下期が始まる前に決める「やめる業務」|増やす前に仕事を減らす整理法

🗂️ Lv.3 業務を棚卸し中
XP 30
下期が始まる前に決める「やめる業務」というタイトルスライド。紺色背景に白いカードとオレンジ色のチェックマークのイラスト、副題『増やす前に仕事を減らす、たった30分の整理法』、しごとの解決屋さん by 解決ドットコムのロゴ

下期が始まる前に決める「やめる業務」|増やす前に仕事を減らす整理法

2026年8月31日 最終更新|しごとの解決屋さん by 解決ドットコム

🗂️✂️⏱️📊➡️

🎧 音声で聞く|1ヶ月停止テストで無駄を捨てる
移動中や作業の合間にも「ながら理解」できます(再生でXP+10)

0.75倍
1.0倍
1.25倍
1.5倍

「下期はもっと営業を増やしたい」「AIも導入したい」「新しいSNSも始めたい」「顧客フォローを強化したい」「会議も増やした方がよさそう」。下期の計画を作ると、新しく何をするかばかり増えていきます。しかし、人員も時間も増えていないのに、新しい施策+今までの仕事を積み上げれば、現場は忙しくなります。そして数か月後、会議が増えた・報告資料が増えた・入力先が増えた・確認作業が増えた・でも成果はあまり変わらない、という状態になりがちです。だから下期の計画を作る前に、一度考えたいのが、「何を始めるか」ではなく「何をやめるか」です。

📌 この記事で分かること

  • 業務が増え続ける理由と、下期前が「業務の大掃除」に向いている理由
  • やめる・減らす・まとめる・任せるの4分類と、やめる候補を見つける5つの質問
  • 会議・報告・入力・承認をどう整理するか
  • 新しい仕事を始めるときの「1-in, 1-out」ルールと「1か月停止テスト」
  • 削減インパクトを計算できるツールと、業務仕分けを診断できるツール
Contents
  1. まず結論|業務改善の最初は「効率化」ではなく「削除」
  2. 業務はなぜ増え続ける?
    1. 「昔からやっている」が最も危ない理由
    2. 下期前は「業務の大掃除」に向いている
    3. 「忙しい」を時間不足だけで考えない
  3. 仕事を4種類に分ける|やめる・減らす・まとめる・任せる
    1. ①やめる
    2. ②減らす
    3. ③まとめる
    4. ④任せる
    5. さらに「自動化」はその後
  4. 不要な仕事を自動化してはいけない
  5. 業務棚卸しは「大きな仕事」だけ見ない
    1. 10人がやっていたら?
  6. まず業務一覧を作る
    1. 「時間×人数×頻度」で見る
    2. 「20分の会議」ではなく「月67時間の業務」
  7. やめる候補を見つける5つの質問
    1. 質問1|誰が使っている?
    2. 質問2|何の判断に使う?
    3. 質問3|やめたら何が起こる?
    4. 質問4|同じ情報を他でも作っていない?
    5. 質問5|頻度を半分にして困る?
  8. 🧮 業務削減インパクト計算ツール
  9. 会議は「人数×時間」で削減効果が大きい
    1. 会議をやめる判断
    2. 会議を完全にやめられないなら減らす
    3. 「報告」は非同期化できないか
  10. 次に減らしたい「報告資料」
    1. 資料作成の目的を確認
    2. 「見た目を整える時間」を確認する
  11. 入力業務は「二重・三重」を探す
    1. 承認も増えやすい
    2. 金額・リスクで承認を分ける
  12. ただし「チェック削減」は慎重に
    1. 「面倒だから不要」では判断しない
  13. やめる候補を4象限で見る
    1. ただし「効果が見えない=不要」ではない
    2. 「価値」を3種類に分ける
    3. 「念のため」を見つける
  14. 下期に始める仕事には「交換条件」を付ける
    1. 「追加」ではなく「入れ替え」
  15. 下期の「やらないことリスト」を作る
    1. 「やめる」は永久決定でなくてもよい
    2. やめるときは「影響先」を確認する
    3. 業務廃止の簡単なルール
  16. 🗂️ 業務仕分け診断チェッカー
  17. 30分でできる「やめる業務」棚卸し
  18. 業務棚卸しシート
    1. 判断には「次の一手」まで入れる
    2. 削減時間を数字にする
  19. 「空いた時間を何に使う?」まで決める
    1. 仕事を減らしても「余裕が生まれない」理由
    2. 余白も成果と考える
    3. 「忙しい人ほど優秀」をやめる
  20. 管理職ほど「自分の仕事」を棚卸しする
  21. 下期開始前に確認する7つ
  22. ✅「やめる業務」チェックリスト
  23. よくある質問
  24. 🏆 獲得バッジ
  25. まとめ
    1. 解決ドットコムからひとこと

