審な電話やメールが発生しているとして注意を呼びかけています。
「補助金を受け取るためATMへ行ってください」「還付のため口座番号を教えてください」「手続き手数料が必要です」「SMSのリンクから申請してください」「本人確認のためカード番号を入力してください」「電力会社を切り替えないと補助を受けられません」
不審な連絡を受けた場合は、リンクを開かず、契約している電力・ガス会社の公式窓口へ直接確認しましょう。
請求書で確認する方法|値引きされたのに高くなることも
値引きの表示方法は、事業者によって異なります。請求書やWeb明細では、次のような項目に反映される可能性があります。
- 燃料費調整額/燃料費等調整額
- 原料費調整額
- 政府支援値引き/電気・ガス料金支援
- 激変緩和措置/国の支援による値引き
電気料金では、燃料費調整単価から支援単価を差し引いた状態で表示されることがあります。その場合、請求書に「1,350円値引き」と独立して表示されず、燃料費調整単価の中に含まれることがあります。東北電力なども、支援単価を燃料費調整単価から差し引いて料金を計算すると案内しています。
確認する項目
- 対象となった使用期間
- 電気の使用量
- 都市ガスの使用量
- 燃料費・原料費調整単価
- 国の料金支援に関する記載
- 契約先が公表している値引き方法
値引きがあるのに請求額が高くなることはある?
あります。今回の支援は、最終的な請求額を一定額以下に保証する制度ではありません。例えば、前年より猛暑になり、エアコンの使用量が大きく増えれば、1kWh当たり4.5円の値引きがあっても、請求総額は前月や前年より高くなる可能性があります。
つまり、「支援がある=請求額が必ず前月より下がる」という意味ではありません。確認するときは、請求総額だけではなく、使用量は前年より増えたか、支援がなかった場合はいくらだったか、まで見ることが大切です。
解決ドットコム ワンポイント
「先月より高いから値引きされていない」とは限りません。請求額ではなく、使用量と適用単価を分けて確認しましょう。
エアコンは我慢した方がいい?
電気料金が心配でも、猛暑日にエアコンを極端に我慢するのは危険です。今回の支援も、暑い時期にエアコンを適切に利用できるよう、7月から9月の料金負担を軽減する目的で実施されています。
節電する場合は、エアコンを止めるのではなく、次のような方法があります。
- フィルターを定期的に掃除する
- 室外機の周囲に物を置かない
- カーテンやすだれで日差しを遮る
- 扇風機やサーキュレーターを併用する
- 部屋の出入りを減らす
- 無理のない範囲で設定温度を調整する
- 使っていない部屋の照明や家電を消す
料金だけでなく、健康と安全を優先して使用しましょう。
✅ 2026年8月使用分チェックリスト
タップしてチェックを付けながら確認状況を記録しましょう(チェック1つでXP+1/全部チェックでバッジ獲得)。チェック状態はこの端末に保存されます。
🧠 理解度クイズ|制度を正しく理解できているか診断
全4問。正解でXP+5。全問正解でバッジ「🏆 電気ガス支援マスター」を獲得!
🏆 獲得バッジ
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計算ツールを使用
全9セクション読了
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よくある質問
必ずしも8月中の請求書ではありません。2026年8月使用分は、一般的には2026年9月検針分・9月分料金へ反映されます。
一律ではありません。使用量に値引き単価を掛けて計算するため、家庭ごとに値引き額が変わります。
それぞれの契約先が支援対象事業者であれば、別会社でも対象になります。
新電力を含む自由料金の事業者も支援事業へ参加しています。ただし、契約先が対象事業者であるか、資源エネルギー庁の事業者一覧や契約先の案内で確認してください。
利用者による申請は不要です。対象事業者が料金から自動的に値引きします。
今回の支援は、原則として使用量に値引き単価を掛けて料金を軽減する仕組みです。基本料金から一律の金額が引かれる制度ではありません。
支援されます。ただし、9月使用分の単価は8月使用分より低く、低圧電気3.5円/kWh、高圧電気1.8円/kWh、都市ガス14円/㎥です。
まとめ|使用量・単価・対象期間を分けて確認する
2026年8月使用分の電気・ガス料金支援は、夏の3か月の中で最も値引き単価が高く設定されています。値引き単価は次のとおりです。
- 低圧電気:4.5円/kWh
- 高圧電気:2.3円/kWh
- 都市ガス:18円/㎥
一般家庭で電気を300kWh、都市ガスを30㎥使用した場合は、合計1,890円の値引きになります。また、2026年8月使用分は、一般的には2026年9月検針分・9月分料金へ反映されます。
重要なポイントを整理すると、次のとおりです。
- 値引き額は使用量によって変わる
- 8月使用分は8月の請求書とは限らない
- 原則として利用者の申請は不要
- 電気だけ、都市ガスだけ、新電力でも対象事業者なら値引きされる
- プロパンガスは全国一律支援の対象外
- 値引きがあっても、使用量次第で請求総額が上がることはある
- 申請や手数料を求める電話・メールは詐欺を疑う
解決ドットコムからひとこと
今回の支援で大切なのは、「何円安くなる」という数字だけではありません。まず、自分の家庭が、どの会社と契約しているのか、電気を何kWh使っているのか、ガスを何㎥使っているのか、いつ検針されているのかを整理することです。
同じ4.5円の値引きでも、使用量によって家計への影響は変わります。また、暑さが厳しい日に、電気代を心配してエアコンを我慢しすぎる必要はありません。料金支援を正しく理解しながら、無理のない省エネと安全な暑さ対策を組み合わせましょう。
問題を解く前に、まず整理する。請求額だけを見るのではなく、使用量・単価・対象期間を分けて確認することが、電気・ガス料金を正しく理解する第一歩です。


