ITサポート:DAY67|社内IT担当

🐥 カイピヨくんと学ぶ ITサポート独学
DAY67|社内IT担当
― 求められる役割 ―
通勤中、家事をしながら、IT担当の役割を音声で学習
※音声と記事の内容は同じです。お好みの方法で学習してください
📖 はじめに|DAY67は「IT担当の正体が分かる日」
会社には必ず、こんな人がいます。
- PCが動かないと呼ばれる
- ネットが遅いと相談される
- システムのことを聞かれる
それが
です。

「IT担当は修理屋じゃないピヨ。
"会社を止めない人"ピヨ!」
🐥💙
第1章〜第2章|結論と主な仕事
結論:社内IT担当は「業務を止めない人」
社内IT担当の主な仕事(4つ)
📊 情シスの実態(ソフトクリエイト「情シス実態アンケート2025」)
体制:情シス体制は「5人以上」が35.5%と増加傾向(6年間で約6%増)、「2〜4人」が43.8%(同約7%減)、「1人以下」は20%前後で推移。DX推進やセキュリティ対策のニーズ拡大により、情シスの増員が進んでいます。
最も時間を使う業務:①問い合わせや障害対応(26.7%)、②システム運用・保守・報告(26.2%)、③新システム導入/システム改定プロジェクト(21.8%)。問い合わせ対応が最も多く、IT担当の日常は「突発対応」が中心です。
人材不足:73.5%の企業が「情シス人材不足を感じている」と回答。対策として社内育成(32.1%)、採用活動(27.1%)、外部サービス利用(23.6%)。採用がうまくいかない企業も25.5%と多く、IT人材確保の難しさが浮き彫りです。
第3章〜第4章|"何でも屋"と求められるスキル
社内IT担当は"何でも屋"
実際の現場では
対応力と判断力
求められるスキル
技術だけではありません。
技術スキル
非技術スキル ← むしろこちらが重要
🎮 体験しよう:IT担当の一日に起きること
第5章〜第7章|一日のイメージ・大変な理由・IT担当の価値
IT担当の一日のイメージ
IT担当が大変な理由
しかし ― IT担当の価値
📊 IT人材の不足と重要性
IT人材不足:経済産業省「IT人材需給に関する調査」では、2030年までに最大約79万人のIT人材が不足すると推計されています。IPA「DX動向2024」では、DX推進人材が「大幅に不足している」と回答した企業は62.1%と調査開始以降初めて過半数を超え、人材不足は深刻化しています。
人員不足の実態:キーマンズネット「情シス調査2024」では、67.1%の企業が情シスの人員が「足りていない」と回答。しかし、2025年度の人材配置計画で「増員する」と回答した企業はわずか7.3%にとどまり、「増減なし」が43.5%と最多です。人員不足を認識しながらも増員に至らない企業が多いのが実態です。
ひとり情シス:ひとり情シス協会「傾向と対策2024年度版」では、中小企業のIT経験3年未満のジュニアひとり情シスは36%。中小企業の76%が兼務型ひとり情シスで、92%がスキル不足・人手不足を感じています。コロナ以降に一人目のひとり情シスが任命される企業が増加しています。
第8章〜第9章|成長ポイントとDX
IT担当の成長ポイント
IT担当とDX
📊 DXと情シスの新たな役割
DXが進まない最大の理由:総務省「令和4年版 情報通信白書」では、企業でDXが進まない理由のトップは「人材不足」(67.6%)。経済産業省「DXレポート」では、DXの遅れにより2025年以降最大で年間12兆円の経済損失が発生する可能性(「2025年の崖」)を指摘しています。
情シスの新たな取り組み:ソフトクリエイト「情シス実態アンケート2025」では、「情シスとして新たに取り組んでいること」の上位は、①DX推進(48.7%)、②Windows 11への移行(40.2%)、③生成AI活用(27.0%)。従来の運用管理に加え、企業の競争力を高める役割が拡大しています。
今後強化すべきこと:IIJ「全国情シス実態調査2024」では、今後強化すべきことの1位は「セキュリティ強化」、次いで「社員のITリテラシー向上」と「情シス内の人材育成」。過去5年以内にセキュリティインシデントが発生した(または危ない場面があった)企業は約4割にのぼります。
DAY67で覚えればOKなこと
- ✅ IT担当=業務を止めない人(パソコン係ではない)
- ✅ 幅広い業務(IT環境管理・アカウント管理・トラブル対応・セキュリティ管理)
- ✅ 技術+コミュ力(むしろ非技術スキルが重要)
- ✅ トラブル対応(突発対応が日常、予定通りにいかない仕事)
- ✅ DX推進役(システム導入・業務改善・自動化で会社を進化させる)
📝 確認クイズ(DAY67)
社内IT担当の理解度を確認しよう

「IT担当は裏方じゃないピヨ。
"会社の土台"ピヨ!」
🐥💙
📊 今日のゴール
- ✅ IT担当の役割(業務を止めない人)を理解する
- ✅ 主な仕事4つ(IT環境管理・アカウント管理・トラブル対応・セキュリティ管理)を学ぶ
- ✅ 求められるスキル(技術+非技術スキル)を理解する
- ✅ IT担当の大変さと価値を学ぶ
- ✅ 成長ポイントとDX推進の役割を理解する
📝 DAY67まとめ
IT担当の役割:社内IT担当の役割は「業務を止めないこと」。IT=業務の基盤であり、システム停止=業務停止。IT担当=業務維持の要。"パソコン係"ではない
主な仕事:大きく4つ。①IT環境の管理(PC・ネットワーク・ソフト)、②アカウント管理(メール・クラウド・権限設定)、③トラブル対応(PC不具合・ネット障害・システムエラー)、④セキュリティ管理(ウイルス対策・情報管理・アクセス制御)。幅広い仕事
情シスの実態:ソフトクリエイト「情シス実態アンケート2025」で73.5%が人材不足を感じている。最も時間を使う業務は問い合わせ・障害対応(26.7%)。「ひとり情シス」は約20%、中小企業の76%が兼務型
"何でも屋":実際の現場ではプリンタ設定・Wi-Fi対応・Excel質問など何でも来る。重要なのは対応力と判断力
求められるスキル:技術スキル(PC・ネットワーク・クラウド)と非技術スキル(コミュニケーション・問題解決・説明力)。むしろ後者が重要
大変な理由:①見えない仕事(問題がないと評価されない)、②緊急対応(突然のトラブル)、③幅広い知識(全分野対応)。負担大
IT担当の価値:会社にとって非常に重要な存在。業務維持・セキュリティ・IT改善。会社の基盤
成長ポイント:①全体理解(業務フロー把握)、②問題解決力(原因特定・再発防止)、③予防思考(トラブル未然防止)。"守り+改善"
DX推進:IT担当=DXの実行者。システム導入・業務改善・自動化で会社を進化させる。情シスの新たな取り組みはDX推進(48.7%)、Windows 11移行(40.2%)、生成AI活用(27.0%)。2030年までに最大約79万人のIT人材が不足する見込み
💬 次回予告(DAY68)
👉 DAY68:「問い合わせ対応 ― ヒアリング力」
問い合わせ対応、ヒアリング、問題の切り分け、コミュニケーション等、ITサポートの実務スキルを学びます。