まず結論|業務改善の最初は「効率化」ではなく「削除」

業務改善というと、AIを使う・システムを入れる・自動化する・テンプレートを作る、と考えがちです。しかし、その前に確認したいことがあります。その仕事、本当に必要ですか?例えば毎週1時間かかる資料作成。これを自動化して10分にできた。もちろん改善です。でも、そもそもその資料を誰も見ていなかったなら、10分へ改善するより0分にする方が効果は大きくなります。

🐤

カイピヨくんのひとこと
「どうやって早くやる?」の前に、「そもそもやる?」を聞くんだね。

業務はなぜ増え続ける?

私たちの仕事が、いつの間にか地層のように積み上がる理由という見出しの下、天秤のイラストで、左側にAI導入・新SNS・顧客フォロー強化・新規会議という積み木が積まれ「新しい施策の開始手続き」とラベル付けされ、右側に空の透明な箱で「既存業務の終了手続き(存在しない)」とラベル付けされる図解。下部に『人員も時間も増えていないのに、「新しい施策」と「今までの仕事」をただ積み上げれば、現場は確実にパンクする。』という説明

多くの会社では、新しい仕事を始める手続きはあります。例えば、新サービス開始・新しい会議・新しい報告書・新しいツール・新しいチェック項目です。ところが、既存業務を終了する手続きはあまりありません。その結果、昨年の仕事+今年追加した仕事+緊急対応で始めた仕事+誰かが念のため始めた仕事、が残ります。

「昔からやっている」が最も危ない理由

例えば、「毎週月曜日にこのExcelを更新しています」なぜ?「前任者からそう引き継ぎました」誰が見る?「たぶん部長です」部長に聞くと、「最近は見ていません」ということがあります。この場合、Excel入力をもっと効率化するより、更新自体を終了できないか確認する方が先です。

下期前は「業務の大掃除」に向いている

4月始まりの会社なら、10月から下期です。上期を振り返ったあと、下期に何を追加する?だけではなく、上期で役割を終えた仕事は何?を確認します。例えば、一時的に作った報告・終了したプロジェクト用会議・使われていない管理表・二重入力・過剰なチェック・形だけ残った承認です。

「忙しい」を時間不足だけで考えない

現場から、忙しいです。という声が出たとき、すぐに、人を増やす?システムを入れる?と考える必要はありません。先に、何をしている?→なぜしている?→誰が使っている?→やめたら何が困る?を確認します。

仕事を4種類に分ける|やめる・減らす・まとめる・任せる

業務を正しく仕分ける「4つのアクション」と絶対的な順番という見出しの下、上から下へ絞り込まれる漏斗のイラストに、1.やめる(Stop、完全終了。誰も見ていない報告書、目的不明の集計)、2.減らす(Reduce、頻度や量の削減。毎日→週1回、60分→30分)、3.まとめる(Combine、似た仕事の一本化。3つの管理表への二重・三重入力を統合)、4.任せる(Delegate、標準化して他担当へ。管理職のデータ転記や日程調整)という4段階が配置され、下部に『この4つのフィルターを通った後に、初めて「自動化」を考える。』という説明

業務棚卸しでは、すべてを残す/やめるの2択にする必要はありません。おすすめは、やめる・減らす・まとめる・任せるの4分類です。

①やめる

完全に終了する仕事です。例えば、誰も見ていない報告書・終了したプロジェクト会議・他システムで確認できる転記・目的不明の集計・使われていないチェック表など。

②減らす

必要ではあるものの、頻度や量が多すぎる仕事です。例えば、毎日報告→週1回、10項目入力→5項目、60分会議→30分などです。

③まとめる

似た仕事を一本化します。例えば、営業管理表・経理管理表・案件管理表に同じ顧客名・案件名・金額を3回入力している。この場合、入力を速くするより、入力元を一つにできないかを考えます。

④任せる

仕事自体は必要。でも、その人がやる必要はないケースです。例えば管理職が、データ転記・日程調整・定型メール・ファイル整理に時間を使っている。この場合、削除できない→標準化→他担当へ移す、という方法があります。

さらに「自動化」はその後

順番は、やめられる?→減らせる?→まとめられる?→任せられる?→それでも残る→自動化する?です。

不要な仕事を自動化してはいけない

「効率化」の罠:不要な仕事を自動化してはいけないという見出しの下、Beforeとして誰も見ていない週報の作成(20分)という悲しい顔の書類アイコンから、赤いバツ印付きのBad Fix(自動化して1分にする、19分削減)と、緑のチェック印付きのGood Fix(業務自体をやめる、20分削減)へ分岐する図解。カイピヨくんの『どうやって早くやる?の前に、そもそもやる?を聞くんだね。』という吹き出し

例えば、毎朝8時に5つの数字をExcelへ転記。時間:20分。そこで自動化して1分になった。でも確認すると、その5つの数字は誰も使っていない。なら、19分削減ではなく、20分削減できた可能性があります。

業務棚卸しは「大きな仕事」だけ見ない

「たった5分の作業」が奪う、年間200時間という巨大なコストという見出しの下、5分の作業という1つの黄色いキューブから、×10人が毎日実行という10個のキューブの列を経て、×年間240営業日=年間200時間という大きなキューブの塊へ拡大する図解。下部に『「時間不足」の正体は、こうした小さな塵の積み重ね。「5分だから無視していい」わけではない。』という説明

意外と効くのは、小さな作業です。例えば、5分の作業。大したことがないように見えます。しかし、毎日5分、年間240営業日なら、1,200分、つまり約20時間です。

10人がやっていたら?

20時間×10人なら、年間200時間です。だから、5分だから無視、ではありません。

まず業務一覧を作る

難しく考えなくて構いません。業務・頻度・1回時間・担当を一覧にします。例えば、朝会(毎日・20分・10人)、週報(週1・30分・8人)、売上転記(毎日・15分・1人)、月次報告(月1・2時間・3人)、のような表です。

「時間×人数×頻度」で見る

例えば朝会。20分。10人。月20営業日なら、20分×10人×20日=4,000分。つまり、月約67時間です。

「20分の会議」ではなく「月67時間の業務」

こう見ると判断が変わります。例えば、毎日必要?10人全員必要?10分でよい?と考えられます。

やめる候補を見つける5つの質問

The Organizer's Deskというラベルとその仕事は本当に必要か?「やめる候補」を炙り出す5つの質問という見出しの下、①具体的に誰が使っている?(たぶん経営層→確認必須)、②何の判断に使う?(読まれるが決定事項なし→重複の可能性)、③やめたら何が起こる?(なんとなく不安→削除フラグ)、④他で同じ情報を作っていない?(例:CRM→Excel→PPTへの転記)、⑤頻度を半分にして困る?(削除できない場合は頻度を減らす)という5段階の縦フローチャート。下部に『「念のため(CC、紙印刷、毎週会議)」が業務を永遠に増やす最大の原因。』という警告

業務ごとに、次を聞きます。

質問1|誰が使っている?

その成果物を、誰が見ている?を確認します。「全社で使います」ではなく、具体的に誰?まで聞きます。例えば、「この報告書は誰が見ますか?」回答が「たぶん経営層」なら、実際に確認します。

質問2|何の判断に使う?

資料が読まれていても、何の判断にも使われていないことがあります。例えば、売上表を毎週作る。でも会議では、別のダッシュボードを見る。なら、その売上表は重複している可能性があります。

質問3|やめたら何が起こる?

非常に重要です。これを来月からやめたら何が困る?と聞きます。答えが「なんとなく不安」だけなら、削減候補です。ただし、安全・法令対応・契約・品質管理・会計・税務・セキュリティなど、簡単にやめてはいけないものがあります。しかし、目的が説明できない仕事まで「念のため」で残すと、業務は永遠に減りません。

質問4|同じ情報を他でも作っていない?

例えば、CRM→スプレッドシート→PowerPointへ同じ数字を転記している。この場合、PowerPointを自動作成する前に、CRM画面をそのまま会議で見られない?と考えます。

質問5|頻度を半分にして困る?

例えば、毎週実施。では、隔週なら?月1回なら?と考えます。完全削除できなくても、頻度削減だけで大きな効果があります。

🧮 業務削減インパクト計算ツール

1回あたりの時間・週あたりの頻度・関わる人数を入れると、月間・年間でどれくらいの時間がかかっているかを計算します。

🧮

その業務、年間何時間かかっている?
数字を3つ入れるだけです(利用でXP+10、バッジ獲得)。

🧮 業務削減インパクト計算ツール
計算する

会議は「人数×時間」で削減効果が大きい

削減効果が最も高いターゲット①:無自覚に膨らむ「会議」という見出しの下、時計アイコン×複数人のシルエットのアイコン=8時間のコスト(1営業日分)という計算式、Red Flagsとして報告だけで終わる/毎回同じ話をしている/参加者の半数が発言しない/決定事項がない、という4つのチェック項目、右下に完全にやめられない場合の次の一手として、10人参加→必要な4人のみ/毎週60分→隔週30分/数字の読み上げ→チャットの非同期化(判断が必要な問題だけ話す)という説明ボックス

会議は一人の時間だけではありません。例えば、1時間会議×8人なら、8時間です。週1回なら、月4回:32時間。年間:約384時間。

会議をやめる判断

例えば次のような会議は確認候補です。報告だけで終わる・毎回同じ話・参加者の半分が発言しない・決定事項がない・他会議と内容が重複・資料を読み上げるだけ。

会議を完全にやめられないなら減らす

例えば、毎週60分から隔週30分。あるいは、10人参加から必要な4人のみ。これだけでも時間は大きく減ります。

「報告」は非同期化できないか

例えば、売上・問い合わせ数・案件進捗を読み上げるだけなら、ダッシュボード・チャット投稿・共有シートで済む場合があります。会議では、数字の読み上げではなく、判断が必要な問題だけ話すようにします。

次に減らしたい「報告資料」

報告資料で起きやすいのが、データ取得→Excelへ転記→グラフ作成→PowerPoint→会議で読み上げ、です。

資料作成の目的を確認

例えば、Excelを作ることが仕事になっていないか。本来必要なのは、数字を見て判断することかもしれません。

「見た目を整える時間」を確認する

例えば、色を変える・フォント調整・グラフ位置調整・数字を別資料へコピーに毎月数時間かかっている。社外向け資料なら必要な場合があります。しかし内部会議なら、そこまでの完成度が必要?を確認します。

入力業務は「二重・三重」を探す

Organizer's Deskというラベルと削減効果が最も高いターゲット②:「過剰な報告・承認」のカットという見出しの下、上部にカラーパレットとハサミのイラストで『内部会議での「見た目を整える時間(色、フォント、位置調整)」の排除。Excelを作ることが目的になっていないか?』という説明、下部に担当→リーダー→部長→役員という承認フローの図に、少額:担当+リーダーで完結、高額:部長まで、特別案件のみ:役員まで、という金額別の矢印が重ねられ、『全案件を最高レベルの承認フローに乗せない。』という説明

業務改善で見つけやすいポイントです。例えば顧客情報を、問い合わせフォーム→スプレッドシート→CRM→請求管理へ手入力している。同じ情報を何度も入力しています。この場合、入力速度を上げるのではなく、最初の入力を後工程へつなげられないかを考えます。

承認も増えやすい

例えば、担当者→リーダー→部長→役員と4段階承認。本当に全部必要でしょうか。

金額・リスクで承認を分ける

例えば、少額は担当+リーダー、高額は部長、特別案件は役員のように、全案件を最高レベルの承認にしない方法があります。

ただし「チェック削減」は慎重に

削減してはいけないものもあります。例えば、法令上必要な手続き・税務・会計上必要な記録・安全確認・個人情報・セキュリティ・契約上の義務・品質維持に不可欠な確認などです。

「面倒だから不要」では判断しない

業務棚卸しでは、面倒・時間がかかるだけで削除しません。確認するのは、目的に対して必要かです。

やめる候補を4象限で見る

その業務の「真の価値」を判定する3つの基準という見出しの下、左に効果(大/小)×負担(小/大)の2x2マトリクスで、効果小×負担大の象限だけが金色で「優先削除候補」と強調され、右に顧客価値(満足度・品質)・経営価値(売上・利益・意思決定)・リスク管理価値(法令・安全・セキュリティ)という3本の柱のイラスト。下部に『この3つのどれにも当てはまらないものが、本当の「やめる候補」。※「面倒だから」だけで法令・安全確認を削ってはいけない。』という説明

業務を、効果・負担で分ける方法があります。効果大×負担小は継続、効果大×負担大は改善・自動化、効果小×負担小は簡略化、そして効果小×負担大を優先的に見ます。

ただし「効果が見えない=不要」ではない

例えば、セキュリティ点検は問題が起きなければ、効果0に見えるかもしれません。でも、事故を防ぐ役割があります。だから、直接売上になったかだけでは評価しません。

「価値」を3種類に分ける

業務の価値を、顧客価値(顧客の満足・品質に必要)・経営価値(売上・利益・管理・意思決定に必要)・リスク管理価値(法令・安全・品質・セキュリティ等に必要)の3種類で見ます。どれにも当てはまらないなら、やめる候補です。

「念のため」を見つける

不要業務に多い言葉です。念のためCC。念のためExcelにも保存。念のため紙でも印刷。念のため部長も承認。念のため毎週会議。一つずつは小さくても、全社で積み上がると大きな負担になります。

下期に始める仕事には「交換条件」を付ける

Organizer's Deskというラベルと下期に向けた鉄則「1-in, 1-out(ワンイン・ワンアウト)」という見出しの下、既存業務が並ぶ棚に新しく「AI活用会議」という本が押し込まれる中央のイラストから、右側で「AI活用会議」が棚に収まる代わりに「既存のDX定例」という本が引き出されて外へ出るイラストへの変化。下部に『新しい仕事を1つ増やすなら、既存業務を1つ減らす。「追加」ではなく「入れ替え」のルールを徹底する。』という説明

非常にシンプルなルールです。新しい仕事を1つ増やすなら、既存業務を1つ減らす。例えば、AI活用会議を開始するなら、既存のDX定例を統合します。

「追加」ではなく「入れ替え」

新規業務+既存業務ではなく、既存業務Aを終了→新規業務Bへ置換、にします。

下期の「やらないことリスト」を作る

Organizer's Deskというラベルとやめるのが怖い場合の特効薬「1ヶ月停止テスト」という見出しの下、Week1(停止する。例:毎週の資料作成をストップ)→Week2-3(様子を見る。誰か困ったか?影響先を確認)→Week4(空欄)という3段階から、右側で影響なし→正式に廃止、または不可欠な判断に必要だった→元に戻す、という2つの分岐結果へつながる図解。下部に『「やめる」は永久決定である必要はない。いきなり廃止せず、安全にテストする。』という説明

事業計画では、やることリストを作ります。同時に、やらないことリストも作ります。例えば、①資料読み上げだけの定例会議②同じ数字の二重入力③利用されていない週報④担当者全員をCCに入れるメール⑤目的のない新規ツール導入、です。

「やめる」は永久決定でなくてもよい

業務をやめるのが怖い場合、1か月停止テストでも構いません。例えば、毎週の資料を10月だけ作らない。そこで、誰か困った?を確認します。誰も困らなければ終了候補。反対に、重要な判断に必要だったと分かれば戻せます。いきなり永久廃止だけでなく、停止→確認→廃止という方法があります。

やめるときは「影響先」を確認する

例えば、このExcel、不要だから削除。すると別部署から、「そのExcelを毎月使っています」となる場合があります。だから、誰が使っている?何に使っている?を先に確認します。

業務廃止の簡単なルール

削除前に、①業務の目的②利用者③やめた場合の影響④法令・契約上の必要性⑤代替手段、を確認します。

🗂️ 業務仕分け診断チェッカー

整理したい業務を1つ思い浮かべながら、5つの質問に「はい/いいえ」で答えてください。やめる・減らす・まとめる・継続のどれに近いかを診断します。

🗂️ 業務仕分け診断チェッカー

①誰が使うか具体的に分かる

はい
いいえ

②何の判断に使うか説明できる

はい
いいえ

③やめたら明確に困ることがある(法令・安全・顧客対応等)

はい
いいえ

④他のツール・資料と重複していない

はい
いいえ

⑤頻度をこれ以上減らせない(すでに最小限)

はい
いいえ
診断する

30分でできる「やめる業務」棚卸し

  1. 0〜5分|日常業務を10〜20個書き出す
  2. 5〜10分|1回何分?週何回?何人?を書く
  3. 10〜15分|何のため?誰が使う?を書く
  4. 15〜20分|誰も使わない・重複・頻度過多・手作業転記・目的不明を探し削減候補を選ぶ
  5. 20〜25分|やめる・減らす・まとめる・任せるに振り分ける
  6. 25〜30分|10月からやめる業務を1つ決める
Organizer's Deskというラベルと30分で完了。今日からできる「業務棚卸し」実践タイムテーブルという見出しの下、円グラフ状のタイマーに、0-5分:日常業務を10〜20個書き出す、5-10分:時間・頻度・人数を書く、10-15分:目的と利用者を書く、15-20分:削減候補を選ぶ(重複・目的不明)、20-25分:「やめる・減らす・まとめる・任せる」に分類、25-30分:次期からやめるものを1つだけ決める、という6つのタイムブロックが配置される図解。下部に『全部一気にやらない。まずは1〜3業務から始めるのが成功のコツ。』という説明

業務棚卸しシート

業務目的頻度時間人数判断
朝会情報共有毎日20分10減らす
週報進捗確認週130分8統合
転記管理表更新毎日15分1自動化候補
会議資料月次会議月13時間1簡略化

判断には「次の一手」まで入れる

例えば、朝会:減らすだけでは動きません。10月から20分→10分、担当:○○、10月末に再評価、まで決めます。

削減時間を数字にする

例えば、週報:30分×8人×52週=12,480分。約208時間/年です。これを半分にできれば、約104時間生まれます。

「空いた時間を何に使う?」まで決める

削った時間(余白)は、何に使うべきか?という見出しの下、コップに入った水のイラストで上部が「価値ある余白」とラベル付けされ、左にBad(1時間削減して、すぐ別の作業を入れる=業務改善したのに一生忙しいまま)、右にGood(余白を「成果」に変える。顧客対応・新規営業、商品改善・分析、トラブル対応の余裕・残業削減)という対比。下部に『「忙しい人=優秀」の誤解を捨てる。不要業務を削り、短い時間で成果を出す設計こそが優秀。』という説明

業務削減の目的は、暇にすることだけではありません。例えば、顧客対応・新規営業・商品改善・教育・分析・休暇取得・残業削減など、本当に必要な仕事へ移します。

仕事を減らしても「余裕が生まれない」理由

業務を1時間削減すると、すぐ別の仕事を入れる会社があります。すると、業務改善したのに忙しいままになります。

余白も成果と考える

例えば、毎日30分空いた。これは、30分何か新しい仕事を追加できるだけではありません。トラブル対応の余裕・質問対応・改善活動・残業削減にも使えます。

「忙しい人ほど優秀」をやめる

仕事が多いことと、成果が大きいことは同じではありません。例えば、Aさんは毎日10時間働く。Bさんは不要業務を削り8時間で同じ成果。なら、Bさんの方が業務設計は効率的という見方もできます。

管理職ほど「自分の仕事」を棚卸しする

現場業務だけ削減して、管理職の会議・報告要求を残すと改善しません。例えば、「この数字も見たい」という要求が、現場では毎週2時間の資料作成になることがあります。管理側も、本当に必要な情報だけ要求しているかを確認します。

下期開始前に確認する7つ

下期開始前に確認する「やらないことリスト」7か条という見出しの下、クリップボードのイラストに、①会議:本当に必要か?(資料の読み上げだけになっていないか)、②報告書:誰が、何の判断に使っているか?、③入力:二重入力・手作業転記はないか?、④承認:段階が多すぎないか?(金額・リスクで分ける)、⑤チェック:リスクに対して過剰ではないか?、⑥ツール:導入したまま使われていないものはないか?、⑦定例業務:開始した当時の「理由」が今も残っているか?という7項目のチェックリスト
項目確認すること
①会議本当に必要?
②報告書誰が使う?
③入力二重入力はない?
④承認段階が多すぎない?
⑤チェックリスクに対して過剰ではない?
⑥ツール使われていないものは?
⑦定例業務開始理由が今も残っている?

✅「やめる業務」チェックリスト

気になる項目をタップするとチェックが付きます(タップでXP+1、全項目完了でバッジ獲得)。

0 / 20 完了

【目的】

業務の目的を説明できる
利用者が分かる
何の判断に使うか分かる
今も必要な理由がある

【重複】

同じデータを複数回入力していない
似た会議がない
同じ報告を複数部署へ作っていない
別ツールでも同じ管理をしていない

【頻度】

毎日本当に必要か確認した
毎週本当に必要か確認した
会議時間を短縮できないか確認した
参加人数を減らせないか確認した

【判断】どれかを決めた

やめる
減らす
まとめる
任せる
自動化する

【安全】

法令・契約上必要な業務ではないか確認した
品質・安全・セキュリティへの影響を確認した
他部署への影響を確認した

よくある質問

Q1.何からやめればいいですか?+

まず、負担が大きいのに、誰が何に使っているか分からない業務から確認します。特に、定例会議・報告資料・二重入力・定型的な転記は棚卸ししやすい項目です。

Q2.業務をやめると抜け漏れが怖いです。+

いきなり永久廃止せず、1か月停止→問題確認→正式廃止という方法もあります。ただし、法令・契約・安全・会計等で必要な業務は自己判断で停止しないようにしてください。

Q3.自動化できる業務なら、自動化した方がいい?+

その前に、その業務自体が必要かを確認します。不要な仕事を高速化するより、削除した方が時間はゼロになります。

Q4.会議を減らす基準は?+

例えば、判断事項がない・報告だけ・参加者の多くが発言しない・他会議と重複する場合は、削減・統合・非同期化を検討できます。

Q5.全部一気に整理した方がいいですか?+

おすすめしません。まず、1〜3業務から始めます。一度に大きく変更すると、本当に必要だった業務まで止める可能性があります。

Q6.現場から「全部必要です」と言われます。+

「必要ですか?」だけではなく、誰が使う?何の判断に使う?やめたら具体的に何が起こる?と聞きます。目的を具体化すると整理しやすくなります。

Q7.売上につながらない業務は全部やめる?+

違います。法令・安全・品質・セキュリティ・顧客対応など、直接売上にならなくても重要な業務があります。「売上になるか」だけでなく、顧客価値・経営価値・リスク管理価値で判断します。

Q8.仕事を減らすと人が余りませんか?+

削減して生まれた時間は、顧客対応・営業・改善・教育・残業削減などへ移せます。業務削減は、人を減らすことと同義ではありません。

Q9.新しい仕事を増やしたい場合は?+

おすすめは、1つ始めるなら1つやめるルールです。業務総量を増やさず、新しい施策へ時間を移します。

Q10.下期前の棚卸しで最低限決めることは?+

最低限、10月からやめる仕事を1つ・減らす仕事を1つ・まとめる仕事を1つ決めるだけでも構いません。

🏆 獲得バッジ

🎧ながら理解
音声を再生
🧮削減インパクト計算士
計算ツールを利用
🗂️業務仕分け診断士
診断ツールを利用
✅やめる業務チェック完了
チェックリスト全完了

まとめ

問題を解く前に、まず整理する。という見出しの下、紺色の机のイラストに『業務改善とは、今ある仕事をすべて早くすることではありません。本当に必要な仕事だけを残し、そこへ人と時間を集中させることです。』という引用文、しごとの解決屋さんが提供する伴走型サポートというラベルとhttps://kaik-2.comという案内、しごとの解決屋さん by 解決ドットコムのロゴ、下部に小さく『※法令、契約、安全管理、品質管理などで必要とされる業務を、効率化のみを理由に自己判断で廃止しないよう…』という注記

下期計画を作ると、営業強化・AI活用・新規サービス・SNS・顧客フォローなど、やることが増えていきます。でも、人と時間が増えていないなら、新しい仕事を追加する前に、古い仕事を減らす必要があります。順番は、やめる→減らす→まとめる→任せる→標準化→それでも残る→自動化、です。特に、誰が使うか分からない・何の判断に使うか分からない・同じ情報を別でも作っている・頻度を減らしても困らない業務は、見直し候補です。

解決ドットコムからひとこと

業務改善というと、AIを入れよう。GASで自動化しよう。新しいシステムを入れよう。と、何を足すかから始まりやすくなります。でも例えば、週報作成30分→AIで5分になったとしても、本当はその週報を誰も読んでいなかったなら、最適解は5分ではなく、0分かもしれません。だから、どう自動化する?ではなく、そもそも必要?→やめられない?→減らせない?→まとめられない?→それでも必要なら自動化、と考えます。そして下期の計画には、「新しくやること」だけでなく、「もうやらないこと」も書いておく。それだけで現場の業務量は大きく変わります。問題を解く前に、まず整理する。

業務改善とは、今ある仕事をすべて早くすることではありません。本当に必要な仕事だけを残し、そこへ人と時間を集中させることです。

※本記事は中小企業・小規模組織での一般的な業務整理・業務改善の考え方をまとめたものです。法令、契約、安全管理、品質管理、会計・税務、情報セキュリティなどで必要とされる業務を、効率化のみを理由に廃止しないよう注意してください。実際の業務変更では、担当部署・管理者・専門家等への確認が必要な場合があります。

関連記事
  • 粗利とは?売上・利益との違いを中小企業向けにわかりやすく解説(しごとの解決屋さんシリーズ)
  • 9月末の請求漏れを防ぐ方法(案件ステータス診断ツール+経営者ダッシュボード計算機)
  • 外注と内製の判断基準(しごとの解決屋さんシリーズ)

経営の「わからない」を、わかるに変える。

下期の業務整理も、しごとの解決屋さんが伴走します。

しごとの解決屋さん → shigoto.kaik-2.com

\ 最新情報をチェック /